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さるびあ丸 (3代)

2020年就航の貨客船 From Wikipedia, the free encyclopedia

東海汽船さるびあ丸(とうかいきせんさるびあまる)は、東海汽船が運航する貨客船。1973年から1992年就航の初代、1992年から2020年就航の2代目、2020年から就航している3代目があり、本項目では、2020年就航の3代目を取り扱う。

概要 基本情報, 船種 ...
さるびあ丸 (3代)
横浜大桟橋に接岸する3代目さるびあ丸
基本情報
船種 貨客船[1]
船籍 日本の旗 日本 東京
所有者 鉄道建設・運輸施設整備支援機構[1]
東海汽船[1]
運用者 東海汽船
小笠原海運(ドック期間中)
建造所 三菱重工業下関造船所[2][3]
建造費 63億円[3]
IMO番号 9875484(船舶番号143691)
MMSI番号 431692000
経歴
起工 2019年1月29日[4]
進水 2019年11月27日[3]
竣工 2020年6月5日[2]
就航 2020年6月25日[2]
現況 就航中
要目
総トン数 6,099 t[2]
全長 118 m[2]
最大幅 17 m[2]
深さ 9.0 m[2]
喫水 5.4 m[2]
デッキ数 7
推進器 タンデム・ハイブリッド型CRP推進
4翼可変ピッチプロペラ 1基[5]
最大速力 20ノット[2]
航海速力 約16ノット
旅客定員 近海区域:639人[6]
沿海区域(御蔵島まで):1,343人[6]
乗組員 41名[3]
積載能力 (コンテナ)38個[3]
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概要

本船は、1992年に就航したさるびあ丸(2代)の代船として、三菱重工業下関造船所江浦工場で建造され、2019年11月27日に進水[3]、2020年6月5日に竣工、同年6月25日から主に東京(竹芝) - 伊豆大島 - 神津島航路、東京湾納涼船航路に就航している[2][7]。総トン数は、さるびあ丸 (2代)の約2倍で、6,099トン。

客室の種類は6種類で、特等船室、特1等船室、1等船室、特2等船室、2等和室、2等椅子席があり、総客室数は1,100室。この船舶からは、すべての2段ベッドに階段が採用され、バリアフリー対策も施された。

船体デザインは、2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムを手掛けた野老朝雄が担当した[2][7]。本船のコンセプトである「本土と島を結ぶ」ことをイメージした幾何学的な波模様を、伊豆諸島沖を流れる黒潮のような藍色で船体に表現されている[2]。また、東京湾納涼船に使用することも考慮されたため、デッキが大きくなったのが特徴的。

本船さるびあ丸は、3階特2等船室、4階特2等船室で多少の違いが出ている。4階特2等船室では、ドア、窓があり、4人向かい合いでコンパートメントになっているが、3階特2等船室は区切りが少ない。

本船は設計段階より小笠原航路への代船として使用することを考慮していたため、小笠原村から建造費の一部補助を受け、[8]近海仕様で建造された。その結果、東京港から1,000kmほど離れた小笠原諸島への航海が可能となった。おがさわら丸のドック期間中の代船として東京(竹芝) - 父島航路に2021年から使用されている[2]。この準備の一環として父島への試験航海を実施し、父島・二見港に2020年10月13日初めて入港している[9]。2021年5月18日から3代目おがさわら丸のドック中の代船として使用されている[10]。

さるびあ丸では、有料だが、2等和室などで使える毛布の貸し出しを行なっている。料金は1枚200円。

航路

  • 東京(竹芝) - 伊豆大島 - 神津島航路
    • 東京(竹芝) - 横浜(大さん橋) - 伊豆大島 - 利島 - 新島 - 式根島 - 神津島
      • 横浜港寄港は上り便(各島発東京行きの便)の東京湾納涼船運航期間を除く土・日曜日に実施。横浜 - 東京間のみの利用も可能であり「東京湾夜景航路」として遊覧船のような案内でプロモーションがなされている[11]。かつては下り便(東京発各島行きの便)の金・土曜日も実施していたが、運航ダイヤの維持のため2025年3月から休止となった[12]。
  • 東京(竹芝) - 三宅島 - 御蔵島 - 八丈島航路
    • 東京(竹芝) - 三宅島 - 御蔵島 - 八丈島
    • 橘丸の定期点検・ドック期間中に運航
  • 東京(竹芝) - 父島(二見港)
    • 年に1度、おがさわら丸ドック期間中に運航[2]
    • 年に1度(一定期間)、東京湾納涼船に使用

動力

ハイブリット方式を採用しており、ディーゼル機関1機1軸+電動駆動プロペラ(アジマス推進器)で、プロペラは、可変ピッチ翼と360度回転するアジマス推進器を組み合わせ、操船力を向上させている。

通信設備

2025年2月、スペースX社のスターリンク本格運用開始。船内でのアクセスポイントは限られるものの、航海中でも無料WiFiが利用できるようになった。これまでは陸上から離れると、大手キャリアでもスマートフォンなどは圏外になり通信が困難だった[13]。なお、3階の特2等室は、4階の特2等室に比べ、携帯電話の電波が入りにくくなっている[14]。

脚注

関連項目

外部リンク

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