バクセン酸
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| 物質名 | |
|---|---|
(11E)-Octadec-11-enoic acid | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.010.691 |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C18H34O2 | |
| モル質量 | 282.461 g/mol |
| 融点 | 44 °C (111 °F; 317 K) |
| 沸点 | 172 °C (342 °F; 445 K) |
バクセン酸(英語: Vaccenic acid)は、反芻動物の脂肪および牛乳やヨーグルトなどの乳製品中に見られるトランス脂肪酸である[1]。IUPAC名は(E)-11-オクタデセン酸で、数値表現では18:1 trans -11と表される。化合物名の由来はラテン語のvacca(ウシ)である[2]。
バクセン酸は1928年に動物脂肪およびバターから発見された。バクセン酸は乳脂肪中に存在するトランス脂肪酸の主要な異性体である[2]。哺乳動物はバクセン酸を抗発癌性のある[3]共役リノール酸のルーメン酸に変換する[4][5]。
バクセン酸のシス–トランス異性体であるcis -バクセン酸はシーバックソーン(Hippophae rhamnoides)油で見られるω-7脂肪酸である[6]。そのIUPAC名は(Z)-11-オクタデセン酸、数値表現は18:1 cis -11と表される。
アルバータ大学での2008年の研究で、ラットに16週間以上バクセン酸を与えた結果、全コレステロール濃度、LDLコレステロール濃度およびトリアシルグリセロール濃度が低下したと報告された。研究者らはヒトでの臨床実験を含むさらなる研究を行っている[7]。

