サイン・オブ・ザ・タイムズ
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| 『サイン・オブ・ザ・タイムス』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| プリンス の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | R&B、ファンク、ソウル、ロック、アヴァン・ポップ | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | ペイズリー・パーク・レコード、ワーナー・ブラザーズ・レコード | |||
| プロデュース | プリンス | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| プリンス アルバム 年表 | ||||
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| 『サイン・オブ・ザ・タイムズ』収録のシングル | ||||
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『サイン・オブ・ザ・タイムズ』(Sign o' the TimesもしくはSign "☮︎" the Times)はアメリカのミュージシャン、プリンスの9枚目のアルバム。「ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選」の2020年版で45位に選ばれ[1]、第30回グラミー賞の最優秀アルバム賞にノミネートされた。ザ・レヴォリューション解散後、はじめてのアルバムである。
1986年4月には『ドリーム・ファクトリー』の最初のバージョンは完成していた。しかし同年6月3日にプリンスは、『ドリーム・ファクトリー』の配置を変え、2枚組アルバムにした。しかし、この作品はザ・レヴォリューションの解散により、お蔵入りとなった[2]。その直前にパリのル・ゼニスで、本作に収録された「ビューティフル・ナイト」のライブ音源がザ・レヴォリューションとともに録音されている[3]。
ザ・レヴォリューション解散後の10月8日にプリンスはスタジオに戻り録音を開始した。この頃、ボーカルのピッチを上げた中性的なボーカルで録音を行い、アルバム『カミール』を用いて作り上げた[注 1][4][5][6]。プリンスは、これを「カミール」という架空のアーティスト名義でリリースしようとし、100枚ほどテスト盤が作られたが、プリンスの気が変わり、『カミーユ』から、後に「パーティマン」のB面となる「フィール・U・アップ」を除く7曲と新たに録音した楽曲や『ドリーム・ファクトリー』からの楽曲をあわせた3枚組アルバム『クリスタル・ボール』を作り、リリースしようとしたが前作『パレード』の売れ行きがよくなかったこともあり、販売元であるワーナー・ブラザーズ・レコードが断り、2枚組にすることを命じた[2][4][7][8][9][10][11]。
そしてプリンスは『クリスタル・ボール』から7曲をお蔵入りにし、タイトル曲「クリスタル・ボール」の代わりに「サイン・オブ・ザ・タイムス」を表題曲として[4]15曲をアルバム用にした。そして1986年12月21日にシーナ・イーストンとのデュエット曲である「ユー・ガット・ザ・ルック」をレコーディングし、完成させ結果的に2枚組16曲である本作が完成した[12]。
ジャケット
このアルバムのジャケットは派手な装飾のあるステージの写真である。デザインはローラ・リピューマ、撮影は『パレード』のジャケットの撮影もしたジェフ・カッツ。色はプリンスの希望で黒とピーチをメインにしている(ピーチはスザンナ・メルヴォワン、黒はプリンスを表すという)[13][10]。背景にはネオンで照らされた夜の街が写っているが、これはミュージカル『ガイズ&ドールズ』からの借用である[14]。中央にはミネソタ州のプレートがつけられているキャデラックのフロントグリルで底上げされたプラットフォームにシーラ・Eのドラムセットやベンチ付きのハモンドオルガンが置かれ、花束やアールデコ様式の電球で飾られた看板などで飾られている。右下の隅に眼鏡をつけたプリンスがいて、まるでここから去っているように見える[15]。これはプリンスが輝いていたものを置いていくという解釈がある[15][4]。
収録曲
作詞作曲はプリンスによる(特記を除く)。
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「サイン・オブ・ザ・タイムズ」(Sign o' the Times) | ||
| 2. | 「プレイ・イン・ザ・サンシャイン」(Play In The Sunshine) | ||
| 3. | 「ハウスクウェイク」(Housequake) | ||
| 4. | 「ドロシー・パーカーのバラッド」(The Ballad of Dorothy Parker) | ||
合計時間: | |||
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「イット」(It) | ||
| 2. | 「スターフィッシュ・アンド・コーヒー」(Starfish And Coffee) | スザンナ・メルヴォワン、プリンス | |
| 3. | 「スロウ・ラヴ」(Slow Love) | プリンス、キャロル・デイヴィス | |
| 4. | 「ホット・シング」(Hot Thing) | ||
| 5. | 「フォーエバー・イン・マイ・ライフ」(Forever In My Life) | ||
合計時間: | |||
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「ユー・ガット・ザ・ルック」(U Got the Look) | ||
| 2. | 「イフ・アイ・ウォズ・ユア・ガールフレンド」(If I Was Your Girlfriend) | ||
| 3. | 「ストレンジ・リレイションシップ」(Strange Relationship) | ||
| 4. | 「プレイス・オブ・ユア・マン」(I Could Never Take The Place of Your Man) | ||
合計時間: | |||
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「ザ・クロス」(The Cross) | ||
| 2. | 「ビューティフル・ナイト」(It's Gonna Be A Beautiful Night) | ドクター・フィンク、エリック・リーズ、プリンス | |
| 3. | 「アドア」(Adore) | ||
合計時間: | |||
2020年リマスター
概要
2020年9月25日に8CD+1DVDのスーパー・デラックス・エディション、3CDのデラックス・エディション、2CDの通常盤の3形態でリマスター盤の発売された[16][17][18][19]。
ジャケットはオリジナル盤では右下の端にいたプリンスが中央に立ち、オリジナル盤では地面に置かれているギターを持って映っている[20]。これはまだセットが完成していないときにプリンスがやってきて撮影を希望し、多重露光を使って行われた。プリンスはこの写真を気に入ったが使用されなかった[21]。また120ページのブックレットには、ジェフ・カッツの未公開写真やプリンスの手書きの歌詞などがおさめられている[16][18][19]。
全形態のうちCD1、CD2は共通してバーニー・グランドマンによるオリジナル盤のリマスターである[17][18]。
スーパー・デラックス・エディション、デラックス・エディションのCD3はシングル用ミックスやシングルB面曲が収録されている[17]。
スーパー・デラックス・エディションのCD4、CD5、CD6は未発表曲や未発表音源で、中にはマイルス・デイヴィスとコラボした「キャン・アイ・プレイ・ウィズ・ユー?」[22]やお蔵入りとなったジャズファンクアルバム『ザ・フレッシュ』の音源などが含まれる[17]。
CD7、CD8は1987年6月20日にサイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアーの一環でオランダで行われたユトレヒトでのライブ音源である[16]。これは映画『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』で使われた音源が権利問題で収録できず、その代わりにファンの間で人気があり、完成したステレオ音源が出回っていたこの音源を収録することとなった[22]。
DVDにはマイルス・デイヴィスも出演した1987年12月31日のペイズリー・パークで行われたサイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアーの最終公演である[16][22]。このライヴはチャリティを目的に行われており、収益はチャリティ団体「ミネソタ・コーリション」に寄付されている[23]。
収録曲
作詞作曲はプリンス(特記を除く)。
クレジット
※出典[24]
- プリンスーボーカル、バッキング・ボーカル、エレクトリックギター(1–3, 5–8, 10, 12–15)、アコーステックギター (9, 13)、12弦アコーステックギター(2)、ピアノ(2,6,7)、ハモンドオルガン(4,16)、ドラム (2, 6, 7, 14)、フィンガーシンバル(7)、カウベル(8)、タンバリン(6,8)、エレクトリックベース (2–4, 6–8, 11–14, 16)、シンセサイザー(1–6, 8, 10–14, 16))アナログシンセサイザー(4)、サンプラー・シンセ(2, 6, 14, 16)、ドラムマシン(1–4, 6, 8, 9, 11ー13, 16)、エレクトリックピアノ(7,15)
- ウェンディ・メルヴォワンーバッキング・ヴォーカル(7, 15)、エレクトリックギター (7, 12, 15)、エレクトリックベース(7, 15)、タンバリン(12)、シンセサイザー(12)、サンプラー(3, 10–12)、
- スザンナ・メルヴォワンーバッキング・ボーカル(2, 4, 6)、ボーカル(15)
- ミコ・ウィーバーーエレクトリックギター (15)
- リサ・コールマンーバッキング・ボーカル(7,15)、シンセサイザー(12)、キーボード(15)
- ジル・ジョーンズーボーカル(15)
- シーラ・Eードラムマシン(10)、シンバル(10)、カウベル(10)、ティンバレンス(10)、コンガ(12)、パーカッション(15)
- ドクター・フィンクーキーボード(15)
- ブラウン・マークーエレクトリックベース(15)
- ボビー・Zー電子ドラム(15)
- エリック・リーズーサックス(3, 7, 8, 15, 16)
- アトランタ・ブリスートランペット (3, 7, 15, 16)
- ノヴィ・ノヴォグーヴァイオリン(16)
- シーナ・イーストンーボーカル(10)
- クレア・フィッシャーーストリングス・アレンジ