オキサゾール
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| オキサゾール | |
|---|---|
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 288-42-6 |
| PubChem | 9255 |
| ChemSpider | 8898 |
| UNII | FJZ20I1LPS |
| EC番号 | 206-020-8 |
| MeSH | D010080 |
| ChEBI | |
| ChEMBL | CHEMBL2171710 |
| バイルシュタイン | 103851 |
| Gmelin参照 | 485850 |
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| 特性 | |
| 化学式 | C3H3NO |
| モル質量 | 69.06 g mol−1 |
| 密度 | 1.050 g/cm3 |
| 沸点 |
69.5 °C, 343 K, 157 °F |
| 酸解離定数 pKa | 0.8 (共役酸)[2] |
| 危険性 | |
| GHSピクトグラム | |
| GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
| Hフレーズ | H225, H318 |
| Pフレーズ | P210, P233, P240, P241, P242, P243, P264+265, P280, P303+361+353, P305+354+338, P317, P370+378, P403+235, P501 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
オキサゾール (oxazole) は、分子式 C3H3NO、分子量 69.06 の複素環式芳香族化合物のアミンの一種である。オキサゾールはアゾールの窒素から一つ隔てた炭素が酸素で置換されている[3]。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[4]。
オキサゾールは芳香族化合物であるが、チアゾールよりは芳香族性が少ない。そして弱い塩基性を示し、イミダゾールの場合は7.0であるのに対して、オキサゾールの共役酸のpKaは0.8である。
合成法
有機化学での古典的なオキサゾールの合成法を次に示す
- ロビンソン・ガブリエル合成 - 2-アシルアミノケトンの脱水反応による。
- フィッシャーのオキサゾール合成 - シアノヒドリンとアルデヒドより合成。
- ブレデレク反応 - α-ハロケトンとホルムアルデヒドより合成。
文献的には次の方法が報告されている。
反応性
- オキサゾールのC2位を脱プロトン化すると、開環したイソニトリルが生成することがしばしばある。
- 活性化基 (activating group) の存在よりC5位に 芳香族求電子置換反応が進行する。
- C2位の脱離基の存在により芳香族求核置換反応が進行する。
- オキサゾールのジエン構造に対してディールス・アルダー反応が進行すると、酸素を失ったピリジン体が生成する。
- 熱による転位反応であるコンフォース転位 により4-アシルオキサゾールはアシル残基がC5位に転位する。
- 種々の酸化反応が知られている。ある研究[7]では4,5-ジフェニルオキサゾールに3当量の硝酸セリウムアンモニウム (CAN) により、ホルムアミドと安息香酸が生成するという報告がある。