SM ENTERTAINMENT JAPAN
日本の東京都港区にある総合エンターテインメント企業
From Wikipedia, the free encyclopedia
株式会社SM ENTERTAINMENT JAPAN (エスエムエンタテインメントジャパン、英: SM ENTERTAINMENT JAPAN Co.,Ltd.)は、東京都港区に本社を置く日本の総合エンターテインメント企業。SMEJ Holdingsの子会社であり、東京証券取引所グロース市場に上場している。
|
| |
|
本社が入居する住友不動産六本木グランドタワー | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 機関設計 | 監査役会設置会社 |
| 市場情報 | |
| 略称 | SMEJ |
| 本社所在地 |
〒106-6221 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー21階 北緯35度39分52秒 東経139度44分15秒 |
| 設立 | 1971年12月24日 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 法人番号 | 6010401036776 |
| 事業内容 | アーティストのマネジメント、ファンクラブ運営、衛星放送など |
| 代表者 | 金東佑(代表取締役社長) |
| 資本金 | 5,000万円(2025年12月現在) |
| 発行済株式総数 | 115,894,901(株) |
| 売上高 |
|
| 営業利益 |
|
| 経常利益 |
|
| 純利益 |
|
| 純資産 |
|
| 総資産 |
|
| 従業員数 | 104人(2025年12月現在) |
| 決算期 | 12月31日 |
| 会計監査人 | 三優監査法人 |
| メインバンク | |
| 主要株主 |
|
| 主要子会社 | エブリシングジャパン 59.5% |
| 関係する人物 | |
| 外部リンク |
smej |
| 特記事項:設立は1971年だが、現在の事業形態で事業開始したのは1998年。なお、現社名は「SM ENTERTAINMENT」の名を冠しているものの、同社の日本法人として設立されたのは、2001年設立のエスエム・エンタテインメント・ジャパン(現:SMEJ Holdings)である。 | |
前身は、ミヅホ企画工業株式会社(1971 - 1998)。その後、株式会社デジタルアドベンチャー(1998 - 2018)、株式会社ストリームメディアコーポレーション(2019 - 2025)を経て、現在に至る。
概要
韓国のエンタテインメント企業・SMエンタテインメント(以下、SM)のグループ会社として、SM所属アーティストの日本における独占マネジメントを担うほか、韓流専門チャンネル「KNTV」の運営や日本国内における韓国ドラマの販売事業などを手がけている。
現社名には「SM ENTERTAINMENT」を冠しているものの、設立当初はSMエンタテインメントとは無関係の企業として発足している[注 5]。なお、SMエンタテインメントの日本法人として設立されたのは、現親会社の「株式会社エスエム・エンタテインメント・ジャパン 」(現:SMEJ Holdings)である。
同社の前身は、1971年12月に建築企画・設計業務を目的として設立されたミヅホ企画工業株式会社である。1998年に株式会社デジタルアドベンチャーへ商号変更すると同時に、事業目的および役員を改め、デジタルコンテンツ配信事業を開始。その後、ネットワークコミュニケーション、映像・音楽、メディア、マネジメントへと事業を拡大した。
2016年にエスエム・エンタテインメント・ジャパン(以下、SMジャパン)が資本参加し、2018年にはSMエンタテインメントグループ傘下に編入。翌2019年には株式会社ストリームメディアコーポレーションに商号を変更した。さらに2020年には、SMジャパンの子会社であるSMEJ[注 6]と合併し、日本におけるSMアーティストの関連業務を本格的に展開するようになった[1][2]。
そして2025年には、日本市場におけるグループのプレゼンスを高めることを目的として、現在の社名へと商号を変更し、日本オリジナルIPの創出にも取り組んでいる[3][4][5][6][7][8]。
沿革
1998年3月30日付で、同社の前身であるミヅホ企画工業株式会社株主から全株式を株式会社デジタルアドベンチャーの事業推進に賛同した者が譲り受け、商号を株式会社デジタルアドベンチャーに変更を行うと同時に、役員及び事業目的の変更を行い、現事業を発足。 従って、以下の記述は同社が実質的に事業を開始した1998年3月以降についての記載を行い、ミヅホ企画工業株式会社についての記載は簡略化している。
前身会社設立
商号変更および新事業開始
デジタルアドベンチャーに商号変更

- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 8月 -「デジブック」のインターネット上での独占販売権を取得。
- 9月 - デジタルカレンダー特許出願。
- 2000年(平成12年)
- 7月 - 株式を大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現:東京証券取引所JASDAQ市場)に上場。
- 10月 - 日本電気との事業提携により、ポータル事業に進出。
- 12月 - 大手コンビニエンスストアでの物販事業開始。
- 2002年(平成14年)
- 4月 - 自社課金による総合アミューズメントサイト『アミューズメント・コンビニエンス冒険屋』 サービス開始。
- 5月 - ネットゲーム事業としてポータルサイト『ネットゲームセンター』サービス開始。
- 11月 - 蛭田達朗が代表取締役社長に就任(再任)。
- 12月 - ポータル事業・ネットゲーム事業からの撤退の決議。
韓流コンテンツ強化による事業拡大
KEYEAST傘下へ/グループ事業を再編し、エンターテインメントに事業集約

SMEグループとの関係強化
SMジャパンの資本参加
- 2016年(平成28年)
- 2月 - KNTV株式会社と合併契約を締結[31]。
- 5月 - KNTV株式会社を吸収合併し、自社テレビ局が「KNTV」「DATV」の2局体制となる[32]。
- 9月 - エスエム・エンタテインメント・ジャパン(以下、SMジャパン)が資本参加[33]。
- 2017年(平成29年)
- 2月 - 防弾少年団(BTS)と日本マネジメントの専属契約を締結[34]。
- 3月 - 崔官鎔が代表取締役社長に就任[35]。
SMEグループ傘下へ、ストリームメディアコーポレーションに商号変更


SMEJと合併し、SMジャパンの子会社へ/SMEアーティストの日本マネジメント開始
- 2020年(令和2年)
- 3月 - 韓国エンタメグッズ専門オンラインショップ「K1stshop」をオープン。また、既存の「DATVshopping」を終了[43]。
- 5月 - SMジャパンの子会社・株式会社SMEJと合併契約を締結[1][44]。
- 8月 - SMEJを吸収合併[1]。本合併に伴い、同社から承継したエブリシングジャパン及びBeyond Live Corporation(BLC)の2社を子会社化[45][46]。SM所属アーティストの日本国内マネジメントを開始した[47]。同時に、親会社及び筆頭株主がキーイーストからSMジャパンへと変更された[48]。
- 12月 - 子会社・SMCブロードキャスティングの清算結了[49]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2月 - 金東佑が代表取締役社長に就任[54]。
- 6月 - BLCの株式をドリームメーカーエンターテインメントに一部売却し[55]、BLC及びBeyond Live Japan(孫会社)を連結子会社から除外[56]。
- 2023年(令和5年)3月 - 株式会社カカオが、SMエンタテインメントの筆頭株主となったことにより、カカオグループ傘下となる[57]。
- 2024年(令和6年)
SM ENTERTAINMENT JAPANへ商号変更、日本オリジナルIPの輩出

- 2025年(令和7年)
- 2月 - SMエンタテインメントグループであることを明確にし、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を目指すため、2025年6月に商号を変更することを発表[60]。
- 6月 - 株式会社SM ENTERTAINMENT JAPAN(英: SM ENTERTAINMENT JAPAN Co.,Ltd.)に商号変更[注 9] 。
- 7月 - 音楽旅行サービス「CONCONTOWN」をリリース[61]。
- 8月 - STUDIO REALIVEと共同で、初のバーチャルアーティストの練習生を公開。東京ドームにて開催された「SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO」にて、ティザー映像がサプライズ公開された[62]。
- 12月 - 第1号ガールズグループ・GPPがデビュー[63] 。
- 2026年(令和8年)
- 2027年(令和9年)以降
- ボーイズグループがデビュー〈予定〉[68]。
役員
事業内容
エンターテインメント事業
マネジメント事業
- 所属アーティストの日本における活動全般マネージメント業務を行っている[70]。また2020年より、SMエンタテインメント所属アーティストの日本国内マネジメントを展開している。
ファンクラブ事業
モバイル事業
MD事業
- 所属アーティスト関連グッズをはじめ、商品企画および販売を行なっている[73]。
旅行事業
- 音楽旅行サービス「CONCONTOWN」の運営を行なっている[74]。
Music & Biz
- 日本オリジナルの音楽パッケージの企画・制作・販売及び全世界に向けたデジタル配信、ライブ(コンサート)事業、音楽出版管理事業などを行なっている[75]。
ライツ&メディア事業
放送事業
ライツ事業
所属アーティスト
過去の所属アーティスト
- 大国男児(2010年 - 2013年)[79]
- BEE SHUFFLE(2014年 - 2017年)[80]
- キム・ヒョンジュン(SS501 / 2010年 - 2018年)[81]
- ク・ハラ(元KARA / 2016年 - 2019年)[82][83]
- イ・ヒョヌ( - 2019年)
- 防弾少年団 (BTS)(2017年)[注 14]
- キム・スヒョン(2011年 - 2022年)
- パク・ソジュン( - 2022年)
- チュ・ジフン
- ペ・ヨンジュン(2009年 - 2023年)
- ウ・ドファン(2019年 - 2023年)
- ファン・イニョプ(2021年 - 2025年)
- BoA(2020年 - 2025年)[注 15]
- ジニョン(GOT7 / 2021年 - 2026年)
運営ファンクラブ
現在
| アーティスト | FC名 |
|---|---|
過去
| アーティスト | FC名 | 備考 |
|---|---|---|
| ジェリー・イェン | Milky Way | 2016年12月1日に運営をdeemadeへ移管[87] |
| 防弾少年団(BTS) | 防弾少年団 JAPAN OFFICIAL FANCLUB | 2019年6月1日に運営をBig Hit Entertainment Japanへ移管[88] |
| ク・ハラ (KARA) | With HARA | 2019年6月30日をもって運営終了[89] |
| イ・ヒョヌ | Smile H.Box | |
| キム・レウォン | キム・レウォン ジャパン オフィシャル ファンクラブ | 2020年1月31日をもって運営終了[90] |
| Highlight | Highlight JAPAN OFFICIAL FANCLUB | 2020年6月1日に運営をロム・シェアリングへ移管[91] |
| Seven O'clock | WE♥R.O.S.e | 2021年3月のグループ解散に伴い運営終了[92][93] |
| 少女時代 | SONE JAPAN | 2021年12月に運営をSMEJ Plusへ移管[94] |
| SHINee | SHINee WORLD J | |
| MAMAMOO | MOOMOO JAPAN | 2022年1月6日に運営をRBW JAPANへ移管[95] |
| キム・スヒョン | always KIM SOO HYUN | 2022年3月に運営をTIMO Japanへ移管 |
| イ・ジャンウ | JANGZOONA | 2022年4月に運営を移管 |
| INFINITE | INSPIRIT Japan | 2022年をもって運営終了[96] |
| チ・チャンウク | チ・チャンウク ジャパンオフィシャルファンクラブ | |
| パク・ソジュン | JUNNER | 2022年5月12日に運営をS27 ENTERTAINMENT JAPANへ移管[97] |
| RAIN | RAIN JAPAN OFFICIAL FANCLUB | 2022年7月31日をもって運営終了[98] |
| ヨ・ジング | YEO U JAPAN | 2023年をもって運営終了[99] |
| キム・ヒョンジュン | HENECIA JAPAN | 2023年9月14日に運営をWORLD ENTERTAINMENTへ移管[100] |
| ウ・ドファン | DOHWANEY | 2023年10月2日に運営を移管[101] |
| ファン・イニョプ | HIYILY JAPAN | 2024年11月30日をもって運営終了[102] |
| ソン・スンホン | SH&Asto JAPAN | 2025年1月24日に運営をANYLANDへ移管[103] |
| イ・ミンホ | LEE MINHO JAPAN OFFICIAL FANCLUB「MINOZ」 | |
| イ・ビョンホン | イ・ビョンホン ジャパン オフィシャル ファンクラブ | 2026年5月11日に運営をピッチコミュニケーションズへ移管 |
| ジニョン | JINYOUNG JAPAN OFFICIAL FANCLUB | 2026年7月15日に運営をJ HARMONYへ移管 |
グループ会社
親会社
| 名称 | 住所 | 主要事業 | 議決権所有割合 | 上場 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 直接所有分 | 合算対象分 | 計 | ||||
| Kakao Corp. | 韓国 済州市 | インターネットサービス事業 | - | 73.2% | 73.2% | 韓国取引所 (KOSPI) |
| SM ENTERTAINMENT Co.,Ltd. | 韓国 ソウル市 | エンタ―テインメント事業 | - | 73.2% | 73.2% | 韓国取引所 (KOSDAQ) |
| 株式会社SMEJ Holdings | 東京都 港区 | エンタ―テインメント事業 | 66.1% | - | 66.1% | 非上場 |
- カカオはSMエンタテインメントの発行済株式及び議決権の過半数を所有していないが、企業会計基準適用条件に該当するため、親会社であると判断されている。
- SM ENTERTAINMENT JAPANおよびその子会社は、連結子会社として親会社グループに属している。親会社は3社となるが、経営方針や事業展開に係る意思決定にあたっては、親会社から事前承認を必要とする事項はなく、一定の独立性を確保している。
子会社
株式会社エブリシングジャパン (英: EVERYSING JAPAN Co.,Ltd.)は、東京都港区に本社を置き、デジタルコンテンツサービスの企画・運営を手がける日本の企業。
SMエンタテインメント、ユニバーサルミュージックジャパン、エイベックス・ヴァンガードの3社により設立された合弁会社であり、無料カラオケアプリ「everysing」の日本運営を行っていた。
沿革
2014年4月30日、SMエンタテインメント会長のイ・スマン、エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役CBOの林真司、ユニバーサルミュージックジャパン社長兼CEO藤倉尚が、デジタル音楽ビジネスを手がける合弁会社「エブリシングジャパン」を設立することで合意し、都内で調印式を行った[105]。新合弁会社はデジタルコンテンツ分野で新たなビジネスモデルを展開する方針であり、SMが開発したカラオケアプリ「everysing」を同年9月に日本で配信するなど、デジタル分野での新規事業展開を目指すという[106]。
2014年5月1日、SMエンタテインメント、ユニバーサルミュージックジャパン、エイベックス・ヴァンガードの3社により、株式会社エブリシングジャパン(ESJ)を設立[107]。本社は、SMジャパンと同じ東京都港区のGOODWILL青山ビル内に置かれた。
2018年3月、本社を六本木グランドタワーに移転。
2020年4月、SMジャパンが株式会社SMEJを新設したことにより、ESJはSMEJの子会社となる。
同年8月、ストリームメディアコーポレーション(SMC、現:SM ENTERTAINMENT JAPAN)がSMEJを吸収合併[1]。これにより、SMCの子会社となる。
2023年11月6日、「everysing」の日本運営を終了。
過去の主な事業
過去のグループ会社
親会社
- KEYEAST Co.,Ltd.
子会社
- The Net Plan International, Inc.
- 株式会社アフラ - インターネット関連のシステム開発
- 株式会社アイ・シー・エス - 輸入化粧品販売
- DIGITAL PAYMENT SOLUTION PTE, LTD.
- 株式会社アイロゴス(旧:テレネット・ジェイアール)- デジタルコンテンツ配信
- 株式会社キントーンジャパン - 上記と同じ
- 株式会社ドラゴンコンテンツ - 上記と同じ
- 株式会社グローバルアクセス - 課金・決済サービス
- 株式会社DA Music(旧:ドーンエンターテイメントジャパン)- レコード会社
- 株式会社DA Music Publishing(旧:有限会社ドーンミュージック)- 音楽出版社
- 株式会社SMCブロードキャスティング
- 株式会社Beyond Live Corporation - Beyond LIVEの運営
- 株式会社Beyond Live Japan - 国内外アーティストの招聘
関連会社
主な取引先
エンターテインメント部門
- エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ
- ユニバーサルミュージック合同会社
- ライフデザイングループ
ライツ&メディア部門
- MBC
- SM Culture & Contents
- U-NEXT
- NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- Beyond Live Corporation
- スカパー・エンターテイメント
- JCOM
(出典:2025年3月事業計画書[112])
テレビ番組
不祥事・諸問題
社員による資金の私的流用
2006年4月、デジタルアドベンチャー(当時)の従業員が、担当していた子会社の資金を私的に流用していたことが判明した。社内調査の結果、流用総額は約1,854万円に上り、発覚後に本人から約117万円の返済があった。
この事態を受け、同社は所轄警察署に通報し刑事告訴を行った。また、当該従業員の銀行口座の仮差押えを申し立て、懲戒解雇処分を実施した[114]。
韓国ドラマ放送を巡る仮処分
2012年10月より、自社テレビ局「DATV」にて放送を予定していた韓国ドラマ『Dr.JIN』について、同作品が制作過程において漫画家・村上もとかの著作物を無断で改変したものであるとして、村上は放映禁止の仮処分命令を申し立てた[注 17][115][116]。デジタルアドベンチャーは、当該ドラマの放送に問題はないと主張したが、同年10月5日、東京地方裁判所は村上側の主張を認め、同社に対し、当該ドラマの放送および公衆送信の差止めを命じる仮処分決定を下した[117]。
インサイダー取引
2020年に行ったSMEJとの合併を巡り、契約締結の交渉を担当していたエスエム・エンタテインメント・ジャパンの女性社員が、知人男性に利益をもたらす目的で未公開情報を漏洩した[118][119]。
関連項目
- SMエンタテインメント - 親会社(間接所有)
- SMEJ Holdings - 親会社
- HYBE JAPAN - 元取締役・金英敏が当該企業の会長を務める[120]。
- YG ENTERTAINMENT JAPAN
- JYPエンターテインメント・ジャパン