ゼンノエルシド

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欧字表記 Zenno El Cid[1][2]
香港表記 禪宗勝者[3]
性別 [1]
ゼンノエルシド
欧字表記 Zenno El Cid[1][2]
香港表記 禪宗勝者[3]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 1997年3月26日[1]
死没 2024年9月1日(27歳没)
Caerleon[1]
エンブラ[1]
母の父 Dominion[1]
生国 アイルランドの旗 アイルランド[1]
生産者 Orpendale [1]
馬主 大迫忍[1]
調教師 藤沢和雄美浦[1]
厩務員 川越靖幸[4]
競走成績
生涯成績 18戦6勝(うち海外1戦0勝)[1]
獲得賞金 2億336万6000円[1]
勝ち鞍
GIマイルCS2001年
GIII京成杯AH2001年
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ゼンノエルシド(欧字名:Zenno El Cid1997年3月26日 - 2024年9月1日)は、アイルランド生産、日本調教の競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍に2001年マイルチャンピオンシップ京成杯オータムハンデキャップ。「マイルを愛した貴族」と呼ばれた[5]

  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[6]

1999年10月10日、東京競馬場での3歳新馬戦でデビューし、1着。このレースの際、パドックにおいて陰茎勃起させ、その状態のままレースに勝利した。騎乗した岡部幸雄はレース後「いいモノを持っているね」[7]とコメント、非凡な競走センスという意味の他「立派な陰茎を有している」とも取れる発言をしたこともあってか、一部のメディアで笑い話として取り上げられ[8]、パドックに「男を魅せろ!ゼンノエルシド」といった横断幕が掲げられる[9]、(勃起した陰茎を脚に見立てて)「五本脚で新馬戦を勝った馬」と評される[10]などの話題を呼んだ。

いちょうステークス6着のあとは脚部不安[11]もあって休養に入り、2000年5月の500万下特別夏木立賞で復帰して1着。函館競馬場に転戦して2戦目の900万下特別洞爺湖特別を勝って1600万下条件クラスに昇級。間隔開いて12月のクリスマスカップ3着のあと、4歳になった2001年2月には格上挑戦で東京新聞杯に出走も8着。その後も自己条件で2戦して勝てず、夏に1000万下クラスに降級する。脚元の状態と相談しつつ使われて、少しずつ勝ち星を重ねる条件馬時代であった[11]

2001年8月の摩周湖特別で4勝目を挙げて1600万下クラスに再昇級すると、9月に格上挑戦で京成杯オータムハンデキャップに出走。格上挑戦ながら1番人気に支持され[11]、レースでは2着クリスザブレイヴに4馬身差をつけ、1分31秒5の当時の芝1600メートルの日本レコードで優勝した。スプリンターズステークスでも1番人気に推されたが、トロットスターの10着に終わる。続くマイルチャンピオンシップではオリビエ・ペリエの手綱で出走し、クリスザブレイヴの逃げを2番手で追走すると、そのまま押し切って2着エイシンプレストン以下をおさえてG1競走制覇を果たした[11]。その後は香港マイルに出走も14頭立ての14着に終わり、2002年も4戦してすべて6着以下の成績に終わり、11月のマイルチャンピオンシップ14着が最後の競馬となった。

一部メディアによると、超一流と表現するには短すぎたピークだが京成杯オータムハンデキャップで見せた爆走の印象は強烈であり一発屋のくくりに入れるにはあまりにもスケールの大きな馬だったと評され、「短すぎた超一流」とも評された[12]。また、アイルランドにまだいた頃に「レーシング・マシーン」と称される[13]等デビュー前から競走馬としての素質を高く評価されていた。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[14]、JBISサーチ[6]および香港ジョッキークラブ[15]の情報に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
1999.10.10 東京 3歳新馬 芝1800m(良) 10 4 4 1.4(1人) 1着 1:49.9(36.6) -0.3 岡部幸雄 53 (ユーワシーザー) 480
10.31 東京 いちょうS OP 芝1600m(良) 8 6 6 1.4(1人) 6着 1:36.2(35.5) 0.6 岡部幸雄 53 マチカネホクシン 486
2000.5.13 東京 夏木立賞 500万下 芝1800m(良) 14 6 10 1.4(1人) 1着 1:49.0(36.6) -0.7 岡部幸雄 55 (セキサンデインヒル) 490
7.8 函館 STV杯 900万下 芝2000m(良) 12 6 8 2.1(1人) 5着 2:03.0(37.3) 0.6 岡部幸雄 54 クリミナーレ 486
7.29 函館 洞爺湖特別 900万下 芝1800m(良) 12 5 6 2.0(1人) 1着 1:49.3(37.2) -0.4 横山典弘 54 (ニシキオーカン) 484
12.23 中山 クリスマスC 1600万下 芝1800m(良) 13 5 7 4.8(2人) 3着 1:49.0(37.6) 0.0 岡部幸雄 55 リトルダンサー 502
2001.1.30 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(稍) 13 8 12 5.2(3人) 8着 1:35.2(36.4) 1.0 岡部幸雄 53 チェックメイト 492
4.29 京都 朱雀S 1600万下 芝1600m(良) 14 4 6 5.0(2人) 2着 1:33.5(35.1) 0.3 横山典弘 56 スカイアンドリュウ 486
5.13 京都 下鴨S 1600万下 芝1800m(良) 13 7 10 2.1(1人) 4着 1:45.3(35.8) 0.6 K.デザーモ 56 マルカキャンディ 486
8.5 札幌 摩周湖特別 1000万下 芝1500m(良) 12 5 6 1.7(1人) 1着 1:28.0(35.2) -0.6 横山典弘 57 (グラスベンチャー) 484
9.9 中山 京成杯AH GIII 芝1600m(良) 11 5 5 2.6(1人) 1着 R1:31.5(34.5) -0.7 横山典弘 53 クリスザブレイヴ 478
9.30 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 12 5 6 2.8(1人) 10着 1:07.5(34.6) 0.5 横山典弘 57 トロットスター 480
11.18 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 7 14 7.8(4人) 1着 1:33.2(34.2) -0.1 O.ペリエ 57 エイシンプレストン 486
12.16 沙田 香港マイル G1 芝1600m(GF) 14 5 13 2.0(1人) 14着 1:36.9 2.1 O.ペリエ 57 Eishin Preston 485
2002.5.12 東京 京王杯SC GII 芝1400m(良) 18 3 6 7.7(3人) 8着 1:20.8(34.8) 0.5 横山典弘 59 ゴッドオブチャンス 488
6.2 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 6 12 8.0(3人) 18着 1:35.1(36.9) 1.8 横山典弘 58 アドマイヤコジーン 482
10.26 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 18 2 3 8.0(3人) 16着 1:22.4(37.2) 2.6 O.ペリエ 59 ショウナンカンプ 488
11.17 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 6 11 27.7(12人) 14着 1:33.5(35.6) 0.7 O.ペリエ 57 トウカイポイント 486
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
  • 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
  • 香港のオッズ・人気は香港ジョッキークラブのもの(日本式のオッズ表記とした)
  • 馬場状態:GF=Good to firm

引退後

引退後は種牡馬となり、北海道静内町アロースタッドで供用のあと、2006年秋よりビッグレッドファームに移動。その後も2008年8月から青森県八戸市の山内牧場、2013年に再びアロースタッド、2014年は村上牧場と繋養先が変わり、2014年を最後に供用停止となった[16]。種牡馬引退後は、引き続き村上牧場で功労馬として繋養されている[17]。ゼンノマネジメントによって、脱げないように工夫しても嫌いな馬服を脱ぐ特技を披露したり、金髪まじりの[18]たてがみからちょいワル[19]と形容される等、現役引退後の様子が発信されていたが、2024年9月1日老衰のため死亡した[20]。27歳没。

2010年度を除く10シーズンの供用で血統登録頭数208頭、出走頭数はそのうちの185頭を記録[21]。初年度産駒のマイネルシーガルが2008年に富士ステークスを制して重賞ウイナーとなった。

主な産駒

血統表

脚注

外部リンク

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