ウェンブリー・スタジアム
イングランドのロンドンにあるサッカー専用スタジアム
From Wikipedia, the free encyclopedia
ウェンブリー・スタジアム(英語: Wembley Stadium)は、イギリス・ロンドンのブレント区ウェンブリーにあるサッカー専用のスタジアム。
| ウェンブリー・スタジアム The Home of Football | |
|---|---|
![]() | |
| 施設情報 | |
| 所在地 | Empire Way, Wembley, Middlesex. HA9 0DS |
| 位置 | 北緯37度23分2.63秒 西経5度58分13.80秒 |
| 起工 | 2002年9月30日 |
| 開場 | 2007年3月9日 |
| 所有者 | フットボール・アソシエーション |
| 運用者 | ウェンブリー・ナショナル・スタジアム・リミテッド |
| グラウンド | Dessoグラスマスター |
| ピッチサイズ | 105 x 68 m |
| 建設費 | 7億9800万£[1] |
| 設計者 |
フォスター・アンド・パートナーズ POPULOUS, ナサニエル・リッチフィールド・アンド・パートナーズ (計画コンサルタント)[2] |
| プロジェクト マネージャー | Symonds[3] |
| 構造設計者 | Mott Stadium Consortium - Mott MacDonald, Sinclair Knight & Merz & Aurecon[3] |
| サービス エンジニア | Mott MacDonald[3] |
| 総合建設者 | Multiplex Constructions (UK) Ltd[3] |
| 使用チーム、大会 | |
|
サッカーイングランド代表 (2007–present) トッテナム・ホットスパーFC (2017–2019)[4][5] 2012年ロンドンオリンピック ラグビーワールドカップ2015 UEFA EURO 2020 UEFA欧州女子選手権2022 | |
| 収容人員 | |
| 90,000 (all seated) | |
| (最多:89,874 (ポーツマスFC-カーディフ・シティFC, 2008FA杯決勝)) | |
2014年に携帯電話事業者のEE Limitedと6年のスポンサー契約をし、「ウェンブリー・スタジアム connected by EE」となっている[6]。
概要
サッカーとラグビーの2つのフットボールはイングランドを発祥とするが、トゥイッケナム・スタジアムが「ラグビーの聖地」と称されるに対して、「サッカーの聖地」と称されるのがこのウェンブリー・スタジアムである。
かつて旧ウェンブリーを解体してその地に建設されたもので、旧ウェンブリーのシンボルでもあったツインタワーは無くなり、スタジアム上部のアーチがシンボルとなっている。また、旧ウェンブリーにあった陸上競技やドッグレース用のトラックは撤去され、当該箇所にも個別座席が設置された。2003年に着工し、2006年前期の完成を予定していたが、工事が遅れるなどで2007年3月10日にようやく改修工事が完了、5月19日にFAカップ決勝戦で開場となった。
所有権はフットボール・アソシエーション(FA)の子会社であるウェンブリー・ナショナル・スタジアム・リミテッドにあり、主にサッカーイングランド代表の公式戦、あるいはFA主催のクラブチームの公式戦であるFAカップなどが行われる。また、音楽のコンサートやサッカー以外のスポーツ大会の会場としても使用される。
アーセナルFCやトッテナム・ホットスパーFC等、ロンドンにホームを置くクラブチームの新スタジアム建設による代替スタジアムとしても使用される。
敷地面積は約 103,000平方メートル(外周1キロメートル)、建築物設置面積は約 65,000平方メートル、屋根の大きさは約 52,000平方メートル(可動式)[7]。
90,000のキャパシティは、スペイン・カタルーニャ州バルセロナのカンプ・ノウについでヨーロッパ第2位の大きさであり、屋根のついたスタジアムとしては世界最大である。また、建設費もスタジアム史上最高額の7億9,800万ポンドとも言われ、完成後は旧ウェンブリーと区別するために、「ニュー・ウェンブリー・スタジアム」とも呼ばれた。
2011年にはUEFAチャンピオンズリーグ 2010-11の決勝戦が行われたほか、2012年のロンドン五輪ではサッカーの決勝戦が開催された。2013年5月25日にはUEFAチャンピオンズリーグ 2012-13の決勝戦が開催された。
2021年には、UEFA EURO 2020のファイナルフォーの会場として決定された。2022年にはUEFA欧州女子選手権2022決勝、2024年にはUEFAチャンピオンズリーグ 2023-24決勝の会場としてそれぞれ使用された。
サッカー以外のイベントの利用
サッカー以外ではアメリカンフットボール(NFL)が2007年から毎年NFLインターナショナル・シリーズを開催していた。また、ラグビーリーグRFLチャレンジカップ決勝、ユニオンではラグビーワールドカップ2015の2試合の試合会場として使用され、アイルランド代表vsルーマニア代表戦で89,267人の入場者数を記録した。
2025年には、当地でラグビーユニオン・南アフリカ共和国代表vs日本代表のテストマッチが行われ、南アフリカが61-7で勝利した。
コンサートとしては、2007年にダイアナ元皇太子妃を追悼する為の没後10周年コンサートのコンサート・フォー・ダイアナ、Live Earthをはじめ、クイーン、ジョージ・マイケル、ミューズ、マドンナ、オアシス、フー・ファイターズ、U2、コールドプレイ、ペット・ショップ・ボーイズ、テイク・ザット、ロビー・ウィリアムズ、ワン・ダイレクション、BTS、ブラー、BLACKPINKなどの単独ライブ、毎年キャピタルFM主催の夏フェス『Summertime Ball』が行われている。「テラプラス」という資材を用いて芝生を保護することも多い[8]。
また、2014年5月31日にIBF・WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ『カール・フローチVSジョージ・グローブス』第2戦が行われ、8万人を動員した[9]。その後はアンソニー・ジョシュアの世界ヘビー級選手権が何度も開催されている。
アメリカのプロレス団体AEWが2023年8月27日に『All In London at Wembley Stadium』を開催。80,846人の入場者数を発表した。これは現代のウェンブリーで開催される初のプロレスイベントとなった。2024年8月25日にも開催され、メインイベントでブライアン・ダニエルソンがAEW世界王座を獲得した。
開催された主な大会
| 日付 | チーム#1 | 結果 | チーム#2 | ラウンド |
|---|---|---|---|---|
| 2024年6月1日 | 2-0 | 決勝 |
ギャラリー
- スタジアムの遠景 (2016年)
- 2022年に撮影された空撮
- 2007年の内観
- 2013年の内観
- 試合中の内観 (2007年)
- 2012年の外観
- 夜のスタジアム (2010年)
- サポーターによるコレオ (2010年)
