AMP-69

From Wikipedia, the free encyclopedia

AMP-69は、ハンガリーのFegyver -és Gépgyár(FEG)で開発されたアサルトライフル[2]。先行して開発されたAMD-65ライフルグレネードを発射できるよう改良した銃であり、ハンガリー人民軍で採用された[1]。正式な名称は「Autómata Módosított Puskagránátos 1969(1969年式近代化アサルトライフル・ライフルグレネード)」である[1][2]

製造国  ハンガリー
設計・製造 FEG[1]
口径 7.62 mm[1]
概要 概要, 種類 ...
AMP-69
概要
種類 アサルトライフル
製造国  ハンガリー
設計・製造 FEG[1]
性能
口径 7.62 mm[1]
銃身長 403 mm[1]
ライフリング 4条右回り[1]
使用弾薬 7.62x39mm弾[1]
装弾数 30発[1]
作動方式 ガス圧作動方式[1]
全長 637 / 921 mm[1]
重量 3,950 g[1]
発射速度 600発/分[2]
テンプレートを表示
閉じる

開発

1960年代に、ハンガリーは旧ソ連製のAKMアサルトライフルをベースにしたAKM-63と、空挺部隊や特殊部隊向けに短銃身と折畳み銃身を備えた派生モデルであるAMD-65を開発し、自国軍で制式採用していた[2][3]。このAMD-65は銃身下部にGP-25グレネードランチャーを装着することができたが、ハンガリー人民軍はGP-25の性能に満足しなかったため配備は少数に留まり、かわってAMD-65をベースに既存のライフルグレネードを発射できるようにしたモデルが開発されることになった[2][4]

設計

原型のAMD-65

基本的な動作機構はAKMやAMD-65と同一である[3]。直接の原型であるAMD-65と比較すると、銃口部のマズルブレーキに代わって、ライフルグレネード用に銃身と一体化したスピゴット式ランチャーと、ガスシリンダーへのガス流入をカットするスイッチが用意されている点、ストックおよびハンドガード内に反動軽減用のスプリング式ショックアブゾーバーが組み込まれている点が主な変更点であった[2][3][4][5]。また、細かな変更点として、試作中にライフルグレネードを発射した衝撃でしばしばダストカバーが吹き飛んだため、後端にあるダストカバーの固定部品にロックが追加されている[2]

ライフルグレネード用の照準器はレシーバー左側のレールに取り付けるようになっており、使用しない場合は取り外すことができた[2][5]

ライフルグレネードには、対戦車榴弾(PGK)、破片榴弾(PGR)、射撃訓練弾(PGK-GYおよびPGR-GY)、非活性弾(OPG)、催涙ガス弾などの種類があった[2][4]。射撃する際は、弾頭のない専用の空包を撃ち、燃焼ガスの圧力によりライフルグレネードを撃ち出す仕組みだが、ライフルグレネード自体も追加の推進薬を持っている[2]。なお、空包と実包の誤装填を防ぐため、ライフルグレネード発射時はスペーサーを溶接して実包を装填できないようにした専用の6発入り弾倉を使用することになっていた[2][注釈 1]。通常、ライフルグレネードは5発で1つの弾薬ケースに収められ、同数の空包も同梱されていた[2]

運用国

  •  ハンガリー - ハンガリー人民軍や内務省、民兵で制式採用された[2]。ハンガリー人民軍での採用年は、1969年とする資料[1]と1974年とする資料[2]がある。内務省と民兵では1975年に採用された[2]

脚注

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI