チョイリア
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| チョイリア | |||||||||||||||||||||||||||
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チリで開催されたゴビ砂漠の恐竜展にて、T. klauseniの骨格 | |||||||||||||||||||||||||||
| 地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||
| 前期白亜紀アプチアン期 | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Tchoiria Efimov, 1975 | |||||||||||||||||||||||||||
| タイプ種 | |||||||||||||||||||||||||||
| Tchoiria namsari Efimov, 1975 | |||||||||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||||||||
チョイリア(学名:Tchoiria)[1]は、モンゴル国の下部白亜系から化石が産出しているネオコリストデラ類の爬虫類の属。属名はホロタイプ標本の発見地の付近の都市であるチョイルに由来する[2]。頭部形態から同じくネオコリストデラ類に属するチャンプソサウルスと類似する食性であったと考えられており、現生のガビアルのように淡水環境で狩りを行い、様々な魚類やカメを捕食していたと考えられている[3][4]。

チョイリアの最初の化石はゴビ砂漠で実施されたソ連・モンゴル合同古生物学調査で発見された。フルンドッホ層で産出したこの部分的な頭骨と一部の軸骨格はEfimov (1975)により記載され、タイプ種T. namsariが命名された[2][5]。Efimovは20世紀中にチョイリア属にさらに2種を命名しており、1979年にT. magnus、1983年にT. egloniを命名した。これらの属はいずれもフルンドッホ層から産出した体骨格に基づくものであり、Efimovにより後に新たなネオコリストデラ類として再記載された[6][5]。チョイリア属の2番目の有効な種はKsepka et al. (2005)により命名されたT. klauseniであり、モンゴル国南部のTwo Volcanoes localityで発見された部分的な頭骨と複数の体骨格要素に基づいている[7]。
チョイリアはEfimovによる原記載でコリストデラ目に[2]、Matsumoto (2007)によりネオコリストデラ亜目に配置された。Matsumoto (2007)はコリストデラ類のモンジュロスクスに関する論文中でネオコリストデラ類を単系統群であるとしている[8]。本属はアジアから報告された最初のコリストデラ類であり、その原記載以降、数多くの形態学的研究や環境的研究に用いられている[2][5]。
2023年現在、命名されたチョイリア属の種は4種が存在するが、有効と見なされているものは2種のみである。T. magnusは1981年にイケコサウルス属へ、T. egloniはイレノサウルス属に再分類された[5]。
特徴
頭骨

チョイリアの頭骨は他のネオコリストデラ類と類似しており、後眼窩領域が広がり、吻部が細長く伸び、眼窩が小型である。また頭骨は非常に平坦化している。鼻骨は癒合して1個の要素をなす。歯は円錐形であり、頭骨の奥で小型化する。また歯は内側に湾曲しており、垂直方向に伸びる平行な線を伴う。眼窩の縁は隆起しており、表面が非常に粗い[7]。他の双弓類と同様にチョイリアは眼窩の後側に2つの側頭窓を持つ。吻部はチャンプソサウルスのものよりも短いが、他のコリストデラ類よりも長い。他の頭骨の特徴としては、下顎結合が短いこと、下顎関節の位置が後側に変化していることが挙げられる[2][5]。
モンゴル国のフルンドッホ層から知られるタイプ種T. namsariとモンゴル南部のTwo Volcanoes localityから知られるT. klauseniは、上顎骨と歯骨に生えた歯の本数によって区別される。T. namsariは上顎骨に60本の歯が存在し、また下顎結合部に17本の歯を持つ。T. klausneiは上顎骨に34本の歯が存在し、下顎結合部に12本の歯を持つ[7]。
体骨格
チョイリアの脊柱は完全には保存されていないが、各部の標本が記載されている。椎体は前面と後面とが共に平坦であり、脊索管が閉鎖している。胴椎はそれぞれのpostzygapophysesの直下に小型の突起を持ち、同様の突起はシモエドサウルスやイケコサウルスにも見られる[7][9]。尾椎は腹側の突縁により区切られた深い溝が存在しており、この特徴はコリストデラ類に見られるもののネオコリストデラ類において普通は見られない。また、尾椎は血道弓が癒合していない。腹肋骨は他のネオコリストデラ類のものと類似する。チョイリアの基地の四肢は非常に断片的であるが、保存されている肩帯は細長い形状であったことが示唆される。後肢の部位は1本の大腿骨しか知られていない[7]。


