オデオン・ブドーカン

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リリース
録音 1976年3月
時間
『オデオン・ブドーカン』
ニール・ヤング & クレイジー・ホースライブ・アルバム
リリース
録音 1976年3月
ジャンル
時間
レーベル リプリーズ・レコード
プロデュース
ニール・ヤング アルバム 年表
クローム・ドリームズ
(2023年)
オデオン・ブドーカン
(2023年)
ビフォア・アンド・アフター
(2023年)
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オデオン・ブドーカンOdeon Budokan)は、カナダ系アメリカ人ミュージシャン、ニール・ヤングによるライブアルバムであり、2023年9月1日にアメリカのレコードレーベル、リプリーズ・レコードからリリースされた[1]

このアルバムは、ヤングがクレイジー・ホースと共に『ズマ』を引っ提げて行った1976年のツアー公演の録音を集めたものである。このツアーはクレイジー・ホースにとって新ギタリスト、フランク・サンペドロを迎えての初ツアーとなった。A面には1976年3月31日、ハマースミス・オデオンでのオープニング・ソロ・アコースティック・セットの演奏が収録されている。B面には、1976年3月10日と11日に日本武道館で行われた、フルバンドによるエレクトリック・セットのクロージング公演からの演奏が収録されている。

このアルバムは、2020年に発売された『ニール・ヤング・アーカイヴス VOL. II: 1972–1976』ボックスセットで初めてCD化された。2023年の単独リリースはレコード盤のみで提供された。当初は2019年にヤングの『Archives』シリーズ第2弾に先駆けてリリースされる予定だったが、ヤングは代わりに『タスカルーサ』をリリースすることを選択した[2]

オデオン・ブドーカンは、プロデューサーのデイヴィッド・ブリッグスによって1976年に初リリースに向け編集されたが、他のプロジェクトを優先するため棚上げとなった[3][4]。未発表曲「トゥー・ファー・ゴーン」「ストリングマン」「溢れる愛」を収録。「ザ・オールド・ラフィング・レディ」のエンディングでは、1976年に頻繁に行っていたように、ヤングが「ギルティ・トレイン」と題した追加歌詞を歌っている。

このアルバムに収録された東京とロンドンの公演は、プロの撮影スタッフにより撮影された[5][6]。バンドがハマースミス・オデオンで風機の前で「ライク・ア・ハリケーン」を演奏するプロモーションビデオが制作された。このビデオは1977年6月10日、テレビ番組『ザ・ミッドナイト・スペシャル』で放映された[7][8]。コンサートからの他の数曲のパフォーマンスをまとめた映像も海賊版に収録されており、アルバムとは異なる曲順となっている。コンサートからの追加アコースティック曲2曲は『ニール・ヤング・アーカイヴス VOL. II: 1972–1976』のディスク9に収録されている。「Midnight on the Bay」とバンジョー版「Mellow My Mind」である。ライブ公演の翌日、ロンドンにあるCBSスタジオで「Stringman」のオーバーダブ録音が行われた。この曲は1977年に『クローム・ドリームズ』でリリースされそうになった。

演奏について

アルバムの両面とも、ヤングとバンドは上機嫌だ。ソロ演奏中に観客から飛び交う曲のリクエストに応え、ヤングは「リーダーを選出して」グループを代表させ、リクエストを一つにまとめるよう促す。 エレクトリック・セットのB面は、バンドと観客が吠え声や犬の鳴き声を上げるところから始まる。

インタビューでバンドはこのツアーを懐かしむ。1979年のローリング・ストーン誌のインタビューで、ベーシストのビリー・タルボットはこう回想している。「イギリス、日本、アメリカ以外のあらゆる場所で演奏した。あの頃は本当に理想的な時代だったよ、ニールは輝いていた。再びバンドができたんだ。俺たちの演奏を聴いて、他にこんな演奏ができるバンドはいないと思った。ただひたすら考えていた…「俺たちってバンドとして完成してるんじゃないか?」ってな、あのツアーの余韻は今も続いていると思う。日本でのライブテープを持っているんだが、それに比べると『ズマ』は、太った男たちが大きな肘掛け椅子で寝転がりパイプをくゆらせているような音だ。落ち込んだ時はいつも、あのテープを聴くんだ」ギタリストのフランク・"ポンチョ"・サンペドロは付け加えた。「ニールは時々、ギターで狂ったように弾きまくるんだ。本当に狂ってるよ[9]」サンペドロはシェイキーでのインタビューでファンの歓迎をこう振り返った。「日本は信じられないほどだった。まるでビートルズのように迎えてくれたんだ[6]」。

2020年の『Uncut』誌によるマイケル・ボナーとのインタビューで、サンペドロは3月11日の日本公演中に幻覚を見たことを回想している:「ビリーと俺は武道館での最後の公演でLSDをキメたんだ。『誰にも言うなよ、俺たちだけの秘密だぜ』って言ったんだ[10]」。彼は2020年の『Aquarium Drunkard』誌のインタビューでこう続けている。「ビリーと俺は二人ともLSDをキメた。その夜、ライブの後でコペンハーゲンへ飛ぶ予定だったからな。薬を携帯したくなかったんだ。俺が持ってたLSDが二錠あって、それぞれ一錠ずつ飲んだ。すごく面白かったよ…全てが狂い始めて、サイケデリックな模様とかが飛び交い始めたんだ。ステージでは一晩中誰とも話さなかった。ほとんどずっと目を閉じていた。数回だけ目を開けたんだ。最初に見た光景は恐ろしかった。ギターの弦を弾くと、床に跳ね返って天井まで虹色に跳ね上がるのが見えた。『おい、マジかよ』って感じでさ。腕に弦の振動が伝わってくるんだ!弦から発せられる振動がずっと感じられたんだ[11]」。俺たちは「Cowgirl in the Sand」を演奏して、ビリーとラルフがバックコーラスを歌いにステージに上がったんだ。目を開けたら、二人の後頭部から巨大なマンダラが浮き上がってきて、色とりどりの模様がごちゃごちゃと。ハイすぎて見上げることもできなかったよ。ギターの弦を弾くと、80色くらいに光って、床に跳ね返って天井に当たったんだ。二曲目が終わった時、ニールが駆け寄ってきて俺とビリーの間に顔を突っ込みながら『おい、今夜はサイケデリックだぜ!』って言うんだ。俺はただビリーを見て『彼に伝わった、彼に伝わったぜ!』って思ったよ。その夜の残りの時間は、間違いさえなかったと思う。信じられないほどだった[6]」。

評価

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
AllMusic4/5stars[12]

オールミュージックはこのアルバムを5つ星中4つ星と評価し、ヤングのアーカイブ作品の中でも傑出していると評している。70年代半ばにヤングが複数の方向で全力を注いでいたことを示す好例だと述べている[13]

収録曲

参加メンバー

脚注

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