グラント・グリーン
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グラント・グリーンは、1935年に中西部ミズーリ州セントルイスに生まれた。父は労働者や警察官として働き、グリーンはギターを父に習っている。[2] ジャズ評論家のデイヴ・ハンターは、グリーンの演奏について「しなやかでルーズ、かすかにブルージーで、正しくグルーヴィー」と評している[3]。1960年代のブルーノート・レコードを代表するギタリストであり、オーソドックスなビバップから、ソウル・ジャズ(ファンキー・ジャズ)に至るまで、さまざまな演奏スタイルを聴かせた。このため、グリーンのレコードはジャズ・ファンだけにとどまらず、他ジャンルのファンからも聴かれることがあった。1960年代後半以降は、ジェームス・ブラウン[4]に影響を受けたファンク・スタイルの演奏をする場合もあった。1980年代末のレア・グルーヴブームをきっかけに、彼への再評価がおこなわれている。
1960年代前半は、主にビバップ・スタイルでプレイした。1961年のブルーノートにおけるファースト・アルバム『グランツ・ファースト・スタンド』、セカンド・アルバム『グラントスタンド』などでは、彼の優れたバップ・フレーズを聴くことができる。
1969年録音のアルバム『キャリーン・オン』からは、ジャズ・ファンク路線に移行した[5]。ライブ盤である『アライヴ!』と『グラント・グリーン・ライヴ・アット・ザ・ライトハウス』などでは、ファンキーなソロを披露している。
年代と共にプレイ・スタイルを変えたグリーンであるが、一貫してシングル・コイルを搭載したギブソンのギターを使用しており、シングル・コイル独特の音色が彼のトレードマークとなった。
- ペンタトニック・スケールを主体としたアプローチも得意とした。
- ゴスペルに影響を受けているため、同じフレーズを延々と繰り返し、ソロを盛り上げる手法を多用した。
- シングル・ノート(単音)を主体にプレイした。同時代のギタリストウェス・モンゴメリー[6]が、コード・ソロ、オクターヴ奏法を多用したのと対照的である。