ズケンティラヌス

From Wikipedia, the free encyclopedia

ズケンティラヌス(学名 Zhuchengtyrannus)は中生代白亜紀後期の中国に生息したティラノサウルス科獣脚類であり、タルボサウルスよりも大柄である。2009年中国山東省諸城近くの辛格庄累層で発見された。ズケンティラヌス・マグヌスただ1種のみを含む。ズーチェングティラヌスと表されるこもある。

発見された部位

デイヴィッド・W・E・ホーン、コーウィン・スリヴァン、王克柏、趙喜進、徐星、季強、李敦景などの古生物学者により2011年に記載され、模式種はズケンティラヌス・マグヌスである。属名は発見された地域である諸城を示す「Zhucheng」とティラノサウルス科としての系統学的位置を示す「tyrant」から成る。種小名の「magnus」はラテン語で「巨大な」という意味であり、ズケンティラヌスの体格を示唆している。全体では「巨大な諸城の暴君」という意味になる[1]

ズケンティラヌスはタイプ標本 ZCDM V0031 のみが発見されており、これは上顎右方の一部と下顎左方の一部及びそれぞれの歯列である。この標本は諸城中国暴竜館に所蔵されており、レプリカ標本 IVPP FV 1794 は中国科学院古脊椎動物古人類学研究所に所蔵されている。ZCDM V0031 は少なくとも7350万年前の白亜紀後期カンパニアン期のものであり、諸城市の臧家荘採石場から収集された。臧家荘採石場からは他にもティラノサウルス科の歯列標本 ZCDM V0030 や上顎の標本 ZCDM V0030 が発見されている。これらの標本は互いに関係性を持たないが、後者2つの標本はズケンティラヌスも含めて他のティラノサウルス科と異なり、採石場から少なくとももう1つ別のティラノサウルス科が発見されたことを示唆している。ティラノサウルス科の断片化石以外では、シャントゥンゴサウルスと推定されているハドロサウルス科の恐竜やシノケラトプス及びアンキロサウルスの標本が収集されている[1]。ズケンティラヌスは白亜紀後期カンパニアン期において氾濫原であった地域で発見され、ここには世界で最も恐竜の骨が密集している地域の1つが含まれている[2]

形態

分類

出典

Related Articles

Wikiwand AI