BMW・B48エンジン
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N20エンジンの後継機であり、1気筒あたりの排気量を500 ccとしたBMWの新世代モジュラーエンジンファミリーの核となるエンジンである[1]。
本機のディーゼル版であるB47、並びに直列3気筒版のB37/B38、直列6気筒のB57/B58(いずれも下一桁7はディーゼルエンジン)とボア、ストローク、ボアピッチが共通で、シリンダーブロックや補気類も共用化されている[2][1]。
ECUなどのチューニングの違いにより4機種が存在し、2014年に登場したF54 - 57/F60型ミニを皮切りに、各モデルに順次搭載されている。
N20エンジンよりロングストロークとなったが、BMWのエンジンの中核技術(ツインスクロール・ターボ、燃料筒内直接噴射、可変バルブタイミング&リフトであるバルブトロニック、ダブルVANOS)をN20エンジンと同様に全て搭載している[1]。縦置きと横置きの両方が可能で横置きがB48A型、縦置き縦置きがB48Bと呼称される[1]。
排気ポートからタービンへの経路にあたるエキゾーストマニホールドは、排気干渉を避けるために1/4番気筒と2/3番気筒用の経路で分割されている[1]。縦置きの場合、タービンはエンジンの向かって右側面の前方に配置され、やや前下がりにマウントされる[1]。横置きの場合は、タービンはエンジンの後方にマウントされる[1]。インタークーラーは、空冷および水冷の双方が採用されている。横置きエンジンの場合は空冷であることが多く、縦置きの場合は水冷の場合が多い。水冷インタークーラーを採用している場合は、冷却水のタンクが低温用と高温用の2種類を備える。
エンジン仕様
| エンジン型式 | 排気量 | ボアストローク | 最高出力 | 最大トルク |
|---|---|---|---|---|
| B48B20A | 2.0 L (1,998 cm³) | 82.0 × 94.6 | 135 kW (184 PS) / 5,000 – 6,500 rpm | 290 Nm / 1,350 – 4,250 rpm |
| B48A20A | 141 kW (192 PS) / 5,000 rpm (F45/F46/F48/F54) 141 kW (192 PS) / 4,700 – 6,000 rpm (F55/F56) | 280 Nm / 1,250 – 4,600 rpm (F45/F46/F48/F54) 280 Nm / 1,250 – 4,750 rpm (F55/F56) | ||
| B48A20B | 170 kW (231 PS) / 5,000 rpm (F45/F46/F48) 170 kW (231 PS) / 5,200 - 6,000 rpm (F55/F56) | 320 Nm / 1,250 – 4,800 rpm (F55/F56) 350 Nm / 1,250 – 4,500 rpm (F45/F46/F48) | ||
| B48B20B | 185 kW (252 PS) / 5,200 – 6,500 rpm (F30/F31) 190 kW (258 PS) / 5,000 – 6,500 rpm (G11/G12) | 350 Nm / 1,450 – 4,800 rpm (F30/F31) 400 Nm / 1,550 – 4,400 rpm (G11/G12) | ||
| B48A20E | 225 kW (302 hp) / 5,000 – 6,250 rpm (F39) | 450 N⋅m (332 lb⋅ft) / 1,750 – 4,500 rpm (F39) |
トラブル
オイルフィルターハウジングが、水冷オイルクーラーを兼ねている。初期モデルはアルミ製であったが、後にハウジングが樹脂製に変更されており経年劣化で隔壁が崩壊して水漏れが発生する問題が知られている。社外製のアルミ製ハウジング(純正樹脂製ハウジングより安価)に交換することで対策出来る。