Wonder Quest
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Wonder Quest(ワンダークエスト)は、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のメーカー・スタジオによって制作されたエデュテインメント形式の子供向けウェブシリーズである。創案者は、主にサンドボックスゲーム『Minecraft』を舞台に自身のネット上のキャラクター「スタンピ―・キャット」として動画を投稿する、有名なYouTube実況者のジョセフ・ギャレットである[1]。シリーズはパトリック・マールバーガー、ライアン・バーンズ、ギャレットによって脚本が手掛けられ、マールバーガーがプロデュースを行った[2]。Minecraftの教育コンテンツは当初アダム・クラークによって開発され、彼はギャレットと共に自らのキャラクター「ウィザード・キーン」として出演している[3]。
Wonder QuestはYouTubeの公式チャンネル上で配信され、メーカー・スタジオはこれをジョセフ・ギャレットのメインチャンネルのスピンオフシリーズとして紹介し、キャラクター「スタンピー・キャット」が主演していると説明した[1]。カンヌで開催されたMIPTV 国際テレビ番組見本市の会議では、Wonder Questの着想について、ギャレットは「もし人々の関心を教育や芸術のような建設的な分野に持っていくことができれば、彼らはそこに関わり、夢中になるだろう」と語っている[4]。
Wonder Questは2015年4月25日に初公開され、2016年12月までに1億100万回以上の再生回数を記録した[5]。シーズン2の第1話は2016年8月20日に配信され、シリーズは2016年11月5日、クリフハンガー(未解決のまま終わる形)で終了した。
2024年10月、Wonder Questチャンネル上のすべての動画が理由不明のまま非公開にされた。
あらすじ
Wonder Questは、擬人化されたスタンピー・キャットと魔法使いウィザード・キーンが、「ワンダージェム」と呼ばれる魔法の宝石を破壊しようとするさまざまな悪の勢力を阻止するために冒険を繰り広げる物語である。
シリーズの概要
シーズン1(2015年)
物語の舞台はワンダーバーグの町。スタンピー・キャットと彼の新しい友人のウィザード・キーンは、邪悪な魔法使いであるスタンピーの兄ハイナスから町を救おうとする。2人は「ワンダージェム」の5つの「ワンダーメント」を再び集めてワンダーバーグに“ワンダー(驚き)”を取り戻すために冒険へと旅立ち、その途中でさまざまな困難に直面する。
シーズン2(2016年)
スタンピー・キャットとウィザード・キーンは、謎の組織「ワンダラーズ協会」からの招待を受け取る。新たに協会の一員となった2人は、リーダーであるプリシラから“ワンダー”を広め、ワンダーバーグを悪の力から守る使命を与えられる。彼らは、過去を変えて世界最高のワンダラーたちが“ワンダリングすること”を阻止しようとする、協会から追放されたメンバーのラーマと対峙することになる。チームはタイムマシンを使い、再び“ワンダー”を現代に取り戻すための新たな冒険に出発する。
声のキャスト
制作と配信
Wonder Questは、2015年4月に開催されたMIPTVテレビ業界会議においてジョセフ・ギャレットによって初めて発表された。このシリーズは、ジョセフ・ギャレットとメーカー・スタジオによる共同制作である。YouTubeはシリーズの独占配信権を獲得し、親会社のGoogleが自社の動画配信サイトで子供向けコンテンツの拡充を進めていたことにより実現した[10]。
このシリーズは、ギャレットの通常の動画とは異なる形式を採用している。彼は「これは自分の普段のMinecraftで遊びながら話す動画とは違う。完全に脚本がある番組であり、制作面でも大幅にクオリティが高い。オリジナルのスコア(劇伴音楽)、多数の効果音や映像加工がある」と述べている。また、本番組は子供向けの教育番組として企画されたが、ギャレットは「誰も見てくれない教育番組を作っても意味がない」として、エンターテインメント性を最優先していることを強調している[10]。
オリジナルのMinecraftマップはThe Voxelbox、Blockworks、ヨハン・クルーガーによって制作された。オリジナルサウンドトラックはセス・アーネストが作曲した[11]。
Wonder Questは2015年4月25日に初公開され、各エピソードは週ごとに公開される形式を採用し、アニメーションシリーズ『I Wonder』のエピソードも同時に公開された[5]。
YouTube Gamingの仮想現実プロジェクトの一環として、Wonder Questシーズン2では360度動画によるコンテンツが公開された。その一部では、視聴者がインタラクティブなゲーム、物語、アトラクションに没入できる体験を提供する内容となっている[12]。