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イッツ・ア・スモールワールド

ディズニーパークにあるアトラクション From Wikipedia, the free encyclopedia

イッツ・ア・スモールワールド (It's a Small World、"it's a small world") は、世界のディズニーパークにある、ボートライド型のアトラクション。ディズニーランド、マジック・キングダム、東京ディズニーランド、ディズニーランド・パーク(パリ)、香港ディズニーランドに設置されている。

座標北緯33.8147度 西経117.9178度 / 33.8147; -117.9178
状態営業中
オープン1966年5月28日
概要 イッツ・ア・スモールワールド, ディズニーランド ...
イッツ・ア・スモールワールド
ディズニーランド
エリアファンタジーランド
座標北緯33.8147度 西経117.9178度 / 33.8147; -117.9178
状態営業中
オープン1966年5月28日
マジックキングダム
エリアファンタジーランド
座標北緯28.4208度 西経81.5820度 / 28.4208; -81.5820
状態営業中
オープン1971年10月1日
東京ディズニーランド
エリアファンタジーランド
座標北緯35.6304度 東経139.8812度 / 35.6304; 139.8812
状態営業中
オープン1983年4月15日
ディズニーランド・パリ
エリアファンタジーランド
座標北緯48.8753度 東経2.7761度 / 48.8753; 2.7761
状態営業中
オープン1992年4月12日
香港ディズニーランド
エリアファンタジーランド
座標北緯22.3137度 東経114.0391度 / 22.3137; 114.0391
状態営業中
オープン2008年4月28日
主なデータ
種類 ダークボートライド
設計者 WED Enterprises / Walt Disney Imagineering
音楽 "It's a Small World",(シャーマン兄弟)
車両種 ボート
両ごとの定員数 16
列数 4
列ごとの定員数 4
所要時間 12 - 15分
推進方法 ウォータージェット, 電動タービン
バリアフリー・アクセス 車椅子に対応
閉じる

アトラクションには、世界各国の民族衣装をまとった300体以上のオーディオアニマトロニクスの人形が登場し[1]、「世界は一つ」という精神のもと、テーマソング「小さな世界 (It’s a small world)」を歌いながら楽しく踊っている。アメリカの『タイム』誌によれば、楽曲「小さな世界」は、史上最も公の場で演奏された楽曲であるとされている[2][3]。

概要

イッツ・ア・スモールワールドは、創業者のウォルト・ディズニーの理念、理想を表した、ディズニーランドを代表するアトラクションであるがディズニーパークのオリジナルではなくニューヨーク世界博覧会にユニセフからの依頼(スポンサーはペプシコーラ)によって作られたアトラクションである。最初に作られてから50年の時を経て今もなお、子供から大人まで幅広い世代に人気があり、テーマソングの「小さな世界」とアトラクションのテーマ・コンセプトは世代を超えても通じる力を持っていると言える。

テーマソングの“世界は一つ”という歌詞からもわかるとおり、戦争のない平和な世界がテーマであり、アトラクション内には様々な少年少女のオーディオアニマトロニクスが登場する。このアトラクションに大人が登場しないのは、後述する成り立ちにもあるように「平和な世界」=「子供の世界(子供が築くコミュニティー)」であるというウォルト・ディズニーの思想が反映されている。

内容はボートに乗り世界各国を旅するという内容であるが、各パークごとに一部の構成が異なっており、それぞれ自国のセクションがメインに置かれている(東京ディズニーランドであれば日本、ディズニーランド・パリであればフランス、など)。なお、最後のクライマックスでは白い衣装を身にまとった少年少女たちが自国の言葉で「小さな世界」を歌い上げるという演出は統一されている。

アトラクションの外観はほとんどのパークで同じような作りになっており、世界の有名な建築物がデフォルメされているが、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるマジック・キングダムのみ他のパークと外観が異なっており、ファンタジーランドの風景に溶け込んだ造りとなっている為、とても小ぢんまりとした作りになっている。

登場するディズニーキャラクター

リニューアルを経て、現在各施設にて特定の国に縁のある以下のディズニーキャラクターが設置されている。それぞれのディズニーパークにより、キャラクターは異なる。

2019年現在、キャラクターが登場するのはカリフォルニア、東京、香港版で、フロリダ版とパリ版にはキャラクターは登場していない。

歴史

ニューヨーク世界博覧会

ニューヨーク世界博覧会会場内に設けられた「イッツ・ア・スモールワールド」

このアトラクションは、1964年4月22日からニューヨークで開催されたニューヨーク世界博覧会にウォルト・ディズニーが制作し、ユニセフがペプシコーラ提供のもと出展したパビリオンが前身で、ユニセフからパビリオン製作の依頼を受けたウォルト・ディズニーにより、ユニセフの理念に合致するアトラクションとして作られた。

ディズニーは「人種や性別、国籍、言語の違いがあっても子供達は何のしがらみもなくすぐに友達になれ、ケンカしても泣いて笑ってすぐに仲直りしてしまう。まさしくこれが平和の世界ではないか」と考え、「「平和な世界」とは「子供たちの世界」ではないか」と考えた末に、アトラクションのテーマが決定した。ディズニー映画などで活躍していたメアリー・ブレアがデザインし、テーマミュージックはシャーマン兄弟が担当している。また、人形の衣装デザインはアリス・デービスが担当している。

移設

博覧会が終了した後1966年に契約に基づいて、カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドに移設された。ただ、そのまま移設したわけではなく、北極や太平洋シーンが追加され、ファサード(アトラクションの玄関)もメアリー・ブレアのデザインに基づき再設計された。

なお、ディズニーランドにあるイッツ・ア・スモール・ワールドの最後(日本では各国の挨拶が書いてある場所)に「"It's a Small World - a Salute to UNICEF"(イッツ・ア・スモール・ワールド - ユニセフの理念・理想に捧げる)」と記してある。なお、ウォルト・ディズニーが製作を直接手掛けていない他のディズニーランドにはこの表記は無い。

「ザ・ワンダフルワールド・オブ・カラー」というディズニーのテレビ番組でイッツ・ア・スモールワールドが特集として取り上げられ、ウォルト・ディズニー自らがナレーションを担当した。

ディズニーランド

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イッツ・ア・スモールワールド
It's a Small World
オープン日 1966年5月28日
スポンサー バンクオブアメリカ(1966年 - 1992年)
マテル(1992年 - 1999年)
シーメンス(2009年 - 2017年)
所要時間 約12分
定員 20名/1台
利用制限 なし
ライトニングレーン ◯
シングルライダー 対象外
閉じる

1966年2月、ディズニー社は、パークの総額2,300万ドルにおよぶ拡張計画の一環として、「イッツ・ア・スモールワールド」をディズニーランドに再設置することを発表した[4][5]。アトラクションはファンタジーランドの北端に設置され[6]、1966年5月28日にオープンした[7][8]。『シカゴ・トリビューン』紙では、このアトラクションについて「世界の子どもたちを無邪気な喜びの中で描き、ウォルト・ディズニーの本質を捉えている」と評価した[9]。

開業から1年以内には、パークで最も人気のアトラクションの一つとなった[10]。2014年には、『プロビデンス・ジャーナル』紙が、アトラクションの累計乗車者数が開業以来2億9,000万人に達したと推計している[11]。この人気は、そのデザイン、約15分という乗車時間、待ち列が比較的早く進むこと、そして屋内型である点に起因しているとされる[11]。

アトラクションの建物は1.25エーカー(約0.51ヘクタール)の面積を占め[7]、地上4階建て、延べ床面積は約65,000平方フィート(約6,000平方メートル)である[12]。ファサードはロリー・クランプによってデザインされ、メアリー・ブレアの作風から着想を得ている[13]。ファサードの正面には、地上約30フィート(約9.1メートル)のからくり時計が設けられ[4][5]、15分ごとに各国の民族衣装をまとった木製の人形たちが時計の下から行進する[14][15]。

開業当初、アトラクションは庭園や小道に囲まれた楕円形のパビリオンを通って入場する構成となっており、ライド用ボートは当初70隻用意されていた[16][7]。ボートは、再現されたモスクや小屋、城といった建築物の間や、各国の人形たちがそれぞれの母語で「小さな世界 (It's a small world)」を歌うシーンの中を進む[9]。

1966年から2008年までの変化

アトラクションがディズニーランドへ移設される際、シンボルだった「タワー・オブ・ザ・フォー・ウィンズ」は撤去された[6]。また、太平洋諸島や北極圏のシーンが新たに追加され[17]、登場する人形の数は約500体に増加した[15][17]。開業当初のスポンサーはバンク・オブ・アメリカであった[7][8]。また、アトラクションはEチケットの対象であり、当時のディズニーランドで最も上位の入場券であるEチケットを持つ来園者のみが乗車できた[18]。

アトラクションのファサードは何度か変更されている。最初の大きな変更は1977年で、正面のからくり時計塔が青色を基調としたカラーリングとなった.[19]。その後、1992年にディズニーランド・パリで別バージョンのアトラクションがオープンしたことを受け、1993年にはファサード全体がパステルカラー調に変更された[20]。また、バンク・オブ・アメリカは1992年にスポンサーを終了している[21]。玩具メーカーのマテルは1991年末にこのアトラクションのスポンサーになることに合意し[22]、翌年には出口にショップを設置した[23]。そのため、乗り降りの動線が変更され、従来は桟橋の西側から乗船し東側で下船していたものが、その逆となった。さらに、パリ版で使用されていたジョン・デブニーによる楽曲の改編版が導入された。

マテルは1999年にスポンサーを終了し、ショップでもマテル製品の販売は行われなくなった[24]。2002年には、1966年当時のオリジナル音源が復活し、ファサードのカラーリングも白と金の配色に戻された。

2009年の大幅リニューアル

2008年1月から11月まで、オープン以来初となる大規模な改修工事のためアトラクションは休止した[25][26][27]。主な工事内容として、建物構造の強化、水路の更新、ボートの推進装置の更新、老朽化していたガラス繊維製ボートをプラスチック製に変更することなどが行われた。推進装置やボートの更新は、観光客およびアメリカ人の体重増加により、航行中にボートが重量オーバーで沈みかける事例が多発したことへの対策として実施されたものである。そのため、ボートの浮力を増加させ、水路を深くすることで問題を解決した[28]。また、香港ディズニーランド版と同様に、新たに29体のディズニーキャラクターが追加された[29]。

2009年にはオスラム・シルバニアが12年間のスポンサー契約を結び[30]、2014年に同社の親会社であるシーメンスがスポンサーを引き継いだが[20]、2017年10月をもって契約を終了した[31][32]。

マジック・キングダム

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イッツ・ア・スモールワールド
It's a Small World
オープン日 1971年10月1日
スポンサー マテル(1988年 - 1999年)
所要時間 約12分
定員 20名/1台
利用制限 なし
ライトニングレーン ◯
シングルライダー 対象外
閉じる

アメリカ・フロリダ州にあるマジック・キングダム版のアトラクションは、ファンタジーランドにおいて、パーク開園と同時の1971年10月1日にオープンした[33]。マジック・キングダムのイッツ・ア・スモールワールド(以下、フロリダ版)には、600体以上の人形が登場する[34]。

フロリダ版は、他のディズニーパークにあるバージョンとは異なり、豪華なファサードはなく[20][35]、規模もディズニーランド版より小さい[35]。フロリダ版は、約30年間にわたり比較的変更が少ないままであったが、1990年代には中国の人形が追加され、1970年代にはハイエナとともに笑うアフリカの子どもたちの人形が撤去された[36]。

1980年代初頭にはコダックがスポンサーを務めていた[37]。その後、1991年より玩具メーカーのマテルがスポンサーとなったが[22]、1999年に契約終了した[24]。

2004年5月から2005年にかけて改修のため休止し、新たな入口の設置、外観の改修、館内の音響システムの更新が行われた[36][38]。2021年には開園50周年を記念してファサードが鮮やかな色彩に変更された[39]。2023年には車椅子に乗った人形が追加され[40][41]、2024年には人形に関する小規模な調整が行われた[42]。

東京ディズニーランド

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イッツ・ア・スモールワールド
"it's a small world"
オープン日 1983年4月15日 (東京ディズニーランドと同時にオープン)
スポンサー そごう(1983年 - 2008年)
NIPPON EXPRESSホールディングス(2013年 - )
所要時間 約10分
定員 1台20名
利用制限 なし
ディズニー・
プレミアアクセス
対象外
プライオリティパス 対象外
シングルライダー 対象外
閉じる

日本にある東京ディズニーランド版のアトラクションは、1983年4月15日のパークの開園と同時にオープンした[43]。ファザードはカリフォルニア版のものをベースに、内容はフロリダ版をベースに作られている。

ファサードの中央にある「スモールワールド・クロック」は、15分ごとにからくりが動作し、中央の扉から世界の子どもたちの人形が登場する[44]。その後、中央に時刻が表示され、ドラとトライアングルの音で時間が告げられる[44]。時計塔の中心にある動く顔のからくりが動作する際の音は、開園当初はカリフォルニア版と同じものが使用されていた。その後、パリ版と同じものに変更され、2018年のリニューアル後にはカリフォルニア版や香港版と同じものへと再び変更された。

からくりの動作音およびからくり人形が行進する際の音楽は、開園当初はカリフォルニア版と同じ変ホ長調が使用されていたが、その後パリ版と同じト長調に変更された。2018年のリニューアル後は、からくりの動作音は変更されず、人形が行進する際の音楽のみがカリフォルニア版や香港版と同じものへと変更された。

1983年の開園以来、百貨店の株式会社そごうがスポンサーであったが、2008年4月15日をもって提供を終了した。これに伴って、そごうの各店舗に設置されていた「世界の人形時計」と呼ばれるからくり時計も終了した。その後、2013年9月4日より、日本通運株式会社がスポンサーとなった[45][46]。

東京ディズニーランドの開業当初、このアトラクション前には「スモールワールド・ステージ」と呼ばれる大きなステージが存在していた。パパイヤ鈴木が東京ディズニーランドのショー・ダンサーとして出演していた際に、このステージに登場していたことがあり、パパイヤ鈴木の過去を紹介する際に、たびたびステージの映像が使用される。ここでは「キッズ・オブ・ザ・キングダム」をはじめとした様々なショーが行われたほか、特殊な例としては日本テレビのクイズ番組『全国高等学校クイズ選手権』の決勝戦会場としても使用されたことがある。

1996年頃にアトラクションの小規模なリニューアルが行われており、一部の人形などのデザイン変更、またこの際に外観が寒色系から暖色系に塗り替えられ、前にあったスモールワールドステージが撤去され噴水とトピアリーが設置された。

また、アトラクションへ向かって右側に併設する形で「スモールワールド・レストラン」が存在したが、1998年11月3日で営業を終了。レストランがあった場所はアトラクション「プーさんのハニーハント」になっている。また、ファザードの左側にあったキューライン(待ち列)は、1998年よりレストラン「クイーン・オブ・ハートのバンケットホール」になって消滅した。

ライドは以下の順で世界の各エリアを巡る[47][48]。

  1. ヨーロッパ
  2. アジア
  3. アフリカ
  4. 中南米
  5. 南太平洋の島々(熱帯の島々[49])
  6. フィナーレ

2018年の大幅リニューアル

2016年11月24日に大幅リニューアルオープンすることが発表され、リニューアルに伴って2017年3月1日からクローズした[50]。リニューアル版は、2018年4月8日より先行公開され、同年4月15日より正式公開された[51][52]。

また、2018年4月15日から2019年5月31日まで、リニューアルに伴い期間限定でファストパスの発券が行われた[53]。

リニューアルでは『アナと雪の女王』、『ふしぎの国のアリス』、『シンデレラ』、『ピーター・パン』、『塔の上のラプンツェル』、『ムーラン』、『アラジン』、『ライオンキング』などのディズニー映画18作品の約40体のキャラクターの人形たちが加わり、新しく加わった人形の付近では、それぞれの映画を彷彿とさせる音楽が「小さな世界」の曲に織り込まれた[51][54]。また、乗り場も大幅にリニューアルされ、『スモールワールドステーション』という、世界各国へ向かうステーションへとリニューアルされた。鉄道や気球、ボートなど旅にまつわるプロップスが多数盛り込まれている[55]。また人形だけでなく、音響や照明の効果の変更、外観の塗りなおし、ロゴの変更などが行われた[55]。

イッツ・ア・スモールワールドwithグルート

2024年3月、同年9月17日から本アトラクションを一旦休止にした上で2025年1月15日から同年6月30日までの期間限定で「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」として、オープンすることが発表された。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のグルートを始めとしたマーベル・スタジオのキャラクター達が休暇を過ごすために地球を訪問するという設定となっており、グルートは世界各地の子どもたちと出会った上で各国の文化や音楽を体験する。マーベル・スタジオのキャラクターが東京ディズニーリゾートのアトラクションに登場するのは今回が初めてとなる[56][57]。 尚、2025年12月27日から2026年6月28日にも再び実施される。

登場キャラクター:グルート、ロケット、ハルク、ガモーラ、マンティス、ドクター・ストレンジ、ウォン、ミズ・マーベル、ブラックパンサー、アントマン、ワスプ、キャプテン・アメリカ、スター・ロード、ドラックス、キャプテン・マーベル、ソー

ディズニーランド・パーク

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イッツ・ア・スモールワールド
It's a Small World
オープン日 1992年4月12日
スポンサー フランステレコム(1992年 - 2008年)
所要時間 約12分
定員 20名/1台
利用制限 なし
ディズニー・
プレミアアクセス
◯
シングルライダー 対象外
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フランス・パリにあるディズニーランド・パーク版のアトラクションは、1992年4月12日にオープンした[33]。オープン当初のスポンサーはフランス・テレコムであった[58]。

他のディズニーパークにあるバージョンとは大きく異なる構成となっている。ファサードは新たにデザインされた独自のもので、時計塔もまったく異なる意匠が施されており、動く顔のからくりには、左半分に太陽、右半分に月が描かれている。また、アトラクション内部のシーンは一つの大きな部屋の中に収められ、各エリアがアーチによって区切られている。デザインはメアリー・ブレアの作風とは大きく異なるものの、使用されている人形は他のバージョンと同一である。さらに、音楽もジョン・デブニーが作曲した全く新しいサウンドトラックが使用されている。また、フランス語とドイツ語で歌う人形たちが登場するヨーロッパのエリア、アラビア語とヘブライ語で歌う人形たちが登場する中東のエリア、さらにカナダとアメリカ(北アメリカ)のシーンを初めて取り入れた。フィナーレのエリアでは、英語に加えてフランス語でも歌われる。

開園当初より、アトラクションには「ワールド・コーラス」と呼ばれるウォークスルー型のアトラクションが併設されていたが、2010年にグリーティング施設のプリンセス・パビリオンが設置されるのに伴い閉鎖された[59]。

2015年のリニューアル

パークの開園25周年に向けた複数アトラクションの改修計画の一環として、イッツ・ア・スモールワールドは6か月間にわたり改修され、2015年12月19日にリニューアルオープンした。リニューアルでは、ファサードが新たに塗り直され、装飾やからくり時計の修復、ボートの刷新、LED照明の導入が行われ、アトラクション内の176体すべての人形も2017年までに段階的に交換された[60]。

2023年のリニューアル

2021年11月から大規模な改修工事のため休止した[61]。その後、開園30周年およびディズニー社創立100周年の記念期間中である2023年5月5日にリニューアルオープンした。このリニューアルにより、車椅子に乗った人形が3体追加され、ドイツのシーンにドイツ人形1体、アラビアのシーンにアラビア人形1体、フィナーレのシーンにもう1体のドイツ人形が登場するようになった[62]。

香港ディズニーランド

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イッツ・ア・スモールワールド
It's a Small World
オープン日 2008年4月28日
スポンサー 遠東SOGO
所要時間 約12分
定員 1台23名
利用制限 なし
ディズニー・
プレミアアクセス
◯
シングルライダー 対象外
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香港のランタオ島にある香港ディズニーランド版のアトラクションは、2008年4月28日にオープンした[63]。香港ディズニーランドでは、ジェームズ・ウォンによる広東語版「It's a Small World (After All)」を用いたプロモーションが行われた[64]。

他のパークのものとは構成も非常に異なり、アメリカ、中東エリアの追加、アジアエリアの面積倍増とシーンの追加、38のディズニーキャラクターの登場(例:ハワイにスティッチ、ヨーロッパにシンデレラとプリンス・チャーミング)など特徴的なものとなっている。特にアジアエリアでは、「ヤマハ製ソフトウェアMIDI音源 S-YG20 XGLite NewAgePd」の様な音が聞こえてくる。2009年、アメリカのディズニーランドリゾートのイッツ・ア・スモールワールドもディズニーキャラクターの登場するバージョンにリニューアルオープンした。また、テーマソングもご当地のアジア重視となり、既存する日本語に加えて広東語・中国語・韓国語・フィリピンのタガログ語などの4つの言語が追加され、計9言語となった。[要出典]デザインは、ディズニーランド・パリ以前のものに使われているメアリー・ブレアのデザインを使用している。

ホリデーバージョン

1997年以降、カリフォルニアのディズニーランドではクリスマスおよび年末年始に「イッツ・ア・スモールワールド・ホリデー (It's a Small World Holiday)」が実施されている[65][66]。ディズニーランド版ではほぼ毎年この実施されている[20]。アトラクションは10月下旬に一時休止し、内外装にホリデー仕様の装飾を施したうえで、繁忙期前の11月上旬に再オープンする。ホリデー期間終了後は1月下旬まで運営され、その後2月上旬に通常版に戻される。ホリデー期間中には約100万個の電飾が使用される[67]。ホリデーバージョンでは、メインテーマ曲はフルでは流れず、「ジングルベル」や「ひいらぎかざろう」の一節をメインテーマと組み合わせて歌う構成となっている[65][66]。また、世界各地の祝祭を反映した装飾やシンボルが随所に施されている。2005年からは、ファサードにテクノ風にアレンジされた「くるみ割り人形」組曲を用いたプロジェクションマッピングのショーが約30分ごとに上映されている[66]。

パリのディズニーランド・パークでは1999年にホリデーオーバーレイが初導入されたが、2006年に終了した。その後、2009年には「It's a Small World Celebration」という名称で復活し、館内全体にホリデー装飾が施され、新しい照明やフルバージョンの「It's a Small World Holiday」サウンドトラックが導入された[68]。これは2015年の改修まで続き、その後、2017年度のホリデーシーズンに再登場したが、それ以降は実施されていない。

東京ディズニーランドでは、2003年より「クリスマス・ファンタジー」期間に合わせて、「イッツ・ア・スモールワールド“ベリーメリーホリデー”」が実施されていた[69]。期間はクリスマス・ファンタジー期間中から年末年始までだった。また、通常はファストパス対象外のアトラクションであるが、2003年から2007年のスポンサーがそごうだった時代の「ベリーメリーホリデー」期間中はファストパスの発券が行われていた。その後、2011年度のみ実施されず、2014年度の開催(2015年1月4日[69])をもって終了した[70]。

香港ディズニーランドでは、2009年度に独自のホリデーバージョンとして「イッツ・ア・スモールワールド・クリスマス」が実施された[71]。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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