ラインバーンNF10形電車
From Wikipedia, the free encyclopedia
NF8形 15両(2201 - 2215)
| ラインバーンNF10形電車 ラインバーンNF8形電車 | |
|---|---|
|
| |
| 基本情報 | |
| 運用者 | ラインバーン |
| 製造所 | シーメンス、フォスロ・キーペ(電気機器) |
| 製造年 |
NF10 2000年 - 2002年 NF8形 2003年 |
| 製造数 |
NF10 36両(2001 - 2036) NF8形 15両(2201 - 2215) |
| 投入先 | デュッセルドルフ市電 |
| 主要諸元 | |
| 編成 |
NF10 7車体連接車、片運転台 NF8 5車体連接車、片運転台 |
| 軸配置 |
NF10 2′+Bo′+0′+2′+0′+Bo′+2′ NF8 2′+Bo′+0′+Bo′+2′ |
| 軌間 | 1,435 mm |
| 電気方式 |
直流750 V (架空電車線方式) |
| 最高速度 | 65 km/h |
| 車両定員 |
NF10 155人(着席50人) 折り畳み座席3人分 NF8 168人(着席56人) 折り畳み座席7人分 (乗客密度4人/m2時) |
| 車両重量 |
NF10 42.3 t NF8 33.42 t |
| 全長 |
NF10 39.980 mm NF8 29,690 mm |
| 全幅 | 2,400 mm |
| 床面高さ |
330 mm 430 mm(後部車体車端) 300 mm(乗降扉付近) |
| 車輪径 |
600 mm(中間車体、動力台車) 520 mm(前後車体、付随台車) |
| 固定軸距 | 1,800 mm |
| 主電動機 | 三相誘導電動機 |
| 主電動機出力 | 100 kW |
| 出力 | 400 kW |
| 制御方式 | VVVFインバータ制御方式(IGBT素子) |
| 備考 | 主要数値は[1][2][3][4][5][6]に基づく。 |
NF10は、ドイツの大都市・デュッセルドルフの路面電車であるデュッセルドルフ市電で使用されている電車。車内の大部分が低床構造となっている超低床電車で、ドイツ語で「銀の矢」を意味する「シルバーフェイル(Silberpfeil)」と言う愛称を持つ。この項目では、編成が異なる同型車両で「小さな銀の矢」という意味の「クライナー・シルバーフェイル(Kleiner Silberpfeil)」という愛称を有するNF8についても解説する[4][5][7]。
デュッセルドルフと周辺都市で公共交通機関を運営するラインバーンの鉄道路線のうち、デュッセルドルフ市内を走る路面電車(デュッセルドルフ市電)で使用されている電車。編成はNF10が7車体連接車、NF8が5車体連接車で、両形式ともループ線が存在する系統での運用を前提とした片運転台である[4][5][7]。
NF10やNF8は製造メーカーのシーメンスが世界規模で展開するコンビーノと呼ばれる車両ブランドの1つであり、VVVFインバータ制御方式の制御装置を始めとした電気機器についても各都市に導入されたコンビーノと同様にフォスロ・キーペ製のものが採用されている。その一方で車体構造は他都市のコンビーノと異なり前後車体の全長が長くなっており、急曲線の通過が可能となるよう車端には車軸を有した付随台車が存在する。そのため台車用の空間確保のため車端下部のカバーが横に広がっている他、後部車体の後端のみ2段のステップを経る高床構造となっている。それ以外の部分は全て床上高さ330 mmの低床構造で、座席配置は前後車体および中間のフローティング車体はクロスシート、独立車輪式台車が存在する車体長が短い中間車体はロングシートとなっている。また、車内には折り畳み座席が備わった車椅子用のフリースペースが数か所存在する[8][9][10][11]。
最初に製造されたのは7車体連接車のNF10で、2000年から納入が開始され2002年までに36両(2001 - 2036)が導入された。続いて翌2003年には5車体連接車のNF8が15両(2201 - 2215)導入され、2020年現在も全車両がデュッセルドルフ市電の各系統で使用されている。これらの車両の導入に伴い旧型電車の置き換えが実施され、長年デュッセルドルフ市内で使用されていたデュワグカーのうち2車体連接車が2002年をもって営業運転を終了した[4][5][12]。