サントリー樹氷

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サントリー樹氷(サントリーじゅひょう)は、サントリースピリッツ(旧・サントリー酒類(初代法人))が製造し、サントリー酒類(二代目法人)が販売する甲類焼酎の一つである。宝酒造から発売されている甲類焼酎「」とともに、1980年代ニュースピリッツならびに酎ハイブームを築いた商品として長く親しまれたが、2020年に製造終了となった[1]。2025年現在では同社ホームページ上のブランドサイトで「(この商品は)店頭から在庫がなくなり次第、終売となります」と告知されている。

サントリー樹氷は1978年に発売。その前年の1977年に宝酒造がスクエアボトルにデザインされたパッケージと、磨き抜かれたクリアテイストに生まれ変わった新世代焼酎として知られる「純」(現在ではボトルも存在するが、多くはペットボトルでの販売となっている)がヒットし、一大ムーブメントを起こしていた。

一足遅れて、サントリーは平たくデザインされたスクエアボトルに、白樺の模様が入った「樹氷」を翌年に送り出す(サントリーは当時焼酎の免許を取得できず、樹氷をスピリッツ規格で販売していたため「マイルド・ウォッカ」という風に明記していた。のちに1993年に焼酎表記に変わる)。テレビ向けのCMキャンペーンに、新世代コピーライターの一人である仲畑貴志を起用してCM放映が展開される(仲畑は当時サン・アドに所属。後に独立してフリーに転じた後も同製品のCM企画を手掛けた)。宝酒造の「純」がデヴィッド・ボウイシーナ・イーストンを代表とする外国人アーティストを起用したウェスト・ミーツ・イースト的なイメージCM展開に対抗し、漫画家バロン吉元が当時漫画アクションで連載していた「柔侠伝」のヒロイン、茜をイメージキャラクタに仕立てた「樹氷にしてねと、あの娘は言った。」で同製品のキャンペーンがスタートしたが、しばらくして1981年に女優の田中裕子がCMのイメージキャラクターに起用されると、ナチュラルさと不思議さを併せ持った田中の魅力を前面に押し出したCMにより、売り上げが急上昇する。中でも1982年にテレビ放映されたCM「タコなのよ、タコ。タコが言うのよ。」は当時の流行語にまでなるという評判ぶりとなり、後にCMの「タコ」をイラスト化し、サントリータコハイとして発売するまでに至っている。

やがて1980年代後期以降、酎ハイブームは下火となったものの、酎ハイがそれぞれの飲食店や家庭で楽しみ方のパターンの一つとして完全に定着化したこともあり、現在も同社の製品として販売され続けている。

その他

脚注

外部リンク

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