ヨーロッパのトラム
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ヨーロッパでは各国でトラム(路面電車)が運行され、稠密な路線網を持つ国・都市も多い。その一部はライトレールとして規格の改良が施されており、ドイツではシュタットバーン、ベルギーではプレメトロとも呼ばれる。
西ヨーロッパ諸国では、ドイツ、オーストリア等で、都市交通として活用され続けた都市が多い。イギリス、フランス等では、地下鉄やバスさらに自家用車の普及に伴い、路面電車は第2次世界大戦後、削減・廃止がなされてきたが、近年、地球環境、都市環境などの観点からの再評価の動きに伴い、路線の復活・新設が行われている。
東ヨーロッパの旧共産圏諸国では、稠密な路面電車網を有する都市が多い。1960年代までは貨物輸送にも用いられていたが、その後、貨物輸送はほとんど消滅した。路面電車がトロリーバスによって代替された都市も見られる。
ベルギー
ボスニア・ヘルツェゴビナ
サラエヴォはオーストリア・ハンガリー帝国への編入直後、定期運行を行う路面電車がヨーロッパで初めて運行を開始した都市で、それ以後、路面電車が重要な役割を果たしてきた。1990年代半ばのユーゴスラビア紛争では被害を受け、現在では復旧しているものの、車体にはその傷跡が残る。近年では新型車両の導入も行われている。
ブルガリア
クロアチア
チェコ
デンマーク
- オーフス:オーフス・ライトレール 2017年12月開業
- オーデンセ:オーデンセ・ライトレール 2022年5月28日開業
エストニア
フィンランド
フランス
ドイツ

ドイツ語圏の諸国(ドイツ、スイス、オーストリア)では路面電車が多く存在している。もっとも、例えば1978年に廃止されたハンブルクの路面電車のように、第2次世界大戦後、廃止された都市もある。ドイツ語圏では、「トラム」とともに「シュトラーセンバーン(Straßenbahn)」という呼称がよく用いられる。
ライトレールについては、ドイツ語ではシュタットバーン(Stadtbahn)と呼ばれる。その多くは、1960年代、1970年代に策定された地下鉄(Uバーン)の導入計画をきっかけにしている。1980年代、多くの都市は費用の高額な地下鉄の新設計画を取りやめ、既存の路面電車を少しずつ改良することとした。その結果、郊外部では路面電車とし、都心部ではその路面電車を地下化するという折衷形態が一般的になっている。将来的には完全な地下鉄化を構想している場合もあり、プレメトロ(Premetro)と呼ばれることもある。
さらに、1992年に運行を開始したカールスルーエに代表される、路面電車がドイツ国鉄などの鉄道線に直通を行うトラムトレイン方式も取り入れられ、路線網を広く拡大した。
ギリシア
ハンガリー
アイルランド
イタリア
ラトビア
オランダ

アムステルダム、ロッテルダム、デン・ハーグ、ユトレヒトの4つの都市圏およびハウテンでトラムが運行されている。また、メトロが郊外でトラム路線に乗り入れる快速トラム(アムステルダムのメトロ51系統)や、トラムが郊外鉄道(ライトレール)に乗り入れる路線(ランドスタット鉄道)も存在する。
ノルウェー
オスロ、トロンハイム、ベルゲンの3都市に路面電車がある。オスロはライトレールと路面電車の折衷方式で6路線を有する。ベルゲンでは1963年に廃止されたが、ベルゲンライトレール(en:Bergen Light Rail)が2010年に新たに開業した。
ポーランド

現在、14の路面電車が存在している。その最大のものは、オーバーシュレジェン工業地域の13都市を結ぶシレジア・インターアーバン(en:Silesian Interurbans)であり、路線延長は317キロで、35路線を有する。またワルシャワの路面電車は280キロ、34路線がある。
ポルトガル
セルビア
ベオグラードでは、総延長127キロ、12路線の大規模な路面電車網がある。最初の路線は1892年に開業した。
スペイン
スウェーデン

イギリス
イギリスでは1950年代に大規模な路面電車の廃止がなされ、1962年にグラスゴーの大規模な路線網が廃止された後は、ブラックプールのみに残存した。しかし近年、以下の都市で新しいライトレールが開業しており、さらにエジンバラなど数都市での新規開業、延長路線の計画がある。
- マンチェスター(マンチェスター・メトロリンク)
- シェフィールド(シェフィールド・スーパートラム)
- ウェスト・ミッドランズ(ウェスト・ミッドランズ・メトロ)
- クロイドン(トラムリンク)
- ノッティンガム(Nottingham Express Transit, NET)






