伊藤匠

日本の将棋棋士 From Wikipedia, the free encyclopedia

伊藤 匠(いとう たくみ、2002年平成14年〉10月10日[1][2] - )は、日本将棋連盟所属の将棋棋士[3]棋士番号は324[1]宮田利男門下[1][2]東京都世田谷区出身[1][2]弦巻中学校卒業。

名前 伊藤匠
生年月日 (2002-10-10) 2002年10月10日(23歳)
プロ入り年月日 2020年10月1日(17歳)
概要 伊藤匠 叡王・王座, 名前 ...
 伊藤匠 叡王・王座
名前 伊藤匠
生年月日 (2002-10-10) 2002年10月10日(23歳)
出身地 東京都世田谷区
棋士情報
プロ入り年月日 2020年10月1日(17歳)
棋士番号 324
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 宮田利男八段
保持タイトル 叡王・王座
段位 九段
表彰 フォーブス30アンダー30
記録
竜王戦5組からの初挑戦
  • 優秀棋士賞 3回
  • 升田幸三賞
  • 名局賞 2回
  • 新人賞
記録部門 1 2 3
勝率一位賞 1 0 1
最多勝利賞 2 1 0
最多対局賞 1 1 0
連勝賞 0 1 1
合計数 4 3 2
棋士DB 伊藤匠
戦績
タイトル登場合計
タイトル獲得合計
一般棋戦優勝回数 1回
竜王戦最高クラス 1組
順位戦最高クラス A級
2026年5月31日現在
■テンプレート ■プロジェクト
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2024年八冠独占していた藤井聡太から叡王を奪取して初タイトルを獲得し[4]、2025年には王座も獲得し2冠となった。同学年の藤井と共に藤井世代ともいわれる[5]

棋風は序盤の研究が深く、中終盤の強さを兼ね備え、受け将棋を好むとされる[6]。またAI評価値の良い手を指すことが最適とされる現代において人間的、実戦的な手を指すとも評される[7]

棋歴

幼少期

2007年、クリスマスプレゼント恐竜キング変身ベルトをねだったが、将棋の盤を与えられ父親に将棋を教わる。まもなく自宅から徒歩圏内だった宮田利男が経営する三軒茶屋将棋倶楽部に通うようになる[1][8]。6才の七夕では「七冠王になる」と短冊に書いた[9]

2009年12月、第7回全国小学生将棋大会で1年生の部で優勝、全学年トーナメントでも3位となる[10]

2010年8月、第9回全国小学生倉敷王将戦の低学年の部で準優勝した[11][12]。11月、日本シリーズ東京大会低学年の部で優勝した[13]

2011年夏から、休みは蒲田将棋クラブに通うようになる[14]。11月、日本シリーズ東京大会低学年の部は準優勝だった[15]

2012年1月に行われた第9回全国小学生将棋大会で準優勝する[12]。4月、三軒茶屋将棋倶楽部で修行する姿がNHK教育の『カラフル!』で放送された[14]。また研修会に入会する[10]

2013年7月、ミンスクで開催された世界オープン将棋選手権で優勝した[16][17]。後に女流棋士となるカロリーナ・ステチェンスカとも対局し勝利している[18]

奨励会時代(2013年度 - 2020年度)

8月、奨励会受験。1次試験は4勝通過、3敗失格だったが、初日は1勝2敗。2日目は必敗を拾ったり3勝して合格した[19]。9月に6級で入会。2014年、蒲田将棋クラブの最上位のS級でトップとなり、名人だった永瀬拓矢(当時六段)に挑戦し勝利している[20]。2018年4月より三段リーグに参加。2020年9月12日に第67回三段リーグで14勝2敗で1位が確定し四段昇段が内定した[21]。伊藤は、藤井聡太(7月19日生まれ)より3か月ほど若く、4年ぶりの新たな最年少棋士となり[3][22]藤本渚(2005年生まれ)が2022年10月1日付で四段昇段まで続いた。その後開かれた祝賀会では「3年以内にタイトル戦に挑戦する」と抱負を語った[23]

初タイトルまで(2020年度 - 2023年度)

棋戦初優勝(2021年度)

2021年10月、第52期新人王戦決勝三番勝負に進出、プロ入り同期の古賀悠聖と対戦となり2連勝で棋戦初優勝を飾った[24]

第80期順位戦では、自力昇級ではなかったが、最終局で近藤正和に勝利し競争相手が敗れたため、9勝1敗で1期での、C級1組昇級と五段への昇段を果たした。

第63期王位戦は、予選で永瀬拓矢王座を下す金星を挙げ[25]日浦市郎に勝利し、初のリーグ進出を決めた[26]。2022年3月30日、西尾明に勝利して、勝率が0.818(45勝10敗)の1位となり、藤井聡太のデビュー以来4年連続の勝率1位を止めた[27]。しかしリーグ戦は3勝2敗ながら陥落となった。

第49回将棋大賞において、勝率1位、新人賞を受賞した[28]

2022年度

第35期竜王戦では5月19日の6組ランキング戦決勝で高田明浩に勝利し、ランキング戦初優勝を果たした。決勝トーナメントでは5組優勝の佐々木大地と4組優勝の大橋貴洸に勝利したが、1組5位の稲葉陽に敗れた。

第48期棋王戦は、永瀬拓矢王座を破るも、準決勝で羽生善治に、敗者復活戦で藤井聡太竜王に敗れた。

第81期順位戦は、首位で迎えたが、最終局に敗れて9勝1敗で並び、順位差で昇級を逃す結果となった[注 1]

タイトル戦初挑戦(2023年度)

第36期竜王戦では4月20日、5組ランキング戦準決勝で藤森哲也に勝利し、連続昇級により六段に昇段。5月16日の決勝で服部慎一郎に勝利し、2期連続優勝を果たした。本戦では出口若武大石直嗣広瀬章人丸山忠久稲葉陽を破り、制度改正前も含めて史上初となる5組優勝からの挑戦者決定戦進出を果たした[注 2]。8月14日、挑戦者決定戦第2局で永瀬拓矢に勝利して竜王挑戦を決め、七段に昇段した[29]。20歳11カ月でのタイトル挑戦は歴代9位の記録だった[30]。また決勝トーナメント最底辺の5組から竜王挑戦は史上初であった[23]藤井聡太との七番勝負は0勝4敗で伊藤が敗退し竜王獲得はならなかった[31]

第82期順位戦C級1組は、8勝2敗で3位に入り、B級2組昇級を決めた。

第49期棋王戦は、準決勝で広瀬章人に破れたが、敗者復活戦で豊島将之本田奎に勝利し、挑戦者決定二番勝負で広瀬に連勝し挑戦を決めた。藤井との五番勝負は、3月17日の第4局に敗れ、結局0勝1持将棋3敗で、棋王獲得はならなかった[32]

第51回将棋大賞において、優秀棋士賞、最多対局賞(69対局)、最多勝利賞(51勝)とさらに「棋王戦第1局などにおける持将棋定跡」によって、升田幸三賞を受賞する[33][34]

タイトル獲得後(2024年度以降)

初タイトル獲得(2024年度)

概要 映像外部リンク ...
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第9期叡王戦では、六段戦予選を勝ち抜き、本戦で、山﨑隆之、斎藤明日斗、青嶋未来を破り、挑戦者決定戦で永瀬拓矢を破り挑戦権を獲得した[35]藤井聡太との五番勝負では、6月20日の第5局で勝利し、3勝2敗で叡王を奪取初のタイトル獲得をした。21歳8ヶ月のタイトル獲得は歴代8位の記録となった[4][36]

第83期順位戦は、最終局に勝利して8勝2敗とし、B級1組へ連続昇級を決めた。

二冠に(2025年度)

挑戦者の斎藤慎太郎八段を迎えた初防衛戦の第10期叡王戦では、6月14日の第5局に勝利して3勝2敗でタイトルを防衛した[37]。タイトル2期獲得により八段に昇段した。22歳8カ月は戦後7位の記録となった[38]

第73期王座戦では、挑戦者決定戦で羽生善治に勝利し挑戦権を獲得した[39]藤井聡太との五番勝負では、10月28日の第5局で勝利し王座奪取。史上17人目となるタイトル二冠を達成した。23才0カ月は歴代3位の記録。また九段に昇段。これも歴代4位となった[40][41]

第84期順位戦は10勝2敗で3期連続となるA級昇級を決めた。23才5カ月は歴代8位の記録だった[42]

王位挑戦(2026年度)

第67期王位戦では、4勝1敗同士の白組プレーオフを藤本渚と古賀悠聖に連勝。挑戦者決定戦で紅組優勝羽生善治に勝利し挑戦権を獲得した[43]第11期叡王戦は二期連続で斎藤慎太郎を迎えたフルセットの末、3勝2敗でタイトルを防衛した[44]

詰将棋解答選手権

2024年12月に行われたSUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦のトークショーで、「詰将棋解答選手権に出たい」と発言し、藤井聡太も「伊藤叡王の優勝を阻止したい」と出場した。3月30日に初出場したチャンピオン戦では13位に終わった一方、藤井は優勝を果たした。また直後の叡王戦で挑戦者になった斎藤慎太郎の問題に不正解となり「切り替えて準備しようと思います」と語った[45]

2026年3月30日、詰将棋解答選手権に出場、前年に続いて斎藤の問題に不正解で2位となった[46][注 3]

詰将棋解答選手権成績

さらに見る 開催 回, 開催日 ...


開催日 チャンピオン戦 一般戦 初級戦 出典 備考
順位 得点 時間
[分]
順位 順位
8 2011年 東京
22位
東京
2位
[47]
[48]
9 2012年 37位 [49] [注 4]
10 2013年 15位 [50]
22 2025年3月30日 13 63 171 [45]
23 2026年3月29日 2 83 180 [46]
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棋風

  • 居飛車党。最先端の緻密な序盤研究で知られる一方で、中盤、終盤の読みも正確。また、不利になってからも粘り強い受け将棋とも言われる[51][6]。三段時代の得意戦法は相掛かりだったが[1]、プロ入り後は角換わりも主力としている[23][52]
  • 第51回将棋大賞において升田幸三賞を受賞した角換わりの後手番による「持将棋定跡」は、緻密な事前研究と中終盤の対応力が求められるため伊藤の棋風を表した戦法と言われた[6]

評価

  • 中村太地は「序盤研究が非常に深い。しかしAIだけを頼っているのではなく、自身の頭で考えている。さらに中終盤の強さを兼ね備えている。そしてAIの影響か単調な無理攻めを避け、じわとした将棋や受け将棋を好む」と評する。また藤井対伊藤について、「藤井は終盤の入り口で圧倒しそのまま勝ち切る。対して伊藤は終盤まで互角でいって競り合って勝つことが多い」と評する[6]
  • 森内俊之は「AI評価値の良い手を指すことが最適とされる現代において、それだけでなく大山康晴米長邦雄のように人間的、実戦的な手も組み合わせる」と評している[7]

人物 ・エピソード

将棋関連

  • 自身の将棋について棋風は受け将棋、早指しは苦手、憧れの棋士は羽生善治、対局してみたい歴史上の人物は升田幸三と語っている[15]。また「自分にオフはない。趣味は将棋」とも語る[23]
  • 羽生とはABEMAトーナメント2023で同チームになったことをきっかけに、三年以上一対一の研究会を行っている[53]
  • 師匠の宮田利男は入門の時、「将棋界では、竜王を取って賞金の半分を師匠に返すことが師匠への恩返し」と発破をかけた。それに対して伊藤は「元気なうちに実現したい」と語っている[23]。宮田一門は、25歳までギャンブルは禁止の方針でそれを守っている[54]
  • 子供の頃、渡辺明と羽生善治の勝った方が永世竜王となる第21期竜王戦の本を買ってもらって、棋譜をよく並べていた。その後渡辺に指導対局をしてもらった際、『永世竜王への軌跡』にサインをもらった[8]
  • 森内俊之とは誕生日が10月10日と同じで、小学2年生の時、近所の公園で偶然会って握手してもらったことがある[10]
  • 駒の並べ方に「伊藤流」を採用している(多くの棋士は「大橋流」で並べるため、伊藤流は珍しい)。伊藤姓に縁を感じてとのこと[55]
  • 研究会は月に15回くらい行っている[56]。特に永瀬拓矢とは三段時代からVS(1対1の練習将棋)を行っている[57]。伊藤は最も影響を受けた棋士に永瀬を挙げている[20]
  • 研究の中心はAIでの序盤研究。初段の頃からと、かなり早くから導入している[23]。三段時から約80万円の高性能パソコンを使用している。その購入時の約束通りプロ入りから1年後、その半額を返した[54]
  • 後手番を苦にしない。初タイトル戦となった竜王戦まで、先手番より後手番のほうが勝率が高い[23]
  • 初タイトル戦の竜王戦に、白瀧呉服店和服を3着用意した[23]

藤井聡太について

  • 2012年1月開催の第9回全国小学生将棋大会藤井聡太と準決勝で当たり、相横歩取りの戦型から伊藤が接戦を制した(伊藤は2位、藤井は3位)。敗れた藤井は号泣したという逸話から、「藤井を泣かせた男」と呼ばれるようになった[8][58]
  • 2018年3月、藤井が一般棋戦、全棋士参加棋戦優勝の最年少記録を更新した朝日杯将棋オープン戦の準決勝・決勝の記録係を担当した[19]
  • 2021年3月27日にAbemaで放送された「第4回ABEMAトーナメント」のドラフト会議でリーダー棋士を務めた藤井聡太から指名を受け、高見泰地とともに「チーム最年少+1(チーム藤井)」を結成し[59]、9月18日に行われた決勝では、5勝3敗のチーム成績で相手のチーム木村を破り優勝を果たした[60]
  • 2021年10月、新人王戦で優勝。新人王戦の優勝者にはその時点のタイトル保持者1人との記念対局が組まれることが恒例となっており、11月に竜王を獲得して史上最年少四冠となった藤井との記念対局が2022年1月2日に放送された(結果は98手で藤井の勝利[61])。なお、記念対局が同学年の棋士同士となるのは史上5例目、10代の棋士同士となるのは史上初であった[62]
  • 2023年8月、第36期竜王戦で初のタイトル挑戦を決めた。10月6日の開幕局時点で藤井と伊藤の年齢合計は41歳で、すべてのタイトル戦を通じて史上最年少対決であった[63][注 5]。いずれも2002年生まれの同年代であり、タイトル保持者と挑戦者の両者が2000年代生まれであるタイトル戦は将棋界史上初であった[64]。第1局は敗れたが、観戦した勝又清和は、藤井が感想戦で対戦相手の読み筋に驚くのは初めて見たと書いている[65]
  • 2024年4月20日、叡王戦第2局で対藤井13戦目にして初勝利を挙げた(11敗、1持将棋)。藤井はタイトル戦は7ヶ月無敗で、勝てば故大山康晴の17連勝に並ぶ対局だったが阻止した。またプロになって初の年下への敗北となった[66]
  • 2024年6月20日、叡王戦第5局で勝利して初タイトルを獲得した。これで藤井はタイトル戦で初の敗北となり、タイトル戦連続獲得記録を22でストップして、八冠独占を崩した[4][注 6]
  • 2026年2月11日、朝日杯で、全棋士参加一般棋戦で初の決勝に進出し、藤井との対戦となった[67]。一般棋戦の決勝で二人が全てのタイトルを持った対局は約50年ぶりとなったが[68][注 7]、準優勝に終わった。局後に「8年前は記録係で感慨深い」と語った[69]
  • 伊藤は同い年の藤井について、「向こうが(中1で)三段になったぐらいから、意識はしてたような気がします」と話す。最年少で四段昇段には「歯がゆい思いみたいなのはあった気がします」。デビュー以来公式戦29連勝には正直なところ、連勝が早く止まってほしいとも思っていたと語る[19]。新人王直後では最も意識している存在、今後の将棋界はタイトル戦で誰が勝つのかが焦点と語った[36]。初タイトル戦の竜王戦では伊藤は自分を引き揚げてくれた存在として藤井への思いを語った[70]。続く棋王戦前には「負けるなら、相手は自分であってほしい」と語っている[71]
  • 藤井世代について、叡王獲得後に「タイトルを獲る棋士が何人かは必要であるが、藤井が抜きん出ている」。また注目している棋士に藤本渚と答えている[36]

その他

  • 愛称は「イトタク」、「たっくん」など[51]
  • 利き手は右。好きな食べ物はキクラゲ。またカレーライスも好物で、2025年現在将棋会館での対局時の昼食には「rico curryの日替わりカレーを内容を確認しないで注文している」という[72]
  • 宝物はタイトルを獲得時、見届け人に貰った駒。運動不足にならないように毎回6~7km走っている[15]。好きな言葉は「孤高[73]
  • 父・母・弟の4人家族[15]。父の伊藤雅浩弁護士東京弁護士会[74]司法試験で1位を取ったことがある。また電竜戦で優勝した水匠の開発者の杉村達也は同じ弁護士であり、将棋のパソコンについて聞いたことがある[75]
  • 東京都出身だが、名古屋市出身の父の影響からプロ野球中日ドラゴンズのファンであり[8][24][76]2011年のリーグ優勝試合をハマスタで現地観戦した[73]。2022年に将棋世界のインタビューにて「以前は野球を見るのが好きだったりもしたんですけど、気分転換よりもストレスがたまることのほうが多い(笑)」と語った[77]
  • 弦巻小学校弦巻中学校卒業[78]。2018年、将棋に専念するため、高校1年生の1学期中に在籍する高校を退学[79]。師匠の宮田は、伊藤が学校の勉強もできることや東日本大震災があったことから、プロ棋士ではなく東大に入って社会の役に立つ人間になった方が良いと思い、プロ入りは勧めなかったが、本人の強い希望もあり反対はしなかった[80]、高校中退には、退路を断った旨を確認して、本人の意思を尊重した[81]
  • 音楽はJ-POPやマイケル・ジャクソンをよく聴く。好きな曲はマイケルの『Smooth Criminal』。ちなみにカラオケでは「全く歌わない」という[72]

昇級段履歴

研修会
  • 2012年5月(9歳): D2クラス 研修会 入会[10][82]
  • 2012年7月(9歳): D1クラス昇級[10][82]
  • 2012年7月(9歳): C2クラス昇級[10][82]
  • 2012年9月(9歳): C1クラス昇級[10][82]
  • 2013年1月(10歳): B2クラス昇級[10][82]
  • 2013年8月 奨励会試験合格まで在籍[10][82]
奨励会以降
  • 2013年09月25日10歳 + 350日): 6級 奨励会入会[83]
  • 2014年03月16日11歳 + 157日): 5級 (9勝3敗)[84]
  • 2014年07月05日11歳 + 268日): 4級 (9勝3敗)[85]
  • 2014年10月19日12歳 + 9日00: 3級 (9勝3敗)[86]
  • 2015年03月19日12歳 + 160日): 2級 (9勝3敗)[86]
  • 2015年05月17日12歳 + 219日): 1級 (6連勝)[87]
  • 2016年03月15日13歳 + 157日): 初段 (12勝4敗)[88]
  • 2017年08月05日14歳 + 299日): 二段 (12勝4敗)[89]
  • 2017年12月17日15歳 + 78日0: 三段 (14勝5敗)(第63回奨励会三段リーグ戦からリーグ参加)[1][90]
  • 2020年09月12日17歳 + 338日): 四段(第67回奨励会三段リーグ成績1位) = プロ入り[1]
  • 2022年03月10日19歳 + 151日): 五段(順位戦C級1組昇級、通算50勝13敗)[91]
  • 2023年04月20日20歳 + 192日): 六段(竜王戦ランキング戦連続昇級、通算93勝28敗)[92]
  • 2023年08月14日20歳 + 308日): 七段(竜王挑戦、通算110勝30敗あるいは111勝30敗)[29][93]
  • 2025年06月14日22歳 + 247日): 八段(タイトル2期獲得/第10期叡王戦防衛、通算167勝64敗〈未放映のテレビ棋戦除く〉)[94][95]
  • 2025年10月28日23歳 + 18日0: 九段(タイトル3期獲得/第73期王座戦奪取、通算185勝71敗〈未放映のテレビ棋戦除く〉)[40]

主な成績

獲得タイトル

 2026年8月現在の在位。登場・連覇の 太字 は歴代最多記録。

他の棋士との比較は、タイトル獲得記録将棋のタイトル在位者一覧を参照

タイトル 獲得年度 登場 獲得期数 連覇 永世称号(備考)
竜王 1回
名人 0
王位 0
叡王 2024-2026 3回 3期
(歴代1位タイ)
3連覇
(歴代1位タイ)
王座 2025 1回 1期
棋王 1回
王将 0
棋聖 0
タイトル獲得 合計4期 / 登場回数 合計6回 
第11期叡王戦2026年度〉終了まで。番勝負終了前は除く)

タイトル戦登場

タイトル戦 ・棋士別成績

さらに見る 対戦相手, タイトル戦(期数) ...
対戦相手 タイトル戦(期数) 番勝負対局数 対戦年度
対戦
回数
防衛
奪取
失冠
挑失
勝率対局勝率
藤井聡太4220.5001761110.3532023-2025
斎藤慎太郎2201.00010640.6002025-2026
合計6420.66727121510.4442023-2026
太数字は最多・最高記録 / 集計は 第11期叡王戦2026年度〉終了まで / 番勝負終了前を除く)
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一般棋戦優勝

その他一般棋戦・若手棋戦

非公式戦優勝

将棋大賞

  • 第49回(2021年度) 勝率一位賞、新人賞
  • 第51回(2023年度) 優秀棋士賞、最多対局賞、最多勝利賞、升田幸三賞(第49期棋王戦第1局などにおける持将棋定跡
  • 第52回(2024年度) 優秀棋士賞、名局賞(第9期叡王戦 第5局)
  • 第53回(2025年度) 優秀棋士賞、最多勝利賞、名局賞(第73期王座戦 第5局)

在籍クラス

さらに見る 開始 年度, (出典)順位戦出典 ...
順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
出典[96]
(出典)竜王戦
出典[97]
名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
2020 79 四段昇段前 34 6組 -- 0-1/昇2-1
2021 80 C250 9-1 35 6組 2-1 6-0 (1位)
2022 81 C130 9-1 36  5組  7-0 5-0 (1位)
2022 36 (竜王戦初の5組からの竜王挑戦)
2023 82 C101 8-2 37 1組 -- 2-1/出0-1
2024 83 B224 8-2 38 1組 -- 1-1/出0-1
2025 84 B113 10–2 39 1組 0-1 3-1(2位)
2026 85 A 10 40 1組 -- -
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。
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年度別成績

さらに見る 対局日, 勝敗 ...
四段昇段以前
対局日勝敗対局相手棋戦名出典
1 2018年11月06日谷合廣紀三段第50期新人王戦[98]
2 2019年05月24日荒田敏史三段第9期加古川青流戦[99]
3 2019年08月30日井出隼平四段第9期加古川青流戦[100]
4 2019年11月25日山川泰熙三段第51期新人王戦[101]
5 2020年04月01日増田康宏六段第51期新人王戦[102]
6 2020年06月10日山本博志四段第51期新人王戦[103]
対局数勝数負数勝率連勝
通算 6330.5002
2020年10月1日 四段昇段(四段昇段前の成績は通算成績に含めず)
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さらに見る 年度, 対局数 ...
年度 対局数勝数負数勝率連勝備考(出典)通算成績
2020年度 11740.6363[104] 対局数勝数負数勝率(出典)
2021年度 55 (4位) 45 (2位) 10 0.8181(1位) 11(6位) [105] 6652140.7878[106]
2022年度 51 (5位) 37 (6位) 14 07254(6位) 13(3位) [107] 11789280.7606[108]
2023年度 69 (1位) 51 (1位) 17 1 0.7500(5位) 14(2位) 対局数には持将棋1を含む [109] 1861404510.7567[110]
2024年度 3822160.5789[111] 2241626110.7264[112]
2025年度 61 (2位) 46 (1位) 15 0.754 (3位) [113] 2852087610.7323[114]
通算 2852087610.7323対局数には持将棋1を含む[114] 2025年度まで
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記録

受賞・表彰

年表

  • タイトル戦は成績。人物名が書かれた部分は番勝負登場。
    上段の氏名は対戦相手。うち、 太字 はタイトル獲得(奪取または防衛)、 太字 は加えて永世、名誉称号資格獲得。 太字 は敗退。
    下段は勝敗。o : 伊藤の勝ち、x : 伊藤の負け、j : 持将棋
  • 一般棋戦 - 新人:新人王戦、青流:加古川青流戦、朝日:朝日杯将棋オープン戦
  • 将棋大賞は次年度4月1日付公表分。
    最優 : 最優秀棋士賞、優 : 優秀棋士賞、特 : 特別賞、
     : 勝率一位賞、勝 : 最多勝利賞、対 : 最多対局賞、連 : 連勝賞、
     : 新人賞、名局 : 名局賞、名特 : 名局賞特別賞、升 : 升田幸三賞、升特 : 升田幸三賞特別賞、
    敢闘:敢闘賞
  • 賞金&対局料は、年度区切りではなく1月 - 12月の集計。単位は万円。()内は順位。 の年は全棋士中1位。
  • 備考 -  : 最年少記録  : 史上初の記録
さらに見る タイトル 戦 ...
年度 名人
4-6月
叡王
4-6月
棋聖
6-7月
王位
7-9月
王座
9-10月
竜王
10-12月
王将
1-3月
棋王
2-3月
一般
棋戦
優勝
将棋大賞 賞金&
対局料
レーティング 備 考
2020 (第79期)
(第5期)
(第91期)
(第61期)
(第68期)
(第33期)
(第70期)
(第46期)
1546
95位[116]
10月1日プロ入り
2021 C級2組
C1昇級
四段戦敗退 (第92期)
(第62期)
(第69期)
6組 一次予選
敗退
予選敗退 新人 新,率 1725
27位[116]
五段昇段(C級1組昇級)
2022 C級1組
C1残留
四段戦敗退 一次予選
敗退
挑決リーグ
陥落
一次予選
敗退
6組優勝
本戦敗退
一次予選
敗退
本戦敗退 1776
18位[116]
2023 C級1組
B2昇級
五段戦敗退 一次予選
敗退
予選敗退 一次予選
敗退
5組優勝
→挑戦
一次予選
敗退
藤井聡太
jxxx
優,対,勝,升 1,728
(10位)
1907
3位[116]
六段昇段(竜王ランキング戦連続昇級)
七段昇段(竜王挑戦)
タイトル初挑戦 = 竜王戦
通算100勝到達
藤井聡太
xxxx
2024 B級2組
B1昇級
藤井聡太
xooxo
二次予選
敗退
予選敗退 一次予選
敗退
1組 残留 一次予選
敗退
本戦敗退 優,名局 4,364
(2位)
1849
5位[116]
初タイトル = 叡王戦
2025 B級1組
A級昇級
斎藤慎太郎
xooxo
二次予選
敗退
予選敗退 藤井聡太
xooxo
1組 残留 挑決リーグ
残留
本戦敗退 優,勝,名局 4,087
(4位)
1966
2位[116]
タイトル初防衛 = 叡王戦
八段昇段(タイトル2期)
九段昇段(タイトル3期)
二冠 = 王座戦
2026 A級 斎藤慎太郎
ooxxo
本戦敗退 藤井聡太
-------
挑戦手合 1組 挑決リーグ
本戦
年度 名人
4-6月
叡王
4-6月
棋聖
6-7月
王位
7-9月
王座
9-10月
竜王
10-12月
王将
1-3月
棋王
2-3月
一般
棋戦
優勝
将棋大賞 賞金&
対局料
レーティング 備 考
タイトル
- 登場 3回
獲得 3期
- - 登場 1回
獲得 1期
登場 1回 - 登場 1回
タイトル戦登場 合計 6回 / タイトル獲得 合計 4期(第11期叡王戦終了まで)
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出演

テレビ

  • NHK Eテレカラフル! ~世界の子どもたち~』(2012年4月27日)[117]
    第107回 / 2012年度 第3回「もっと強くなるために」 - 小学4年生当時に取材したドキュメンタリー番組
  • NHK総合NHKスペシャル「藤井聡太 VS. 伊藤匠 AI時代 将棋の新たな地平」』(2024年9月8日)[118]
  • BS11『将棋 叡王戦の真実~勝負を決めた一手~』(2026年6月21日)[119]

CM

概要 映像外部リンク ...
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関連書

  • 野澤亘伸「藤井時代か藤井世代か」『"棋士が語る"藤井聡太、ライバル、そして未来』文藝春秋〈文春将棋 読む将棋〉、2022年4月18日、4–19頁。ISBN 9784160070448
  • 若杉和希『第36期竜王戦七番勝負 : フォトドキュメント』読売新聞、2024年2月。ISBN 9784643240054
  • 内田晶, 大川慎太郎『新時代の将棋指し : 若手棋士インタビュー』マイナビ出版、2024年4月。ISBN 9784839986162

脚注

関連項目

外部リンク

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