ペディノ藻綱
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| 分類 | |||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||
| Pedinophyceae Moestrup, 1991 | |||||||||||||||
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ペディノ藻綱 (ペディノそうこう) (学名:Pedinophyceae) は、緑藻植物門に属する緑藻の1綱。緑藻植物門の初期分岐群の1つであり、比較的古くから独立した系統群として認識されていた。単細胞鞭毛性であり、細胞側方から後方へ伸びる1本の鞭毛をもつ。海から淡水、土壌に生育し、ヤコウチュウや放散虫に細胞内共生している種もいる。
基本的に単細胞鞭毛性であるが、不動細胞期をもつこともある[1][2][3][4]。細胞は小型 (長さ 2.5-10 µm)、楕円形でやや扁平。
細胞側面 (腹面) から後方へ伸びる1本の鞭毛をもつ[2][3][4]。この鞭毛は母細胞から受け継いだ基底小体に由来し、細胞分裂時に新生された基底小体は鞭毛を生じない[5]。2つの基底小体 (鞭毛を生じるものと生じないもの) は反対方向を向き、反時計回りにずれて配列している[2][3][4]。鞭毛装置は基本的に回転対称。
細胞は裸、または部分的に薄い外皮構造 (テカ theca) で覆われている[4]。プラシノ藻に一般的な有機質鱗片をもたない[6]。細胞は1個の核をもち、核分裂は閉鎖型 (核膜が維持される)、中間紡錘体は残存性、細胞質分裂時にファイコプラスト (分裂面に平行な微小管群) は生じない[7]。葉緑体は1個、ピレノイドをもつ[2][3][4]。カロテノイドとしてルテイン、ネオキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ルテオキサンチン、β-カロテンなどをもち、またルテイン5,6-エポキシド、リコペン、α-カロテン、γ-カロテンも報告されている[8][9]。葉緑体中の眼点は細胞背面、ピレノイドに接して存在し、微小管性鞭毛根の1つ (1d root) に接する[2][3]。