サロベツ川には、満ち潮のとき天塩川経由で塩分を含む水が逆流する。しかし、流れ下る淡水と遡上する海水はたやすく混じり合わず、下流部の水は海水とほとんど変わらない高塩分水塊、淡水または低塩分の水塊(以下、低塩分水塊)、その中間の中塩分水塊という3つに分かれる。塩水は淡水より重いので、表層が低塩分、その下が中塩分、川底近くが高塩分という3層である。高塩分水塊は川底にそって上流方向に7キロメートルの音類橋付近でなくなり、その先は合流点から約10キロメートルのパンケ沼入り口とその先まで低塩分と中塩分の2層になっている[11]。