いかに木を殺すか

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いかに木を殺すか』(いかにきをころすか)は大江健三郎の短編小説集である。1984年文藝春秋より刊行された。

同時代ゲーム』と対をなすものとして構想され『女族長とトリックスター』というタイトルで執筆された長編の草稿を切り分けて中編、短編としたものを集めた作品集である。大江は『同時代ゲーム』の補注の位置付けであるとしている[1]

また、単行本刊行時の帯には以下のコピーと著者の言葉がある。

「想像力の巨翼を駆って構築する絢爛たる小説宇宙!/四国の森のなかの谷間を舞台に、神話的伝承に支えられて森を防衛する勇敢な女たち。グロテスクな性、滑稽な性の饗宴と笑いにはじまり、優しさの極みに至る大江文学の傑作!」
「「現代的でかつ芸術的」という批評が、若く出発した僕の短篇への励ましだった。いましめくくりの時のはじめに、八つの短篇を書いて、そこに映る自分を見る。切実な時代の影に、個の生の苦渋のあとは見まがいがたいが、ユーモアの微光もまんべんなくある。思いがけないのは、女性的なものの力の色濃さだった。遠い幼年時の自分と、それほど遠くないはずの死、また「再生」を思う自分を結んでいる。知的な経験と、森のなかの谷間の神話を、懐かしく媒介しているのも女性的なものだ。大江健三郎」

あらすじ

時評

脚注

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