エイジャックス装甲戦闘車
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開発中には騒音や振動の面で問題があるとして、一時的にテストが中止になるなどの問題もあった。これらの事から計画より8年遅れてイギリス陸軍に納入されており、2028年まで続く予定[3]。
しかし2025年11月初旬、エイジャックスが初期作戦能力(実戦部隊配備)の認定を受けたほぼ直後、大規模演習「タイタン・ストーム」に参加した近衛騎兵連隊で、エイジャックスの騒音と振動による乗員兵士31人の障害症状が報告され、国防省はただちに運用を停止する事態となった。2026年1月、ジョン・ヒーリー国防長官はプロジェクト最高責任者であるクリス・ボウブリックを更迭し[4] 、軍に100両余りが納入済みのエイジャックスの初期作戦能力の認定を撤回。戦力化の見通しは立たなくなった[5]。
エイジャックスの騒音レベルは前代のウォーリア、CV90やプーマなど競合クラス車両と比べ極度に大きいわけではないが、殊に振動は国際的に認められている全身振動の健康リスク限界値を2~5倍超過しており「乗るだけで職業病確定レベル」と、装甲車両研究家のJon Hawkes氏は表現。陸軍の過大な要求仕様に対し、メーカーは定額契約であり先行投資をしていることから、収益性を懸念して根本的な設計見直しに消極的で座席にゴムパッド追加、耳栓の改良のような小手先の対策に終始している。国防省は2024年7月以降、一部の聴覚障害について責任を認める姿勢を示し、退役軍人・現役兵が国防省に補償請求を行う動きも活発化。一方ではこの補償制度を悪用した偽広告が問題化したり、軍向けの戦闘用武器耳栓CAEv2の製造元3M社に対し退役軍人から損害賠償訴訟が起こされるなど、場外へ混迷が拡大している[6]。