ナミュール (競走馬)

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欧字表記 Namur[1]
香港表記 匯兩川[2]
性別 [1]
ナミュール
欧字表記 Namur[1]
香港表記 匯兩川[2]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2019年3月2日(7歳)[1]
抹消日 2024年11月22日
ハービンジャー[1]
サンブルエミューズ[1]
母の父 ダイワメジャー[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)キャロットファーム[1]
調教師 高野友和栗東[1]
競走成績
生涯成績 18戦5勝[1]
中央:16戦5勝
海外:2戦0勝
獲得賞金 7億1327万3100円[3]
中央:5億963万1000円[1]
海外:2億364万2100円
香港)368万香港ドル[4]
UAE)100万米ドル[5]
WBRR M115 / 2023年[6]
M115 / 2024年[7]
勝ち鞍
GIマイルCS2023年
GIIチューリップ賞2022年
GII富士ステークス2023年
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ナミュール(欧字名:Namur :匯兩川2019年3月2日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2023年マイルチャンピオンシップ富士ステークス2022年チューリップ賞

馬名の意味は、サンブル川ミューズ川が合流するベルギー都市。母名より連想[3]

2歳(2021年)

9月11日に中京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。川田将雅を鞍上に迎えたレースでは、直線で先頭に立ってゴールまで押し切り、外から追い込んだスコールユニバンスに2馬身差をつけ優勝した[8]

11月21日の赤松賞では、スタートはやや後手を踏んだが馬群の後方に構えた。4コーナーは抜群の手応えで外から進出すると、序盤から軽快に飛ばしたパーソナルハイを残り100メートルでとらえ、最後は流す余裕も見せてゴールを駆け抜け2連勝となった(同レースの3着馬は後に二冠牝馬となるスターズオンアース[9]

続いて、12月12日に行われた阪神ジュベナイルフィリーズに出走。1番人気に推されたが、後ろにモタれるしぐさを見せた際にスタートを切られ一頭だけ出遅れ、道中では最後方から内へ進路を変えると、直線でも内を突いて、上がり最速33秒6の末脚を駆使したが届かず、サークルオブライフの4着に敗れた[10]

3歳(2022年)

3歳初戦として、桜花賞トライアルのチューリップ賞に出走。鞍上に横山武史を迎え1番人気に推されたレースでは、中団で脚を溜めて直線半ばで外に出て突き抜け、最内から伸びた13番人気ピンハイに1馬身半差をつけ優勝。重賞初制覇を果たした[11]

1番人気に推された本番の桜花賞は内が有利の馬場で大外枠が仇となり、伸びきれず10着に終わった。

続く、オークスはやや評価を落として4番人気で臨んだが、牝馬二冠を達成したスターズオンアースの3着となった。

オークスの後は夏の休養を挟んで秋華賞に直行。道中は中団外目を追走して直線で先に抜け出したスタニングローズを猛追したが、スタートで出遅れて四角後方3番手から内をついた牝馬二冠スターズオンアースの強襲もあり、1着スタニングローズには半馬身差、3着スターズオンアースとはハナ差の2着となった。

続いて、エリザベス女王杯に出走。3番人気の評価で臨んだが、直線中々伸びきれず5着に終わった。

4歳(2023年)

年内初戦として東京新聞杯に2番人気で出走。直線先に抜け出したウインカーネリアンにアタマ差で届かず2着となった。 続くヴィクトリアマイルでは3番人気に支持されたが、レース序盤での不利が響いたのもあり7着に敗れた。 その後の安田記念は単勝9番人気と評価を落としての出走となった。 レースは最後の直線での不利が影響し、全く伸びず16着という結果に終わった。

秋シーズンは10月21日に開催される富士ステークスから始動。 新たにJ.モレイラを鞍上に迎え、1番人気に推された。レースでは道中はやや後方に位置したまま最後の直線。ラスト200mあたりから外から馬群を捌いて一気に伸びてきて、その外から追い詰めるレッドモンレーヴに1.1/4馬身差の優勝。 前年チューリップ賞以来の2つ目の重賞タイトルを手にしたとともにマイルチャンピオンシップへの優先出走権を獲得した。

その後は11月19日に4年ぶりに京都競馬場で開催されるマイルチャンピオンシップに出走。並み居る牡馬の中紅一点での挑戦であった。当初は鞍上にR.ムーアを迎えての参戦だったが、当日の京都2Rでムーアの落馬負傷があったため、急遽藤岡康太に乗り替わりとなる。単勝17.3倍の5番人気でレースを迎えるが、レースではスタートのタイミングが合わず、後方につけ、直線での末脚に賭けるような態勢をとったまま最後の直線へ向かう。直線では馬群を割りながら伸びてきて、一気の末脚でそのままソウルラッシュを上がり最速33.0秒で差し切ってゴールした。ナミュールにとっては8回目のGI挑戦で悲願の初制覇、また藤岡康太にとっては2009年NHKマイルカップジョーカプチーノ)以来14年ぶりのGI制覇となった。なお、マイルチャンピオンシップで優勝した牝馬は当時それまで6頭[注 1]しかおらず、さらに当日乗り替わりでGIを優勝したのはグレード制導入後以降で史上初のことである[注 2]。しかしこれが唯一のGI制覇、さらに藤岡康太にとって生涯最後の重賞制覇となった。

この後、香港に遠征し12月10日の香港マイルではウィリアム・ビュイックとのコンビで出走。レースでは後方2番手追走から最後の直線で鋭く脚を伸ばしたがゴールデンシックスティの3着に敗れる[12]

5歳(2024年)

5歳シーズン初戦としてドバイに遠征し、3月30日に行われたドバイターフでは道中後方2・3番手追走から直線で外へ持ち出すと残り200m付近からファクトゥールシュヴァルとの激しい競り合いとなるも僅かに及ばず2着となる[13]。その後、5月12日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイルに出走することになり、鞍上は武豊に決定したことを4月27日に馬主のキャロットファームが明らかにした[14][15]。また、ナミュールは栗東トレーニングセンター近くにあるノーザンファームしがらきで調整した後、5月2日に栗東トレーニングセンターに帰厩した[14]。 そして迎えた本番では、スタートで出遅れてしまい後方から追走したが、直線で思うように伸びず8着に敗れた。続く6月2日の安田記念でも、またもやスタートで出遅れたものの、道中は中団でキープし、最後の直線で上がり最速の32秒9をマークしたが、先に抜け出したロマンチックウォリアーに半馬身及ばず2着となった[16]

11月17日、連覇を目指した京都競馬場でのマイルチャンピオンシップはクリスチャン・デムーロとのコンビで臨み、2番人気に支持されたが1着馬から5.8秒差の17着と大敗。デムーロは「4角でトモがしっかり入ってこなくて…。おかしいと思ってやめました」と話すように、入線後に下馬した[17]。その後、獣医師によるメディカルチェックが行われ、脚部などの異常は見られなかったが、招待を受諾していた香港マイルを回避[18]。その後、同月20日にオーナーのキャロットクラブにより現役引退と繁殖入りが発表された[19]。11月22日付けでJRAの競走馬登録を抹消、ノーザンファームで繁殖牝馬となる[20]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[21]netkeiba.com[22]および香港ジョッキークラブ[23]JRA日本中央競馬会の情報に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上がり3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2021.9.11 中京 2歳新馬 芝1600m(良) 10 4 4 3.0(2人) 1着 1:39.0(33.3) -0.3 川田将雅 54 (スコールユニバンス) 438
11.21 東京 赤松賞 1勝 芝1600m(良) 9 7 7 8.0(4人) 1着 1:33.8(33.0) -0.3 三浦皇成 54 (パーソナルハイ) 440
12.12 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 8 17 2.9(1人) 4着 1:34.0(33.6) 0.2 C.デムーロ 54 サークルオブライフ 430
2022.3.5 阪神 チューリップ賞 GII 芝1600m(良) 15 4 6 2.2(1人) 1着 1:33.2(33.9) -0.2 横山武史 54 (ピンハイ) 430
4.10 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 8 18 3.2(1人) 10着 1:33.2(33.7) 0.3 横山武史 55 スターズオンアース 426
5.22 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 17 4 8 7.1(4人) 3着 2:24.3(34.0) 0.4 横山武史 55 スターズオンアース 426
10.16 阪神 秋華賞 GI 芝2000m(良) 16 4 8 3.3(2人) 2着 1:58.7(34.0) 0.1 横山武史 55 スタニングローズ 446
11.13 阪神 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(重) 18 6 11 7.3(3人) 5着 2:13.7(36.1) 0.7 横山武史 54 ジェラルディーナ 448
2023.2.5 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(良) 16 8 15 3.7(2人) 2着 1:31.8(34.0) 0.0 横山武史 56 ウインカーネリアン 448
5.14 東京 ヴィクトリアM GI 芝1600m(良) 16 6 11 4.2(2人) 7着 1:32.8(33.5) 0.6 横山武史 56 ソングライン 452
6.4 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 6 12 29.9(9人) 16着 1.33.3(34.5) 1.9 横山武史 56 ソングライン 448
10.21 東京 富士S GII 芝1600m(良) 12 5 6 3.8(1人) 1着 1.31.4(33.8) -0.2 J.モレイラ 55 レッドモンレーヴ 454
11.19 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 16 8 16 17.3(5人) 1着 1.32.5(33.0) 0.0 藤岡康太 56 ソウルラッシュ 454
12.10 沙田 香港マイル G1 芝1600m(Gd)[注 3] 14 12 13 13.0(6人)[注 4] 3着 1:34.54(33.79) 0.44 W.ビュイック 55[注 5] Golden Sixty 450[注 6]
2024. 3.30 メイダン ドバイターフ G1 芝1800m(良) 16 14 15 12.5 (7人) 2着 1:45.93 0.2  C.デムーロ 55 Facteur Cheval
5.12 東京 ヴィクトリアM GI 芝1600m(良) 15 6 10 2.5(2人) 8着 1:32.3(33.8) 0.5 武豊 56 テンハッピーローズ 452
6.2 東京 安田記念 GI 芝1600m(稍) 18 3 5 10.0(4人) 2着 1:32.4(32.9) 0.1 武豊 56 ロマンチックウォリアー 450
11.17 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 17 2 4 4.8(2人) 17着 1:37.8(39.7) 5.8 C.デムーロ 56 ソウルラッシュ 464
  • 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
  • 香港のオッズ・人気は香港ジョッキークラブのもの(日本式のオッズ表記とした)

繁殖牝馬時代

2024年11月22日、競走馬登録を抹消され、北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖入りした[26]

2026年2月9日、初年度産駒「ナミュールの2026」(牡馬、父:コントレイル[27]を無事出産した。

産駒一覧

生年馬名毛色馬主厩舎戦績供用出典
初仔 2026年 ナミュールの2026 不明 コントレイル (デビュー前) [28]
  • 2026年3月4日現在

エピソード

  • 初年度産駒は予定日より3週間ほど遅れたが、2026年2月9日に無事出産した。

血統表

脚注

外部リンク

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