アルピーノ級フリゲート
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| アルピーノ級フリゲート | |
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| 基本情報 | |
| 艦種 | フリゲート |
| 就役期間 | 1968年 - 2008年 |
| 前級 | カルロ・ベルガミーニ級 |
| 次級 | ルポ級 |
| 要目 | |
| 基準排水量 | 2,000トン |
| 満載排水量 | 2,689トン |
| 全長 | 113.3メートル (372 ft) |
| 最大幅 | 13.3メートル (44 ft) |
| 吃水 | 3.80メートル (12.5 ft) |
| 機関 | CODAG方式 |
| 主機 |
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| 推進 | スクリュープロペラ×2軸 |
| 出力 |
・ディーゼル: 各4,200 bhp ・ガスタービン: 各7,700 shp |
| 電力 | 2,400 kW |
| 速力 | 28ノット (52 km/h) |
| 航続距離 | 4,200海里 (17kt巡航時) |
| 乗員 | 士官19名+曹士228名 |
| 兵装 | |
| 搭載機 | AB-204/212哨戒ヘリコプター×1機 |
| レーダー |
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| ソナー | |
| 電子戦・ 対抗手段 | |
アルピーノ級フリゲート(イタリア語: fregate della Classe Alpino)は、イタリア海軍が運用していたフリゲートの艦級[1][2]。
本級は、戦後第1世代のカノーポ級の改良型として、1959-60年度および1960-61年度計画で各2隻、計4隻の建造が計画された[2]。しかし後に計画は変更され、1960-61年度計画での建造分は削除されたほか(建造枠は後にルポ級に転用)、1959-60年度計画での建造分も、やや先行して計画が進んでいたカルロ・ベルガミーニ級にあわせて大幅に改訂されたほか、艦名も駆逐艦の命名規則にあわせて変更された[2]。
設計
上記の経緯もあり、設計面からは戦後第2世代のカルロ・ベルガミーニ級の発展型となっている[2][3]。主船体の深さが比較的小さいため、艦内スペース確保の観点から、上甲板上には長大な船楼と、これに続く甲板室が設けられている[3]。初期の設計ではカノーポ級と同様のドーリー型船首が用いられていたが、1968年に竣工した際には、イタリア海軍フリゲートとしては前例がないほど顕著なシアーが付された[2]。艦尾側では、01甲板後部は長さ約23メートルのヘリコプター甲板とされている[3]。なおカルロ・ベルガミーニ級では格納庫を入れ子式としていたが、本級は船型が拡大されたため、シンプルな固定式の格納庫とした[3]。
1959年の計画当初は蒸気タービン機関を搭載する予定だったが、1962年にCODAG方式への変更が決定された[3]。ここで採用されたガスタービン主機は、イギリス海軍のカウンティ級駆逐艦で採用されたのと同じメトロポリタン=ヴィッカース社製メトロヴィックG6型をトシ社がライセンス生産したものであった[2]。1963年から1965年にかけて、大型駆逐艦「サン・ジョルジョ」に同ガスタービンを用いたCODAG機関が搭載されて、試験に供された[3]。この変更により、機関出力は26,500馬力から31,200馬力へと増加した[3]。ディーゼルエンジンによる巡航時には24ノットを発揮することができた[2]。
なおカノーポ級では煙突が1本しかなかったのに対し、本級の初期設計では1本に減らされており、蒸気の高温高圧化が示唆されていた[2]。その後、CODAG化に伴い、ディーゼルエンジンの消音器やガスタービンエンジンの給排気筒等を収容するため、煙突の径はかなり増大した[3]。
装備
初期の設計では、艦首尾に76mm単装砲が1基ずつ配置されていたほか、艦首側の甲板室上にはメノンK113 305mm対潜弾発射機、格納庫の両脇に40mm連装機関砲が配置されていた[2]。しかし1958年頃、海軍当局は40mm機関砲では将来の航空機には対処困難であると判断したことから[4]、本級の設計でも後に40mm連装機関砲は削除され、1962年に発表された設計では、76mm単装砲を艦首と格納庫脇両舷に1基ずつの計3基搭載することとされていた[2]。このうち、格納庫脇の砲は格納庫の拡大のため後に撤去する含みが持たされていたが、1968年に竣工した際には、むしろ格納庫両舷に2基ずつと増備されていた[2]。砲射撃指揮装置としては新型のNA-9が採用され、火器管制レーダーとしてはRTN-10X)を3基(艦首1基+後部両舷各1基)搭載した[2]。
本級は、イタリア海軍フリゲートとして初めて可変深度ソナー(VDS)を搭載した[2]。夏の地中海では浅い深度のサウンドチャネルが出現し、ソナーの探知距離が大きく制限されるという特性があるため[5]、VDSの必要性は大きかった[2]。当初は船体装備のAN/SQS-43とドライエンドを共用するSQA-10が搭載されており、1980年代の改修の際にDE-1164に換装された[2]。
電子戦装置としてはSPR-Aが搭載され、1970年代にSLQ-A電波妨害装置が追加装備された[2]。その後、1980年代の改修の際にSLQ-747電波探知妨害装置に換装された[2]。この改修の際にSADOC戦術情報処理装置も搭載された[2]。