ウスマン・デンベレ

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本名 Masour Ousmane Dembélé
愛称 Dembouz
ラテン文字 Ousmane Dembélé
ウスマン・デンベレ
名前
本名 Masour Ousmane Dembélé
愛称 Dembouz
ラテン文字 Ousmane Dembélé
基本情報
国籍 フランスの旗 フランス[1]
マリ共和国の旗 マリ[1]
モーリタニアの旗 モーリタニア
生年月日 (1997-05-15) 1997年5月15日(28歳)
出身地 フランスの旗ヴェルノン
身長 178cm[2]
体重 67kg[2]
選手情報
在籍チーム フランスの旗 パリ・サンジェルマンFC
ポジション FW
背番号 10
利き足 両足
ユース
2004-2009 フランスの旗 マドレーヌ・エヴルー
2009-2010 フランスの旗 エヴルー
2010-2015 フランスの旗 レンヌ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014-2015 フランスの旗 レンヌⅡ 22 (13)
2015-2016 フランスの旗 レンヌ 26 (12)
2016-2017 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント 32 (6)
2017-2023 スペインの旗 バルセロナ 127 (24)
2023- フランスの旗 パリ・サンジェルマン 63 (26)
代表歴2
2013-2014  フランス U-17 8 (4)
2014-2015  フランス U-18 5 (0)
2015  フランス U-19 3 (1)
2016  フランス U-21 4 (0)
2016- フランスの旗 フランス 57 (7)
1. 国内リーグ戦に限る。2025年12月21日現在。
2. 2025年9月5日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

マスール・ウスマン・デンベレMasour Ousmane Dembélé1997年5月15日 - )は、フランスウール県ヴェルノン出身のサッカー選手リーグ・アンパリ・サンジェルマンFC所属。フランス代表。ポジションはFW

レンヌ

1997年5月15日、ヴェルノンにてマリ人の父とセネガルモーリタニア人の母の間に生まれ[3]、近くの町であるレ=ザンドリで育つ[4]。2004年10月、マドレーヌのクラブであるマドレーヌ・エヴルーフランス語版でサッカーをはじめる[5]

2010年からスタッド・レンヌのユースチームに所属し、2015年、トップチームに昇格した。2015年11月6日、アンジェSCO戦でプロデビューを果たし、11月22日、FCジロンダン・ボルドー戦でプロ初得点を記録した[6]。2016年3月16日、ダービーマッチとなるFCナント戦でハットトリックを記録した[7]

ドルトムント

欧州のビッグクラブが争奪戦を繰り広げた後[8]、2016年5月12日にブンデスリーガボルシア・ドルトムントに移籍することが発表された。契約期間は5年間[9]。背番号は前シーズンに香川真司が着用した7番[8]。11月22日の欧州CL第5節・レギア・ワルシャワ戦で香川のアシストから得点、8-4の勝利に貢献[10]。また、同試合では香川の2得点目をアシストしており、香川はUEFAチャンピオンズリーグ史上最速連続得点記録(76秒)を樹立した[11]

2017年4月26日、DFBポカール準決勝のバイエルン・ミュンヘン戦では1得点1アシストの活躍で決勝進出に貢献した[12]。後述の移籍において、デンベレはドルトムントの練習をボイコットするなどして強硬にバルセロナ行きを要求[13]。練習参加禁止処分を受け、同僚のローマン・ヴァイデンフェラーから苦言を呈されるなど遺恨を残した。

バルセロナ

2017年8月25日、FCバルセロナへ5年契約で加入、移籍金は1億500万ユーロ+最大でその金額の40%のボーナス、契約解除金は4億ユーロに設定された[14]。この移籍金は2017年夏に移籍したネイマールに次いで高額な移籍金であり、2016年夏に移籍したポール・ポグバの移籍金と並ぶ金額であり、クラブ史上最高額の移籍金である。また、年俸は基本給で1200万ユーロで、ボーナスなどを含めると最大で2000万ユーロとなる[15]。背番号はネイマールが着用していた11番。

同年9月9日のエスパニョール戦でデビューし、アシストを決めた[16]

2018年3月14日、UEFAチャンピオンズリーグチェルシー戦にて初ゴールを記録した[17]。8月12日のスーペルコパ・デ・エスパーニャセビージャ戦では決勝ゴールを決めた[18]

2022年6月30日、契約満了でクラブを退団したが、7月14日、2024年までの契約締結を発表した[19]

2022年7月27日、ユヴェントスとのプレシーズンマッチに右ウイングのポジションで先発出場。34分、40分、右サイドでボールを受けると、対峙したDFを両足を使ったドリブルでかわして2得点を挙げた[20]。フットボールの研究機関CIES Football Observatoryが、2022年のドリブラーランキングで、1位に選出された。試合の難易度、プレー時間、ドリブル突破の成功数から100点を最高水準として決定され、100点だった[21]

パリ・サンジェルマン

2023年8月12日、パリ・サンジェルマンFCへ移籍した[22][23]。5年契約で、移籍金は約5000万ユーロとみられている[24]。当初背番号は23番だったが、ネイマールの移籍に伴い背番号を10番に変更[25]。9月24日、オリンピック・マルセイユ戦に勝利後、チームメイトらと同性愛嫌悪のチャントを歌ったことにより、1試合の出場停止処分を受けた[26]。11月24日、ASモナコ戦で移籍後初ゴールを挙げた[27]

2023-24シーズン、公式戦41試合に出場して5ゴール14アシストを記録。 リーグ優勝に貢献した。

2024-25シーズン、センターフォワードにコンバートされた。リーグ戦は開幕から好調を維持し続け、欧州チャンピオンズリーグでは予選の最終節VfBシュトゥットガルト戦でハットトリックを決めてプレーオフ進出に貢献した[28]。またこれが自身2度目のハットトリックとなった。リーグ戦では21得点を記録し、得点王と年間最優秀選手に輝いた[29]。その後は得点を量産するだけではなく守備も徹底し、UEFAチャンピオンズリーグでは15試合出場8得点6アシストの大活躍、クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ優勝及び三冠の達成に貢献した。

2025年9月には、バロンドールを受賞した[30][31]

代表歴

2016年8月29日、ワールドカップの予選に向けたフランス代表に初召集され、9月1日のイタリア代表との親善試合でA代表デビュー。2017年6月13日のイングランド代表との親善試合で、キリアン・エムバぺのアシストにより代表初得点を挙げた[32]

2018年、2018 FIFAワールドカップのフランス代表メンバーに選ばれる[33]。初戦のオーストラリア戦では先発し、70分にオリヴィエ・ジルーと交代した[34]。第2戦のペルー戦では、75分にキリアン・ムバッぺと交代し、第三戦のデンマーク戦にも途中出場し[34]、78分にキリアン・ムバッペと交代した。準々決勝のウルグアイ戦にも、88分にキリアン・ムバッペと交代で試合に出場した。

2022年、2022 FIFAワールドカップ・決勝トーナメント1回戦でポーランド代表と対戦。74分にキリアン・エムバペのゴールをアシストしたほか、積極的なドリブル突破でチャンスを生み出し勝利に貢献した[35]。しかし決勝アルゼンチン戦では、相手に2点のリードを許す展開の中、ジルーと共に前半途中での交代を命じられた[36]

プレースタイル

爆発的なスピードを備えた両利きのドリブラー[37]UEFAが発表した調査ではある試合でのデンベレのドリブル時の最高速度は36.6km/hである[38]。独特のフェイントを使いながらチャンスを創出し、左右両方の足から繰り出されるクロスの質も高い。

ボルシア・ドルトムントのスカウト部門を担当し、現在はアーセナルFCのスカウト部門で責任者を務めているスヴェン・ミスリンスタットは、デンベレについて高く評価しており10代の頃のデンベレを回想して、香川真司と同等の才能を見出しており、「デンベレは私自身、本当に特別な選手だと感じた。それはシンジ・カガワについてもだ」と話し、さらに「特定の状況で彼はどっちの足を使うのか分からなかった。なぜなら彼自身がある意味、それについて無頓着だったからだろう」と両足を自在に操れることを強調した[39]

2024-25シーズンからは偽9番へコンバート。そこから得点を量産するようになった[40]

エピソード

  • 2016年、スマホゲーム「ポケモンGO」が流行していた頃の練習では、移動距離を稼いでポケモンの卵を孵化させるためにソックスにスマートフォンを仕込んだが、監督にバレてスマホを没収された[41]。これにはチームメイトの香川真司トーマス・トゥヘル監督が笑顔でツッコんでいた[42]
  • FCバルセロナに移籍した際、荷物も持たずに出国したためドイツで生活していた時の家が荒廃し裁判沙汰にもなっている[43]。現在はデンベレ側が慰謝料を払う形でオーナーと和解した。
  • バルセロナでの6年におよぶキャリアをプロ意識の欠如によって台無しにしてしまった事を本人も認めている。チームミーティングへの遅刻を繰り返したが、それは早朝までゲームに夢中だったためといわれ、食生活においてもファストフードを好んでいた。当時のシェフだったミカエル・ナヤはフランスメディア『Le Parisien』で「めちゃくちゃな生活」と言い放ち、「酒を飲む姿は見たことがないけど、休める気がまったくもってない。何の規律もないんだ」と話した[44]
  • 遅刻癖がありフランス代表FCバルセロナでは寝坊によって練習を欠席することも少なくない[45]
  • 2019年に来日した際、当時チームメイトであったアントワーヌ・グリーズマンとともに滞在したホテルでゲームの設定をするために呼び出した日本人従業員に対し、「醜い顔ばかりだ」と発言したほか、作業するスタッフの顔をアップで撮影しつつ、「どんな後進国の言葉なんだ」「ここは先進国でしょ?違うの?」と発言した動画が流出した。なぜ流出したのかは不明。この映像は当初、少数の登録者しかいなかったユーチューブチャンネルに投稿されたが、その後ツイッターで「#StopAsianHate(アジア人差別をやめよう)」のハッシュタグが付けられたことで一気に拡散した[46]。これを受けてデンベレは「心から謝罪する」と投稿した[47]
  • サッカーゲームの「フットボールマネージャー」をプレーしている。コンディションが不安定な選手は使いづらい仕様となっており、自分自身を使った際に非常に使いにくいことを知って驚いた。
  • 2024年6月、試合後のロッカールームで監督の話を聞きながら1人だけピザを頬張っていた。試合後のエネルギー補給かと思われたが、この試合にデンベレは出ていなかった[48]
  • 2018 FIFAワールドカップ決勝戦後、フランス代表として獲得した40万ユーロを母親の故郷であるモーリタニア南部のセリバビ県にあるディアギリ村に寄付し、大きなモスクが建てられるようにした[49]
  • 2023年2月にデンベレは財政難に陥る古巣クラブ、エヴルーに10万ユーロ(約1400万円)を寄付したことが明らかになった[50]。同クラブは「困難な時期にクラブへの寛大さと経済的支援をしてくれたウスマン・デンベレに心から感謝したい」と述べた。
  • 2024-25シーズンに活躍した際には「この結果はチームみんなの努力によるものだ。僕のゴールやアシストはチームのサポートがあるからなんだよ。試合ごとに成長しているし、今季の活躍もチームのおかげだよ。最大の目標はチームタイトルの獲得であり、個人タイトルは単なるボーナスでしかない」「今がピークかどうかなんて分からないよ。成長できると思っている。個人もチームもね。今季が良いシーズンなのは確かだし、判断力も格段に向上している。これはポジショニングの修正によるものだ。監督(ルイス・エンリケ)は当初から僕に信頼を寄せてくれていて、加入する前から電話をくれた。選手としての僕に何を期待しているか伝えてくれたんだ。今はピッチ上でその信頼に応えようとしている」と話した[29]
  • エンバペは、フランスメディア『レキップ』で「僕は彼の一番のサポーター。精神面で大きく成長したと思う。そのおかげでゴール前でもよりリラックスできる状態になったね。トッププレーヤーさ!」と喜んだ。[44]
  • ルイス・エンリケは「私ならバロンドールをウスマン・デンベレにあげたい。彼の守備ぶり…あれこそがバロンドールに値する。チームを率いるとはこういうことだ。ゴール、タイトル、リーダーシップ、守備、そして彼のプレッシャーのかけ方…ウスマンは私のバロンドールだ。全く疑いの余地はない」と話した[51]
  • 香川真司はデンベレのバロンドール受賞について「ポテンシャルから見たら今まで見てきたなかで、彼ほど練習で衝撃を受けた選手はいない。その選手が苦しんできたことを考えると、本当に『おめでとう』という言葉しかない。ポテンシャルはとんでもないですよ。左右両足で、あんなトップスピードでドリブルできるやつ、見たことなかった」と祝福した。また、たまに連絡を取っており「去年くらいに『いつかセレッソ大阪でプレーする』って連絡が来たから。いつかバロンドーラーを迎えられるように、準備をしたいなと思います」と再会に期待した[52]

個人成績

2023-24シーズン終了時点

クラブ シーズン リーグ リーグ戦 カップ戦 国際大会 その他 合計
出場得点出場得点出場得点出場得点出場得点
レンヌⅡ 2014-15 CFA 1813---1813
2015-16 40---40
通算2213---2213
レンヌ 2015-16 リーグ・アン 261220-102912
通算261220-102912
ボルシア・ドルトムント 2016-17 ブンデスリーガ 32662102104910
2017-18 0000001010
通算32662102205010
バルセロナ 2017-18 ラ・リーガ 1733031-234
2018-19 2984283114214
2019-20 5100400091
2020-21 3066263204411
2021-22 211119010322
2022-23 255226120358
通算127241673686118540
パリ・サンジェルマン 2023–24 リーグ・アン 2634111210426
通算 2634111210426
総通算233582810571210132881

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 57試合 7得点(2016年 - )[53]
フランス代表国際Aマッチ
出場得点
201630
201741
2018141
202162
202280
202371
2024111
202541
通算577

得点

#開催年月日開催地対戦国スコア結果試合概要
12017年6月13日フランスの旗 サン=ドニスタッド・ド・フランスイングランドの旗 イングランド3-23-2親善試合
22018年6月1日フランスの旗 ニースアリアンツ・リヴィエライタリアの旗 イタリア3-13-1
32021年3月28日カザフスタンの旗 アスタナアスタナ・アリーナカザフスタンの旗 カザフスタン1-02-02022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
42021年6月2日フランスの旗 ニースアリアンツ・リヴィエラウェールズの旗 ウェールズ3-03-0親善試合
52023年11月18日フランスの旗 ニースアリアンツ・リヴィエラジブラルタルの旗 ジブラルタル10-014-0UEFA EURO 2024予選
62024年9月9日フランスの旗 リヨンパルク・オリンピック・リヨンベルギーの旗 ベルギー2-02-0UEFAネーションズリーグ2024-25・リーグA

タイトル

脚注

外部リンク

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