トランザム7000VS激突パトカー軍団
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概要
あらすじ
ビッグ・イーノス・バーデットは、テキサス州知事選でジョン・コンと泥仕合の選挙戦を繰り広げていた。次の選挙に出馬しない現職知事からの支持を取り付けることに失敗したビッグ・イーノスは、知事が電話で「マイアミにある木箱を9日以内にダラスで開かれる共和党全国大会へ届けろ」と指示しているのを立ち聞きする。バーデットは、その木箱を自分の名義で大会に届けることで知事の支持を得ようと企み、その運び役としてクリーダス・“スノーマン”・スノーを探し出し、彼とボー・“バンディット”・ダーヴィルに20万ドルで仕事を持ちかける。クリーダスはビッグ・イーノスとその息子リトル・イーノスを連れて、安モーテルに泊まっているバンディットに会いに行く。しかしバンディットは、キャリー(通称“フロッグ”)と別れて以来、酒浸りの日々を送っており、バーデット親子が到着した時も泥酔状態で話も出来ない有様だった。クリーダスの咄嗟の計略で、バンディットは2倍の額を要求しているとバーデット親子に告げ、報酬を40万ドルに引き上げることに成功する。クリーダスは更に報酬の半額を前金で支払うよう要求し、これも了承される。クリーダスは大喜びするが、バンディットは次第にキャリーのことを恋しく思い出してしまう。
クリーダスはキャリーに電話をかける。キャリーは再びテクサーカナに戻り、またもやジュニア・ジャスティスと結婚式を挙げるところだったが、クリーダスが「手伝ってくれたら5万ドル払う」と持ちかけると直ちに引き受け、再び結婚式会場の教会から逃走する。キャリーはまだバンディットに想いを残していたが、バンディットと再会した当初は「お金のためだけ」と言い放ち、クリーダスとともにバンディットを禁酒させ、ジムでのトレーニングにより体調を元に戻させる。そして教会からの逃走に使ったジュニア・ジャスティスの車を下取りに出し、新しいトランザム(“サン・オブ・トリガー”)を手に入れる。一行はマイアミ港の埠頭に着くが、貨物は3週間の検疫対象になっていることが判明する。夜になって倉庫に忍び込み、木箱を盗み出すが、中身は生きたゾウであった。象は共和党のマスコットである。クリーダスはそのゾウを、叔母の名にちなんで「シャーロット」と名付ける。バンディットがシャーロットの足のトゲを抜いてやると、彼女はすっかりバンディットになつく。
ダラスへ向けて出発した直後から、保安官ビュフォード・T・ジャスティスから何度も無線で連絡が入るが、バンディットはそのたびにジャスティスを出し抜いて逃げる。途中、辺鄙な所にあるガソリンスタンドに立ち寄った際、シャーロットの様子がおかしいことに気づく。そこへ救急車が到着し、そこには病人とともにイタリア人産婦人科医フェデリコ・“ドク”・カルルッチが乗っていた。最初は協力を渋るドクだったが、運転手が彼を置き去りにして走り去ってしまい、結局一行に同行することになり、シャーロットの世話を引き受ける。
ドクは、シャーロットが妊娠しており、いつ出産してもおかしくない状態だと診断する。しかしバンディットは予定を厳守することに拘る。クリーダスとキャリーは出産準備を優先すべきだと主張するが、バンディットは40万ドルを手に入れる最後のチャンスだと譲らない。ルイジアナ州に入ると、ドクは「もうすぐ産気づくから、横にして休ませる必要がある」と言うが、バンディットは聞き入れない。口論の末、クリーダスが取り合えず皆で休憩を取ることを提案し、一行はドン・ウィリアムズが出演するナイトクラブへ立ち寄る。キャリーは、バンディットがナプキンに「シャーロットの身体をトラックの荷台の中で網で持ち上げる図」を描いているのを見て激怒し、「あなたが再び自分のことを好きになったら戻ってくる」と言い残して去る。キャリーは、バンディットが金のことしか考えず、自分やドク、クリーダスのことを全く顧みない態度に失望していた。その夜、酔ったバンディットは自分が描いた図面どおりに荷台に網を張り、ドクもそれで何とかなるだろうと認める。
一方、ビュフォード・ジャスティス保安官は、カナダ・ケベック州警察の巡査部長であるレジー・ヴァン・ジャスティスと、女っぽい立ち居振る舞いをするテキサス州警察官ゲイロード・ジャスティスの2人の兄弟を応援に呼び寄せる。テキサス州に入ったところで、ビュフォードはバンディットを罠にかけ、兄弟それぞれの部下が乗る計40台ものパトカーが砂漠地帯でバンディットたちに対する大規模な包囲網を敷く。バンディットはクリーダスに先にダラスへ行くよう無線で命じるが、クリーダスは仲間のトラック運転手たちを大量に呼び集め、バンディットを救出する。トラックから降りたドクとシャーロットが丘の上から見守る中、壮絶なデモリション・ダービーの末、殆どのパトカーは破壊されてしまう。バンディットの逃げる先には谷があったが、トラック仲間たちがトラックを谷に並べ、バンディットはその上を走り抜ける。その直後、2台のトラックが列から離れたことから、後続の警官車両は落下して脱落する。一方、ビュフォードだけは満身創痍の車で追跡を続けるが、開く途中の跳ね橋に差し掛かり、強引に飛び越えようとするが叶わず、川に落下してしまう。
クリーダスの必死の頼みで、一行はサファリパークに立ち寄り、そこでシャーロットはついに赤ちゃんを出産する。バンディットは再び親子ゾウをトラックに積んでダラスへ向かおうとするが、母子の身体の状態を考慮してクリーダスとドクはそれを断固拒否する。バンディットが彼らを侮辱したため、クリーダスはついに彼を殴り倒す。バンディットは「みんながゾウを人間扱いしている」と苛立っていたが、涙を流すシャーロットを見て我に返り、40万ドルよりも象の親子や仲間たちを思いやることの方が大切だと悟って謝罪する。
キャリーはバスでニューヨークに向かうと告げて去っていたのだが、その後バンディットはバス停留所で待っているキャリーを見つけ、「今の自分が好きだ」「君なしではいられない」と告げる。象を期限内に届けることが出来ないことから金は失うことになるが、金ならまた稼ぐことが出来ると話すと、キャリーは彼を許す。バンディットがキャリーに結婚を申し込むと、キャリーはそれを受け入れ、ドクとクリーダスもそれを祝福する。こうして一行は、サーカス用の荷車に乗せたシャーロット親子とともにダラスへ向かう。その後ろを、今度はグレイハウンド・バスを運転するビュフォードが、執念深く追い続けるのだった。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
|---|---|---|---|---|
| テレビ朝日版 | ソフト版 | |||
| ボー・ダービル "バンディット" | バート・レイノルズ | 田中信夫 | 菅生隆之 | |
| キャリー | サリー・フィールド | 神保共子 | 佐々木優子 | |
| クリーダス・スノー "スノーマン" | ジェリー・リード | 大塚周夫 | 大塚芳忠 | |
| ビュフォード・T・ジャスティス | ジャッキー・グリーソン | 富田耕生 | 辻親八 | |
| ジャスティスJr. | マイク・ヘンリー | 青野武 | 相沢まさき | |
| イタリア人医師 | ドム・デルイーズ | 滝口順平 | 西村知道 | |
| ビッグ・イーノス | パット・マコーミック | 勝田久 | 福田信昭 | |
| リトル・イーノス | ポール・ウィリアムズ | 大竹宏 | 加瀬康之 | |
| 不明 その他 | N/A | 島香裕 千田光男 田中康郎 片岡富枝 大塚芳忠 竹口安芸子 頓宮恭子 田口昴 坂口征平 笹岡繁蔵 山口健 飯塚はる美 城山堅 熊谷誠二 石森達幸 | 有本欽隆 青山穣 加藤亮夫 咲野俊介 ほか | |
| 演出 | 左近允洋 | 神尾千春 | ||
| 翻訳 | 鈴木導 | 税田春介 | ||
| 効果 | PAG | |||
| 調整 | 栗林秀年 | |||
| 制作 | グロービジョン | ACクリエイト | ||
| 解説 | 淀川長治 | |||
| 初回放送 | 1984年4月1日 『日曜洋画劇場』 | |||
スタッフ
- 監督:ハル・ニーダム
- 製作:モート・エンゲルバーグ
- 製作総指揮:ロバート・L・レヴィ
- 原案:ハル・ニーダム、ロバート・L・レヴィ
- 脚本:ジェームズ・リー・バレット、チャールズ・シャイア、アラン・マンデル
- 撮影:マイケル・C・バトラー
- 音楽:スナップ・ギャレット
登場車両
- "バンディット"(バート・レイノルズ)が使用。
- 1980年型GMC・ジェネラル(GMC General)
- "スノーマン"(ジェリー・リード)の乗るトラック。
- 1980年型ポンティアック・ボンネビル(Bonneville)
- ジャスティス親子が使用するパトカー。
- 当時最新型ながら前作同様徐々に壊されていく。
- 1977年型ポンティアック・ル・マンズ(Le Mans)
- キャリーが結婚式場から抜け出す際に乗った車。ハネムーンカーの装飾が施されている。
- その後トランザムの購入資金として売り払われた。
- 1980年型ポンティアック・グランド・ル・マンズ(Grand Le Mans)
- ジャスティスの兄弟がパトカーとして使用。
- また、カナダの兄弟もパトカーとして使用しているがこちらはル・マンズである。
- ジャスティス親子のボンネビル同様最新型であるが終盤で破壊される。
パッケージソフト
2005年にユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンからシリーズ3作品をセットにしたDVD版が発売された。
本作『トランザム7000 VS 激突パトカー軍団』と次回作『トランザム7000 PART3』を同時収録したDVD版が、2011年にリリースされた他、2012年に再発売されている。
関連作品
シリーズ第1作『トランザム7000』の成功を受け、ハル・ニーダム監督と主演のバート・レイノルズとのコンビでにより、本作以外に以下の作品が製作された。
- トランザム7000 Part3 (en:Smokey and the Bandit Part 3)
- グレートスタントマン
- キャノンボール
- キャノンボール2
- ストローカーエース