MIU404の登場人物

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MIU404の登場人物では、日本のテレビドラマ『MIU404』の登場人物を一覧で解説する。

  • 〈〉内は設定年齢(原則として初登場時)。『「MIU404」公式メモリアルブック』で生年月日の出典があるものについては、物語の開始時である2019年4月時点の年齢を計算して記述する。
  • 人物名について二次資料で確認のできないものは、『MIU404 シナリオブック』での表記を基本とする。
  • 【***】は機動捜査隊(略称:機捜)におけるコールサイン(機捜***)および乗務パトカー(***号車)。
  • ◆は『アンナチュラル』からのゲスト。
  • 全話に登場しないレギュラーキャストは、演者名前横に登場回を記載する。複数回登場のゲストは、演者名前横に2回目以降の登場回を記載する。

警視庁刑事部機動捜査隊

本作品には主に警視庁刑事部機動捜査隊のうち第4機動捜査隊(架空の部署)・第1機動捜査隊が登場する。

主人公

伊吹 藍いぶき あい〈34〉[注釈 1]【404】
演 - 綾野剛[2](少年時:安藤稜浩
主人公の一人。第4機動捜査隊・隊員。階級は巡査部長
1984年5月20日生まれ、茨城県出身[3]。俊足で、車両が横転したり、ビルの2階程度の高さから助走をつけて飛び降りたりするほどの衝撃を受けた直後でも全力疾走できる身体能力を持つが、考える前に身体が動いてしまう性質で、志摩曰く「野性のバカ[4]。しばしば他人を評して「〇〇魔人」と渾名を付ける[5][6]
これまで多くの部署を転々とした挙句、赴任前は奥多摩交番に8年近く勤務していた。関わった警察関係者が皆「足が速い」こと以外に多くを語りたがらないほど評判は悪く、実際に犯人確保の際に過剰な暴力を振るったり、拳銃を発砲しようとした経験がある[4]。煽り運転を仕掛けたドライバーと道端で口論になる、警察に関するデマを発信するRECのビデオカメラを強引に奪い取る、失踪した羽野麦の居場所を知っている澤部を捕まえるやいなや殴り飛ばすなど短気な一面もあるが、第4機捜では志摩と次第に相棒としての絆を築き[7]、私的場面を含めて4機捜チームの一員として受け入れられてゆく[注釈 2]。初の機捜勤務ながら「誰かが最悪の事態になる前に止められる超いい仕事」と感じている[1][10]
密行時はパーカースウェットパンツとランニング用スニーカー、度の入っていない薄い色のサングラスが基本。自室には大量の服とスニーカーが整然と並べられている。
4機捜配属当初は、聞き込みの際にメモや音声記録を取る、分駐所出入りの際に鍵をかけるといった「刑事の基本」ができておらず、折々に志摩に注意されている[4]。また志摩によれば「動体視力・聴覚・嗅覚に優れている分人より多くの情報が脳に入るが、思考力と語彙力が足りない」ため、得た情報をうまく言語化して論理だてて説明できず、結果としてすべてを「なんとなく」「勘」で済ませるが[11]、第6話では証拠を積み重ねて真実に至るまでになる[12]。対象に対する思いが高じて、その能力で正しい答えに辿り着いていながら、感情が蓋をして判断を誤ることがある[11]
貧しい育ちで周囲に信じてもらえず、やさぐれて何度も補導されていたころ、当時刑事であった蒲郡に出会い、その誠実な対応に心を動かされて警察官を志す。
物語上で出会う複数の女性に対し、心を動かされると「きゅるっとする」など独特の表現で感動をあらわにし、それが人間的な好意か恋愛感情かにかかわらずすぐに相手に伝えてしまう[注釈 3]。このため志摩からはセクハラにならないよう注意を受ける[13]。なお脚本の野木によれば「きゅるっとした」は、かわいらしい子が好きだが顔のことだけを表しているのではないという意味の込められた伊吹らしい表現で、安易にルッキズムを助長せず女性を形容する言葉として考えられた[15]。羽野麦に対しては、エトリに追われる彼女を守るためもあり、記憶障害のある蒲郡を交えての同居を提案するが[16]、第8話での事情[注釈 4]により叶わなかった。
志摩 一未しま かずみ〈34〉[注釈 5]【404】
演 - 星野源[2]
主人公の一人。第4機動捜査隊・隊員。階級は巡査部長。
1984年7月8日生まれ、東京都出身[17]。以前は捜査一課に籍を置いていた優秀な刑事だが、後述の元相棒刑事・香坂をめぐる事情から異動。運転免許試験場を経て所轄にいたところを、4機捜設立検討時には桔梗専属の運転手に使われ、設立承認とともに隊員となる[4]
桔梗からは「伊吹に適性が無いなら機捜から外し奥多摩に返す。その判断を志摩に一任する」と伝えられている[4]。桔梗・陣馬からの信頼は厚い[17]
証拠や証言を地道に積み重ね、抜群の観察眼を持ち、社交力に長け、常に先回り思考で道理を見極めようとする理性派で、他人も自分も信用しない[17]。伊吹からは蒲郡との飲みの席で「疑い魔人」と評され、そのことを聞いた蒲郡からも「優秀な刑事ほど他人を信用しないものだが、自分を信じられないのはゴム底のついていない靴で油の上を走るようなもの。大丈夫なのかそいつは」と言われている。
捜査一課時代は刈谷らに、優秀さゆえに周囲を見下し、他人を出し抜く人間と見られていた[18][6]。香坂の事件を機に、捜査一課時代の同僚たちには「相棒殺し」の噂を立てられるが[19]、特に反論をせず、抗議する伊吹を止めてすらいる[20]。この事件のトラウマで、香坂の思い出に関わるウイスキーを飲むことができない[注釈 6]。さらに、銃を突きつける犯人を前に指で銃口を塞ぐなど挑発的な行為に走って伊吹を心配させ[21]、最終話の悪夢においては、意識のない伊吹を起こすため自らを犠牲にしたりなどの行動をとる。
人が犯罪に至る道を九重に説明する際には、ありあわせの雑貨類で即席のルーブ・ゴールドバーグ・マシンピタゴラ装置)を作って説明し、犯罪に走る運命を動かすスイッチは人によって格差があり、事前に察知できるものではないとして自己責任論を批判している[22]
車をスピンターンさせたり衝突寸前でかわしたりするなど非常に高度な運転技量を持つが、暴走し歩行者に突っ込もうとする逃走車両を止めるために404号車(初代)を廻り込ませて衝突・横転させ、配属初日で廃車にした。車がメロンパン号に替わって以降は、車内に積んだ赤い自転車を追跡に使うことがある[23][7]
桔梗に対してはかつて恋愛感情を持っていたが、今はどうにかなる気はなく、困っていれば助けたい気持ちを持っているという設定であり[17]、第6話などで彼女の私生活上の困りごとに手を貸し、それをきっかけに彼女の息子・ゆたかとも親しくなる[8]

その他の機捜関係者

九重 世人ここのえ よひと〈23〉【401】
演 - 岡田健史(現名義:水上恒司)[2][24]
第4機動捜査隊・隊員。階級は警部補
1995年12月18日生まれ、福岡県出身[25]警察庁刑事局長の篤人を父親に持ち、自身も警察庁採用のキャリア組。周囲から父の七光り扱いされることに反感を抱いている。とっさの時や、酒に酔った時には博多弁が出る[25]。伊吹や陣馬には「九ちゃん」と呼ばれている。
今どきの若者らしく、思ったことを遠慮なく口に出す。現場経験は無くエリートコースを歩んできたため、配属当初は上から目線になりがちな堅物だったが、4機捜のメンバーと協働するうちに、陣馬を相棒として慕うようになる[26]
陣馬とは対照的で、高校生に攻撃を受けたり、警察庁主催のゴルフコンペではOBを打つなど、体育会系ではなく頭脳派。SNSWEB検索を使いこなし、第4話ではつぶったーのタイムラインの形式を指摘する、第5話ではFaceNote投稿の数字に隠されたメッセージを読み解く、第7話では陣馬の息子の鉄とFaceNoteで連絡を取り合うなど、新米ながら4機捜メンバーとして貢献する。
エリートとして育ち犯罪には厳しい考え方を持っていたが、志摩の「スイッチ」をめぐるたとえ話を聞き[27]、第3話での虚偽通報事件で成川を取り逃がしてしまい、その後彼が転落していったことなどを経てその考えを揺さぶられ[7]、第9話ではその成川を救うことに公私混同と言われるほどの情熱を傾ける[28]
第10話では4機捜の存続が危ぶまれたため、キャリアに傷を付けないようにという父・篤人の配慮で警察庁に異動するよう内示を受け、エリートであることの恩恵と不自由さに改めて葛藤する。最終話では、陣馬の意識回復に立ち会い、危機に陥った伊吹と志摩をメロンパン号を駆り出して迎えに行き、共に久住を逮捕まで追い詰める。
陣馬 耕平じんば こうへい〈54〉【401】
演 - 橋本じゅん[2][24]
第4機動捜査隊・隊員。階級は警部補。
1964年1964年東京オリンピックの年)[注釈 7]9月21日生まれ、兵庫県出身[30]。勤続35年の経験豊富なベテランで、桔梗の隊長就任時に1機捜に呼ばれ、4機捜設立時に異動して班長を務める。志摩とは同僚でバディを組んでいた事もある[31]ほか、桔梗とも3機捜でバディを組んでいた。
キャリアやエリートが苦手な昔ながらの叩き上げだが、新人である九重の面倒を見るためにバディを組む。腕っぷしは強いが年齢を感じる場面も増え、九重とは対照的にデジタル関係には疎い。九重になにかと絡もうとしては軽く受け流されていたが、次第に九重の理解と信頼を得て良き相談相手となる。
分駐所ではメンバーにさまざま種類のうどん(通称:機捜うどん)を振る舞っているが、その際、芝浦署の3階にある会議室の窓からうどんの湯切りをしたため総務から苦情が入り、4機捜の分駐所が芝浦署のすぐ裏にあるビルの1階に移される原因を作った。
仕事熱心なあまり家庭内での存在感は薄かったが、九重のサポートを受けて失地回復する。
第10話で地道な地取り捜査の結果ドーナツEP工場を探し当てた際、証拠隠滅のため逃走するトラックにひき逃げされ急性硬膜下血腫により意識不明となるが、十数日間を経て回復する。またこの際には多数の警察関係者がうどんを手土産に見舞いに訪れ、彼の人望の厚さを示している[32]
桔梗 ゆづるききょう ゆづる〈44〉
演 - 麻生久美子[2][24]
第1機動捜査隊長 兼 第4機動捜査隊長。階級は警視
1974年10月4日生まれ、鹿児島県出身[30]。警視庁では数少ない女性幹部で、ノンキャリア出身から捜査一課・警察署長を経て、女性初の機動捜査隊長に就任する[33]。機動捜査隊4部制の立案者で、立案した責任を取る形で1機捜と4機捜との兼任隊長となった[30]
10年前には捜査一課で志摩と同じ班にいた[31]。2011年には3機捜で陣馬とバディを組み、この二人で2013年に起きた香坂死亡の初動捜査を担当して志摩の苦悩を知っており、機捜隊長となってからも彼の潔白を証明するために捜査資料をまとめていた[8]
警察という男社会でめげることなく努力してきた自負を強く持っており[34]、根性論や性差別観を嫌い、ずばずばと端的に物を言う。口は悪いが懐は広く、冷静沈着に4機捜を率いる優秀な司令官[35]。一方で女性幹部として不本意ながら警視庁の女性活躍推進PRに利用されることも多く、4機捜立ち上げの記者会見ではネット実況で「美人すぎる隊長」との反響を生んで機捜サイトにアクセス過多によるサーバーエラーを発生させる。のちの第10話ではこの反動もあり、エトリ殺害事件への対応で巻き起こったバッシングに、女性への偏見に満ちた誹謗中傷が上乗せされたネットリンチを受ける[36]
少年犯罪に対しては、処罰は否定しないが、子供が「教育を受ける機会を損失」した結果起こるもので、そこからこぼれ落ちた者たちをすくうために少年法があり、未来の治安がそれによって決まるとの考えを持っている[7]
2017年に捜査に関わった違法カジノ事件において首謀者のエトリを取り逃がし、情報提供者であった羽野麦を危険に晒してしまった責任を取り、彼女を自宅に匿っている。
私生活では、飲食店経営者の夫を事故で亡くしたあと妊娠に気付き、一人息子のゆたかを産み育てているシングルマザーである[37]。都下西武蔵野市内にある[38]庭付き一戸建ての住宅にゆたか・羽野麦との3人で生活しているが[8]、第7話終盤から第8話にかけて判明した盗聴器事件のために、一時期官舎での生活を余儀なくされる[39]
第10話の虚偽爆破テロ事件とその影響を受け、最終話では1機捜・4機捜兼任隊長を引責辞任し、西武蔵野警察署長に異動[40]
糸巻 貴士いとまき たかし
演 - 金井勇太[2][41](第1話・第2話・第4話・第5話・第7話・第10話・最終話)
第1機動捜査隊・隊員。階級は巡査部長。
桔梗が1機捜内に設立した、SNSのリアルタイム監視ほかWEB分析、防犯カメラの映像解析などを担う「スパイダー班」の班長[42]
激務な上、帰宅するのが面倒で芝浦署の仮眠室を自宅代わりにしているという噂があるが、私生活では子持ちである[注釈 8]。伊吹には「イトマキマキ」と呼ばれている。
谷山たにやま義信
演 - 坂田聡[43][44](第2話・第4話・第7話・第9話 - 最終話)
第1機動捜査隊・副隊長[45]。桔梗の命を受け、各方面への捜査協力依頼などを素早く的確にこなす。

警察関係者

我孫子 豆治あびこ とうじ
演 - 生瀬勝久[2][41](第1話・第3話・第4話・第7話・第9話・最終話)
警視庁刑事部・刑事部長。階級は警視監
2017年(平成29年)1月11日に裏カジノを摘発した当時、警視庁組織犯罪対策部(組対)の部長で指揮官だった。しかし、逮捕された裏カジノの経営者は身代わりで、実際のオーナーである「エトリ」を取り逃がしたために麦に不自由を強いることになってしまったことから、桔梗とは犬猿の仲。その桔梗を「警察組織における女性活躍推進」をアピールするため記者会見をさせるなど策士な一面もある。
キャリアの九重を配属することを条件に4機捜の発足を許可する。桔梗をはじめ4機捜メンバーには陰で「マメジ」と呼ばれている。
「組織を守ることが多くの正義を為す道」が信条。
最終話では、桔梗の真摯な要請を受け、既に機捜を離れていた桔梗に指令権を与える。
矢島やじま
演 - もろいくや(第1話 - 第4話)[46]
警視庁地域部通信指令本部の指令台を担当する警察官。階級は警部
第3話で桔梗や我孫子と昼食を共にした際、いたずら電話事件をはじめ、高齢者の相談など110番通報の2割が緊急性のないものであることに対し「110番を何だと思っているのか」とぼやいていた。その際、我孫子からは「不要不急の相談は#9110[注釈 9]にかけるよう案内するように」と指示されている。
本間ほんま
演 - 土井玲奈(第1話 - 第3話)[47]
通信指令本部の受理台を担当する警察官。第3話で虚偽通報者としてマークされている少女・真木カホリの声に異変を感じ、そのことを上に伝えて彼女の救出に繋げる[7]
鈴木すずき
演 - 笠田康平(第1話 - 第3話)
通信指令本部の受理台を担当する警察官。
刈谷 貴教かりや たかのり[48][49]
演 - 酒向芳(第5話・第6話・第8話)[50]
捜査一課刑事。口が悪く、機捜を「小間使い」と呼んで見下している。旧知の志摩には香坂の不審死のこともあり特にきつく当たる。
第8話の変死体事件では未解決の連続猟奇殺人の可能性が浮上したため、初動捜査を担当した404を足代わりに捜査を行う。
その捜査の中で被害者である堀内の解剖を依頼したUDIラボの法医解剖医・中堂系(♦)に、遺体の指の中3本が切断されていることについて、切断された向きが異なり過去の2件の殺人事件との連続性がないと指摘されたことで彼と衝突したことが、UDIラボ所長の神倉によって、UDIラボを訪れた伊吹と志摩に明かされる。
田島 雄介たじま ゆうすけ[48]
演 - 永岡卓也[48](第5話・第6話・第8話)
捜査一課刑事。刈谷とコンビを組む。
九重 篤人ここのえ あつひと[51]
演 - 矢島健一(第7話・第10話)[52]
警察庁刑事局長。階級は警視監。
九重世人の父。息子の世人を4機捜に配属するよう我孫子に依頼した。その理由のひとつは、自身は警察庁で政策の企画立案や国会答弁の作成など官僚的な仕事ばかりを行っていたために現場を経験できず、自分が機捜に入ってみたかったことに起因する[9]
世人は「桔梗隊長を監視するため」に配属されたと思い込んでいたが、自身は我孫子に、上述の経験と、彼が二世特有の立場に流され、自分自身の立ち位置を見失わないでほしいという願いから、4機捜に配属させたことを明かしている[26]

桔梗家

羽野 麦はの むぎ
演 - 黒川智花(第3話・第4話・第6話 - 最終話)[2]
幼稚園教諭で、桔梗家の同居人。桔梗親子や伊吹らには、苗字と名前から一文字ずつ取って「ハムちゃん」と呼ばれている。
物語の2年前、生活費の足しにとピアノバーでアルバイトをしていた時期にエトリと知り合い、店側の指示で上得意客扱いされている彼の相手を不本意ながらしているうちに、彼が自ら語った10億円規模の違法カジノ関連犯罪の手口や、女性たちへの加害を知り、自分もそのターゲットになったことと[53]、彼女たちの被害に対する義憤を感じ、エトリを逮捕することを条件に警察に情報提供する[54][55]。明確な証拠がなく信じてもらえない中、唯一信じてくれた桔梗を通して情報を提供、大規模摘発に繋げたことから警察内では「10億の女神」と呼ばれる[54]。しかし、警察がエトリを取り逃がしたため報復対象として命を狙われることとなり、桔梗の家に匿われ、家事をしたりゆたかの面倒を見たりしている[54]。桔梗親子のことを、理不尽な被害と一緒に戦ってくれる存在として「唯一の家族」と慕っている[56]
追手を避けるため、外出時は口元を大判のストールで覆っている。
第9話では彼女が「女詐欺師」だという虚偽情報を信じ、賞金目当てで接触してきた成川を通じてエトリに拉致され、井戸の底に落とされるも、伊吹たちに救出されて一命を取り留める。その際、エトリの車のナンバーを機捜メンバーに伝え逮捕につなげた[35]。その後は幼稚園への再就職が決まり、虚偽情報の被害にもひるまず毅然と生きる決意を語る[57]
桔梗 ゆたかききょう ゆたか
演 - 番家天嵩(第3話・第4話・第6話 - 最終話)[2]
桔梗の一人息子。同居人の麦には「ゆたちゃん」と呼ばれている。志摩と対面した際、男性と接する機会が少ないためか当初は距離をとる素振りを見せたが、すぐになついて、父親になってほしいと口にするほど慕っている[8]。のちには伊吹にもなつく。

その他

特派員RECとくはいんレック〈26〉[注釈 10]
演 - 渡邊圭祐(第1話・第3話・第5話・第7話 - 最終話)[2][41]
本名は児島 弓快こじま ゆかいNowTubeで「ナイトクローラーチャンネル」を運営するナウチューバー。和服をアレンジした服装が特徴。
興味を持ったネタに妄想を交えて動画にしており、その活動を通して第4機動捜査隊のことを知り、深く関わるようになる。
九重曰く「登録者数23人の底辺ナウチューバー」だったが、第5話終盤でコンビニ強盗犯である水森が確保された現場を撮影し、その動画を機に一躍有名ナウチューバーになり、約2か月後には住まいも豪華になって専属スタッフや撮影バイトも抱えている。
成川の逮捕後、メールを介して接触してきた久住に誘導されて、警察組織だけでなく桔梗や麦を貶める虚偽情報を広めてしまい、事情聴取に訪れた志摩と伊吹の説明により、久住への疑念を持つ[36]。真相を知るため志摩たちとともにビデオ通話で久住を釣り出し、自分が騙されていたことを悟るが、あらかじめ久住がメールに仕込んでいたウイルスでPCをクラッキングされており、虚偽の連続爆破テロの情報拡散に利用されてしまう[36]。結果、虚偽情報を流した愉快犯として警察に捕まり本名まで晒される羽目になるが、志摩が証人となったため10日間の勾留で済む。釈放後は志摩の誘いに応じ、SNSを駆使して久住に関する情報を集める。
久住くずみ
演 - 菅田将暉(第3話・第7話・第9話 - 最終話)[2][58]
違法ドラッグである「ドーナツEP」の仕掛け人。関西弁を話す20代の青年。本名は不明。
バシリカ高校に出回ったドーナツEPの出処とされる人物。
デジタル技術に精通しており、それを悪用したハッキング・子飼いのインフルエンサーを利用した虚偽情報流布などの扇動の他、「五味」や「浜田」など複数の偽名を使い分けて正体を掴ませず、相手に合わせた嘘の身の上話で他人の心を掴んでは犯罪に引き込む[59]。表向きはフランクで親切な好人物だが、本性は何事も自身の損得で判断し、自分にとって都合が悪くなった人間は容赦なく切り捨てる。志摩にはその在り方を「メフィストフェレス」に例えられている[60]。ドラッグを流通させるが自分では一切使用せず、人々がそれに溺れ破滅してゆく姿を見て楽しんでいる[60]
虚偽通報事件を起こして逃亡中の成川に接触し、新しいスマホや住処を与えて信用を得ると、RECに接触させて警察に関する嘘の情報を提供させ、RECもろとも恣に操る。エトリに捕まりそうになった成川が助けを求めてきても自分にメリットがないとして全く耳を貸さず、自身の名前の意味を「クズを見捨てるの久住」などとジョークを飛ばして突き放す。その後警察に逮捕されて用済みとなったエトリの乗った警察車両を、C4爆弾を搭載したドローンを用いて爆撃しエトリを殺害する。
成川逮捕後に「浜田」の名義でRECにウイルスを仕込んだメールを送り、404の接触を受けて通話を申し込んできたRECを嵌めて架空の都内12か所同時多発テロの犯人に仕立て上げ、ドーナツEPの出処を突き止めるために敷かれていた検問を解き証拠隠滅に成功する。
志摩が釈放されたRECと協力し違法すれすれの強引な単独捜査を行ったことで、顔を隠すために使っている特殊なクリスタルを仕込んだスマホケースを絞り込まれ、受取先の東京湾マリーナで志摩を盗聴し先回りしていた伊吹に接触を許すも振り払って所有する船に逃走、追ってきた彼を船内に監禁しドラッグで気絶させる。さらに伊吹との電話の音声から場所を割り出してやってきた志摩をも拉致して同様に気絶させ、2人を殺して国外逃亡しようとするが、ひき逃げされ意識不明だった陣馬の意識が戻った、という九重の連絡が入った振動で落下した志摩の携帯の音がきっかけで目覚めた2人が船の位置情報を知らせたことで陸に引き返さざるをえなくなり、警察を掻い潜って友人が貸し切る屋形船に潜伏する。
志摩、伊吹、そして応援に駆け付けた九重によって再度発見され、船内に踏み込んできた伊吹を欺き橋を伝って陸上に上がるも志摩と九重の執拗な追跡を受ける。再び屋形船に飛び乗って伊吹と対峙するが、ここで橋桁に頭部を故意に強打し流血、警察に暴力を振るわれたことにして船内の客に被害を訴える。しかし、薬物によって思考力が著しく低下した船内の客は状況を理解できず、最後は自身が弄んで薬漬けになったはずの者に笑われ、志摩と伊吹に逮捕される。
逮捕後は、身分に関わる物を一切所持しておらず、自分の素性については何一つ明かさず、勾留前に病院で志摩と伊吹に告げた「俺はお前たちの物語にはならない」という言葉を最後に完全黙秘したまま収監される[60]
成川 岳なりかわ がく〈17〉[注釈 11] [注釈 12]
演 - 鈴鹿央士(第3話・第7話 - 第10話)[22][2]
「私立バシリカ高等学校」3年の生徒。元陸上部。当時2年だった平成30年の春季大会で個人400mに出場し、51秒09で2位となった実力を持つ。しかし、先輩たちの薬物使用という不祥事で、部としてはたいして強くなかった陸上部が廃部となったことにより、大会に出られなくなってしまう[7]。その腹いせに、元陸上部の仲間を集めて「110番通報しパトカーが来たら逃げて追跡を撒く」というネット上のハイパーゲームを模倣し、本物の警察相手に逃げ切ったら勝ち、という犯罪をゲームとして繰り返していた[22]。2019年5月13日の最後の犯行で九重に追われたが、真木が拉致されたどさくさに紛れて逃亡する[22]
その後、久住のシェアハウスに匿われ、彼の指示でRECと接触して警察を貶める嘘の情報を提供し、久住に唆されてドーナツEPを服用してしまう[26]
約5か月の逃亡期間の間にドーナツEPの売人となっており、以前会ったことがある麦が1000万円の賞金首であることを知る。
RECの協力で麦の居場所を突き止め、偶然を装って接触しエトリに彼女を引き渡すも、麦を暴行するエトリの姿を見てしまったために捕まり、久住にも見捨てられ、麦もろとも井戸に落とされてしまう。助けを求め続けた声が聴力に優れた伊吹に届いたことで無事に救助され、今まで自分が背負ってきた罪と苦しみを「全部聞く」と応えてくれた九重に逮捕される。その後は反省してすっかり改心し、九重たちの取り調べを受け、久住と会った経緯などを正直に話す。
蒲郡 慈生がまごおり しげお
演 - 小日向文世(第5話・第8話)[2]
茨城県警の刑事。定年退職後、市営の外国人支援センターでボランティアに登録し[61]、外国人が孤立せずに生活していくための相談相手になる「バディシステム」の活動をしている。
伊吹が第2話で志摩に話した「たった一人だけ信じてくれた人」であり、伊吹を警察官の道へと導いた当人にして恩人。伊吹には親しみを込めて「ガマさん」と呼ばれている。
第5話にて初登場し、伊吹に「お前は人を信じすぎる」と警告する。
伊吹が第4機捜に異動したころ、ひき逃げ事件で妻の麗子を失う。同時に自身も頭部を打ち、外傷による高次脳機能障害により事故の記憶を失ったと周囲には思われていた。だが実際は事故の記憶も犯人の顔も思い出しており、復讐心を抑えられずひき逃げ犯を殺害。その手口が、過去に蒲郡が担当した事件と特徴的な共通点があったため、志摩が容疑の目を向ける。
第8話で、単身で訪れた伊吹に自らの罪を認め、戸外に待機していた志摩と刈谷ら捜査一課員により、殺害および死体遺棄の容疑で、伊吹の目の前で逮捕される。護送される際、志摩に「お前に出来ることは何もなかった」と伊吹宛の伝言を残し、拘置所に収容された後も、伊吹を含むすべての関係者の面会や差し入れを拒否している。

各話ゲスト

脚注

参考文献

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