三葉形類

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三葉形類(さんようけいるい、Trilobitomorpha)は、古生代三葉虫類ナラオイアヘルメティアシャンダレラなどを含む化石節足動物分類群[6][1]。別名三葉虫様類[7]

古典的には独自の亜門(三葉形亜門)とされていた[5]が、21世紀以降では光楯類などと共にArtiopoda[8]亜門[1]に分類されるようになった[6][1]

背面構造

体の背面は横に出張った幅広い外骨格背板 tergite)に覆われている。三葉虫の場合は硬く生物鉱化し(炭酸カルシウム質)、中央の軸部 (axial region) と左右の肋部 (pleural region) は明瞭な溝 (axial furrow) に分かれるが、他の種類は比較的柔らかく、軸部と肋部の境目は不明瞭である。十数節以上の体節は前後で頭部 (cephalon) と胴部 (trunk) に、胴部は更に胸部 (thorax) と尾部 (pygidium) という計3つの合体節にまとめられる。通常、頭部と尾部の背板はそれぞれ一枚板状に癒合し、胸部の背板は体節ごとに分節するが、独立した胸節をもたない種類(ナラオイアなど)や全ての背板が一体化した種類(サペリオンなど)もいる[8]Conciliterga類の場合、頭部の先端には小さな甲皮 (anterior sclerite) がある[8][6][9]。1対の側眼(複眼)は種類により頭部の両縁(シャンダレラなど)、腹面(Conciliterga類など)、もしくは背面(三葉虫など)に配置され、退化消失した例もいる(Nektaspida類など)[10]

腹面構造

各体節由来の付属肢関節肢)は全てが体の腹面に覆われ、先頭には1対の触角、それ以降には数多くのが並んでいる。脚は頭部に少なくとも3対、胸部に原則として背板1枚につき1対(Xandarellida類の場合、対の数が背板数より多い)、尾部に複数対をもつ[8][6]。触角と第1脚の間には1枚のハイポストーマ (hypostome) があり、後ろに向けて開いた口を覆いかぶさる[8][6]。脚は原節 (basipod) から枝分かれした内肢 (endopod) と外肢 (exopod) でできた二叉型付属肢であり、内肢は原則として7節に分かれた歩脚型、外肢は原則として長い葉状の構造体 (lamellae) が縁に沿って数多く並んでいる[6]。通常、触角は細長い糸状、脚は前後を通じてほぼ同じ構造の繰り返しであり[8]、著しい特化はごく一部の種類のみに見られる(シノブリウスの短縮した触角と触角状の第1-2外肢[10]オレノイデスの尾毛と途中2対のクラスパー状の脚[11]など)。

生態

多くのArtiopoda類と似て、三葉形類は原則として海底を這い回る底生生物で、食性は多くが堆積物食性・腐肉食性・捕食性のいずれかに該当するとされ[8][12][13][14]、ごく一部のみ外洋性(浮遊性/遊泳性)・濾過摂食性とされる[15]。採餌の際、腹側の付属肢を用いて後方から前方に向かって食物を運動させて摂食するとされる[5]

生息時代

分類

脚注

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