BV 238 (航空機)
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ブローム・ウント・フォス BV 238(Blohm & Voss BV 238)は、ドイツの航空機メーカーであるブローム・ウント・フォスが第二次世界大戦中に製造した飛行艇である。
BV 238は1944年に初飛行した時点でそれまでで最大重量機であり、第二次世界大戦で枢軸国側が製造した最大の航空機であった。4文字の Stammkennzeichen (メーカー無線コード)RO + EZ を付けた試作機のBV 238 V-1は1944年3月10日に初浮遊した翌日の3月11日に初飛行を行った。左右の主翼の全縁に各々3基ずつ計6基の1,750 hp (1.287 MW) のダイムラー・ベンツDB 603倒立V型12気筒エンジンを装備していた。
唯一機完成したBV 238は1944年9月にシャール湖(Schaal Lake)に停泊中のところ、第361戦闘団(英語版)所属のP-51Dマスタング戦闘機3機の機銃掃射を受け沈んだ。「デトロイト・ミス」という名の隊長機の操縦士は第2次世界大戦のエースのアーバン“ベン”ドリュー(Urban "Ben" Drew)少尉ともう1機はウィリアム・D・ロジャース(William D. Rogers)操縦の機だった。これは戦争中に破壊された単機では最大の航空機だった。
強襲攻撃の後でドリューは自分が BV 222 ヴィーキング(別の大型飛行艇)を破壊したと語った。1974年にドキュメンタリー番組のためにBBCの取材を受けるまでドリューはこれを信じ続けたが、BBCの調査が正確にこの機をシャール湖の水上機基地で飛行テスト実施中のBV 238であると特定したと語った。
他に2機の組み立てが始まっていたが完成はしなかった。BV 238の1/4模型が実機の開発中に作られた。FGP 227(英語版)として知られるこの模型は初飛行で不時着してしまい、開発プログラムには何のデータも残せなかった。
派生型
- FGP 227:BV 238の1/4模型、6基の15.7-kW (21-hp) エンジン装備。
- BV 238 V1:最初で唯一完成した試作機。
ヒューズH-4飛行艇との比較
あらゆる国の中で第二次世界大戦中に製造された最大の飛行艇は、その木製の機体からスプルース・グース(Spruce Goose)という通称のヒューズH-4 ハーキュリーズであると認識されている。この機の製造は第二次世界大戦中に始まったが、完全な形での試作機は戦争終結前には完成せず、1947年まで飛べなかった。H-4は退役する前にただ1回荷物を積まず(28名以外は)最低限の燃料を搭載して短い距離を超低空で飛んだだけだった。
比較のためにH-4の主要諸元を示す
- 最大離陸重量 : 430,000ポンド (195,044キログラム)
- 翼幅:97.54 メートル
- 全長:66.65 メートル
- 全高:24.18 メートル
- エンジン出力:3,000 馬力 (2.2 メガワット) × 8
