クアマイア
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| クアマイア | |||||||||||||||||||||
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Kuamaia lata の化石 | |||||||||||||||||||||
| 地質時代 | |||||||||||||||||||||
| 古生代カンブリア紀第三期(約5億1,800万年前)[1] | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Kuamaia Hou, 1987[2] | |||||||||||||||||||||
| タイプ種 | |||||||||||||||||||||
| Kuamaia lata Hou, 1987[2] | |||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||
クアマイア(Kuamaia[2])は、約5億年前カンブリア紀に生息した節足動物の一属。横に広い台形の頭部をもつ、中国雲南省の澄江動物群で見つかった2種が知られている[3]。

体長は触角を除いて1.4cmから7.9cmほど[4]。全身は楕円形で上下に平たく、背面の外骨格(背板 tergite)は正中線の軸部 (axial lobe) のみわずかに盛り上がる。数多くの体節は頭部 (head, cephalon) と胴部 (trunk) に、胴部は更に胸部 (thorax) と尾部 (pygidium) と計3つの合体節に分かれている。各背板左右の肋部 (tergopleurae) は縁辺部で前後に接しており (edge-to-edge)、上下にずらしたり重なったりすることのない不動な構造をしている[3]。
頭部の背甲 (head shield) は台形で長さより横幅の方が広く、先頭中央には1枚の楕円形の甲皮 (anterior sclerite, または prehypostomal sclerite[5])[注釈 1][3][6] が突き出し、側眼の視神経に連続する1対の内部構造 (frontal organ) がある[4]。その直後には1対の側眼(複眼)があり、この眼は Hou & Bergstöm 1997 では背甲の背面に付属とされるが[3]、Edgecombe & Ramsköld 1999 ではヘルメティアやサペリオンと同様腹面に付属し、可動の短い眼柄で甲皮の後方に繋いだとされる[6]。胸部は2-8節の胸節からなり、それぞれ同形で両後端がわずかに尖る。尾部は大きな倒三角形で4-8節の体節が含まれており、左右に2-3対、末端に1本の棘が生えている[3]。
- Kuamaia lata の模式復元図
- Kuamaia muricata の模式復元図
腹面は順に甲皮の腹面構造・1枚のハイポストーマ (hypostome)・1対の触角・十数対の脚が配置される。ハイポストーマは甲皮の後方に隣接し、その左右から突き出した触角は十数以上の節に分れ、少なくとも K. lata の場合は節ごとに対になるの棘が内側に並んでいる。頭部の脚は従来では3対と推測されたが[3]、後に K. lata から4対が確認される(すなわち頭部は先節から触角と4対の脚に対応する第1-5体節まで含まれる)[4]。胸部の脚は1胸節につき1対、尾部の脚は K. lata から4対が確認され、K. muricata の場合は有無が不明。脚は二叉型で、原節 (protopod) から2節の扇形の外肢 (exopod) と5-6節の歩脚型の内肢 (endopod) に枝分かれしている。K. lata の場合、原節は丈夫で顎基 (gnathobase) をもち、内肢は鋸歯状の内突起 (endite) が内側に生えている[3][7]。外肢は2節の平板状で、後縁に数多くの葉状の構造体 (lamella) が並んでいる[3]。葉状の構造体は他のArtiopoda類と同様鰓だと考えられるが、K. lata の場合は外肢1枚に付き平均22本をもち、同じ類の節足動物にしては少ない方である[8]。尾部の最終体節より少し後ろの所に肛門が開く[6]。
