国鉄DD10形ディーゼル機関車
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構造
車体
車体は全溶接構造の箱型車体で、当時の電気機関車と同様に車両端部に設けられたデッキから妻面中央の貫通扉経由で車内へ出入りする方式であった。塗装はぶどう色1号であった。
主要機器
機関
発電用エンジンは、当時最新式の渦流室式の副燃焼室を備える、縦形[注釈 1]直列8気筒4サイクル機関である新潟鐵工所製K8Cが搭載された。
この機関は定格出力が600 ps/900 rpmとDC10形やDC11形の機関と比較して同一出力ながら高回転化しているが、これは気筒数増加で1気筒あたりのシリンダ内径(ボア)を縮小して実現されたもの[注釈 2]で、同クラスのレイアウトの機関としてはむしろ低速な部類に入り、コンセプトとしては故障が少なかったDC10形の機関に近い考え方を採る、至って手堅い設計であった。
駆動システム
動力伝達方式はDC11形に倣い、電気式が採用された。DC10形の歯車式は、構造は簡単であったが大出力の歯車式変速機は歯車の割損や偏摩耗などの故障が多かったため、新形式機関車は故障の少ない電気式が選択されたものであった。
台車
台車は軸重を低減するため3軸台車を2組とし、3軸のうち中間の1軸を走軸として小径車輪を使用し、両端2軸に定格出力100kWの直流直巻電動機を吊り掛け式に装架していた。
なお、この台車は後にED18形(2代目)の改造時に、その設計がほぼそのまま流用されており、2017年現在もED18 2が保存されているため実見できる。
