小さな旅

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ジャンル 紀行番組
出演者 山本哲也
藤井彩子
(隔週出演)
ナレーター 同上
オープニング 大野雄二「光と風の四季」[1]
小さな旅
ジャンル 紀行番組
出演者 山本哲也
藤井彩子
(隔週出演)
ナレーター 同上
オープニング 大野雄二「光と風の四季」[1]
エンディング 同上
国・地域 日本の旗 日本
製作
製作 NHK各地域放送局
放送
放送チャンネルNHK総合テレビジョン
NHK BS1
NHK BSプレミアム
NHK BS4K
映像形式文字多重放送
4K放送
音声形式ステレオ放送
解説放送(副音声)
放送期間1983年4月8日[2] - 放送中
放送時間放送時間を参照
放送分25分
公式サイト
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小さな旅』(ちいさなたび)は、NHK総合テレビジョンで放送されている紀行番組である。

1983年4月8日から『いっと6けん小さな旅』として放送を開始し[2]1991年から現行の番組名となり、2018年12月からNHK BS4K2020年4月からNHK BS12021年4月からNHK BSプレミアムでも放送されている[3]

観光スポットや飲食店紹介などがほとんどないため、「旅番組」ではなく「紀行番組」の範疇に入るが、番組進行としては、冒頭で当該地域の概要を紹介した後は、その地域に住む人々や生活風景に焦点を当てている[1]

元々は、NHK首都圏放送センター(2020年度にNHK首都圏局に改組)が、1983年から関東地方1都6県向けに放送を開始した首都圏向け紀行番組であり、『いっと6けん小さな旅』として放送を開始した[1]。翌1984年には取材・放送エリアを甲信越地方[4]に広げて『関東甲信越小さな旅』となり、1991年に取材対象の拡大に合わせて現在の番組名となっている。2010年3月まではあくまでも首都圏放送センター制作の関東甲信越および静岡県向け地域情報番組の一つという位置づけであったため、2020年にNHKオンラインがリニューアルされるまでは番組公式サイトが首都圏放送センターのディレクトリ内に置かれていた(現在もNHK首都圏局のサイト「ちかさとナビ」からほかの地域情報番組同様に番組公式サイトへのリンクが貼られている)。

基本的な取材対象エリアは、2010年3月までは首都圏(関東地方および中部地方東部(甲信越・静岡))および放送エリア外の福島県であったが、首都圏から比較的訪れやすい富山県石川県も取材対象となる場合があった。また山形県山形新幹線の開通もあり2004年あたりから取材範囲に含まれ、2006年には『ゆうどきネットワーク』を飛び降りた後の穴埋め枠で放送されていた。しかし2007年度は『ゆうどき』完全放送に移行したため、夕方での放送は打ち切られている

番組名が『小さな旅』になって以降、本来の放送エリアである本部直轄管外も取材対象にするケースがたびたびあり、特集の全国放送(下記参照)、再放送枠やBS hiでの定期的な放送、加えてNHKワールド・プレミアムのノンスクランブル放送を利用して日本国内に限らず、海外でも視聴できるなど、実質的に全国放送となっていたが、2010年4月3日より正式に全国放送に移行した。全国展開以後は、関東甲信越およびその周辺地域と、それ以外の地域がほぼ半数ずつ取材対象となっている。また、制作クレジット上は取材地域の放送局が制作著作扱いとなっている場合がある(大阪府=NHK・大阪、広島県=NHK・広島 など)。

2011年1月から、『週刊こどもニュース』の終了、『ニュース 深読み』のスタートに伴い、放送時間が土曜日から2010年3月までの放送時間であった日曜の朝に再移動した。

基本的には番組自体が放送休止になることはほとんどないが、2012年12月23日は『天皇誕生日 皇室この1年』の放送のため別番組差し替えの地域を含めて休止となっている(NHKワールド・プレミアムも『天皇誕生日 皇室この1年』をそのままノンスクランブルで放送された。平日と重なる祝日ではスクランブル配信となっているが、この日は天皇誕生日が日曜日と重なったため事実上、本番組休止の代替番組扱いでのノンスクランブル放送となった)。

沿革

  • 1983年4月8日、それまで金曜日22:00 - 22:30に放送されていた首都圏ローカルの情報番組『ふるさとからこんばんは』→『いっと6けん』をリニューアルする形で放送開始。開始当初のタイトルは『いっと6けん小さな旅[1][5]
  • 1984年3月22日、放送エリアを甲信越地域にも拡大、タイトルも『関東・甲信越小さな旅』と改題、放送日も木曜日[1]に変更された。
    • この時点で静岡県東部・伊豆地方での取材も不定期ながら増えていたため、静岡局はその都度単発番組としてローカル時間帯に放送していた。
  • 1991年4月4日、タイトルを現在の『小さな旅』に変更。福島県静岡県なども取材対象となる。
    • この変更をもって、静岡局も正式にレギュラー番組としてネットを開始。以後、衛星放送でもレギュラー番組化され、地上波での単発特番を含め全国放送されるようになった。
  • この間、放送時間も何度か変更されている(1993年4月10日2000年3月25日:土曜日、2000年4月9日〜:日曜日[1])。
  • 2008年12月NHKオンデマンドで配信開始。
  • 2010年1月20日、放送総局長の定例会見で『ゆうどきネットワーク』と異なりこの番組が正式な“脱・ローカル”の全国放送となる方向性を発表、正式に全国放送の番組となることが明らかになった。
  • 2010年4月3日、放送時間を土曜日9:00 - 9:25に変更、正式に全国放送番組に移行。
  • 2011年1月9日、放送時間を9か月ぶりに日曜日8:00 - 8:25に戻した。
  • 2018年12月7日、BS4Kでの放送を開始[6]
  • 2020年4月6日4月5日深夜)、BS1での放送を開始[7]
  • 2021年4月3日、『小さな旅 4K選』としてBSプレミアムでの放送を開始[3]

現在の放送時間

総合テレビ、NHKワールド・プレミアム

地域別の差し替え

下記の地域では、日曜日の本放送は次の別番組に差し替えとなるが、いずれも『小さな旅』で当該地域が取り上げられる場合は同時放送となる。

  • 北海道北海道道(再放送、2020年4月 - 2023年3月)
  • 近畿地方えぇトコ(再放送、2020年4月 - 2024年3月)
    • 2021年3月までは最終週を除く。ただし、1時間枠拡大の特集『山の歌 総集編』は放送なし。

BS1

  • 日曜日 23:50 - 月曜日 0:15(日曜日深夜、2021年4月 - )[3]
    • 原則として大阪局の旅番組『えぇトコ』との交互放送。『小さな旅』が放送される場合は、1週または2週分が放送される。

BSプレミアム

  • 土曜日 6:05 - 6:30(2021年4月 - )[3]
    • 『小さな旅 4K選』として、BS4Kと同時放送。

BS4K

いずれも2021年4月以降。

  • 本放送:日曜日 17:05 - 17:30[3]
  • 再放送:土曜日 6:05 - 6:30(BSプレミアムと同時放送)[3]

英訳版

2023年10月に放送された銚子電気鉄道沿線を取材した「百年電車と この先も ~千葉県 銚子市~」が、2024年2月18日(日本時間)9:35-10:00に、英訳された内容NHKワールドTV(日本国外の放送機関、並びに国内ケーブルテレビ・アプリ向け)に放送された。これはNHKワールドが随時実施する「地域特集キャンペーン」で2024年2月に行われた「千葉月間」の一環として企画したもの。

過去の放送時間

2011年1月以降

総合テレビ、NHKワールド・プレミアム

  • 火曜日 16:20 - 16:45(2011年4月 - 2012年3月)※東北地方のみ[注 3]
  • 木曜日 11:05 - 11:30(2011年4月 - 2014年3月。関東・東北地方(2013年3月まで)を除くローカル番組未放送地域への裏送りで、上記の別番組差し替え地域ではこの時間が初回放送扱い。日曜日初回放送から4日後の放送[注 4]。2012年度は一時期、日曜日の初回放送から11日後に放送されていた。なお、近畿地方では『新・ルソンの壺』の再放送枠となっており放送なし)
  • 月曜日 11:05 - 11:30(2014年4月 - 2020年9月。関東地方を除く)[注 4]
    • 当該時間帯について関東地方は2022年2月28日まで『ひるまえほっと』が放送されていた。
  • 土曜日 5:15 - 5:40(2011年4月9日 - 2020年9月26日)
    • 近畿地方は2011年度のみ別番組差し替えとなっていたが、2012年度から放送されるようになった。日曜日初回放送から6日後の放送。近畿地方ならびに近畿を除く別番組差し替え地域で、月曜日または日曜日の裏送り放送が休止となる場合は、この時間が初回放送扱い)
  • 木曜日 11:05 - 11:30(2020年10月8日 - 2023年3月30日)[注 4]

BS2

  • 火曜日 15:30 - 15:55(国会中継や大相撲中継なども行われるため、不定期放送扱いだったが、2011年3月で打ち切り)
    • 上記のように日曜日の初回放送は本番組が関東甲信越ブロックの地域情報番組枠であった名残からか別番組差し替えとなっているところが過半数以上の地域で占めていた。地域によっては制作局が遅れ放送となる場合もあった(特に大阪局など近畿地方の放送局が制作の場合)。
    • 甲信越地方、静岡県、中国地方(鳥取県を除く)、愛媛県、高知県、九州地区(2018年4月以降)(NHKワールド・プレミアムのノンスクランブル放送を受信して補完視聴している場合では東北・関東地方以外の地域)では最大で3回同じ内容が視聴できた。
      • なお、木曜日に祝日や国会中継などが重なると2回、地域によっては1回限りの放送となる場合もあった。
      • 2011年度の近畿地方では木曜日の放送が祝日・国会中継で休止の場合、本番組自体未放送となる場合もあった(NHKオンデマンドが利用できる環境にある世帯とNHKワールド・プレミアムのノンスクランブル放送を受信している世帯を除く)。
      • BS2の放送があった2011年3月以前は最大で4回同じ内容が視聴できた地域もあった。

NHKワールドTV

  • 水曜日 11:30 - 11:55(初回放送。その後4時間おきに計6回放送。約3か月遅れ。2012年3月で打ち切り)

BS1

  • 月曜日 0:00 - 0:25(日曜日深夜。2020年4月 - 2021年3月)[9]

BS4K

  • 本放送:日曜日 8:00 - 8:25(2021年2月21日 - 2021年3月28日。総合テレビと同時放送)
  • 再放送:水曜日 19:30 - 19:55(2018年12月 - 2021年3月。2021年2月17日までは本放送)[6][9]
  • 再放送:水曜日 9:00 - 9:25(2018年12月 - 2021年3月)[6][9]

2010年4月から12月まで

総合テレビ、NHKワールド・プレミアム

本放送
  • 土曜日 9:00 - 9:25
再放送
  • 日曜日 4:30 - 4:55
  • 月曜日 11:05 - 11:30 ※関東・近畿各地方以外のローカル番組未放送地域への裏送り[注 4]

BS2

  • 火曜日 15:30 - 15:55

NHKワールドTV

  • 水曜日 11:30 - 11:55(初回放送。その後4時間おきに計6回放送。約3か月遅れ)

2010年3月以前

総合テレビ、NHKワールド・プレミアム

  • 日曜日 8:00 - 8:25(関東・甲信越地区および静岡県、NHKワールド・プレミアム)
    • 『特集 夏(冬)小さな旅』となる場合は全国放送。また、金曜19時台に全国ネットの特番が組まれた週も一部地域を除き、全国放送になることがあった(地域情報番組が19:30 - 20:45にあった週でも該当する地域では放送されることがあった)。
    • 静岡放送局ワンセグでは2006年4月2日から2007年1月28日までの間放送されず、名古屋放送局制作の『ナビゲーション』の再放送を放送していた(静岡以外の東海北陸ブロックでは、通常のハイビジョン放送を含めてこの時間、『ナビゲーション』を放送)。
  • 月曜日 11:05 - 11:30 ※ローカル番組未放送地域のうち、東北地方・近畿地方以外への裏送り)[注 4]
  • 土曜日 4:30 - 4:55(近畿地方を除く全国向け。近畿では2009年4月以降『新日本紀行ふたたび』の遅れ放送を行っていた)
    • このため、近畿地方では隣県の放送が視聴可能な周辺地域を除き、通常は地上波で視聴することができなかった(実質不定期放送扱い)。
    • しかし、祝日の早朝4:30 - 4:55や、夏の高校野球休止時(または放送が早く終わった場合)などには近畿地区でも地上波で放送されることがあった。

BS hi

  • 土曜日 6:30 - 6:55(2009年度)
  • 木曜日 7:00 - 7:25(2007年1月11日 - 2008年度)

地域別の差し替え

差し替えを継続している地域

日曜日の本放送を同時放送に移行した地域

  • 東北地方:『被災地からの声』(2011年4月 - 2012年3月)
    • 本番組は後述にある火曜日16時台に時差放送[注 3]。ただし、1時間枠拡大の特集『山の歌 総集編』は2012年3月20日の13:05から放送[注 4]
    • 2012年4月から『被災地からの声』が木曜12:20からの放送に移動したため、1年ぶりに東京からの放送と同一時刻での放送に戻った。
  • 東海北陸地方(静岡県を除く。また、毎月最終週に限り福井県を除く)
    • 『ナビゲーション』の再放送。その他、これまでの全国放送番組で東海・北陸地方に関連する内容をアンコール放送。
    • 東海・北陸地方が取り上げられる場合は差し替えなしでそのまま本番組が放送。福井県では毎月最終週は『ビジネス新伝説 ルソンの壺』の放送に割り当てしていた(2013年度まで)。
    • 『ナビゲーション』の再放送が2019年度から移動となったため、同時放送に移行。
  • 鳥取県:『ビジネス新伝説 ルソンの壺』の再放送(2013年度のみ、それ以前は本放送。最終週を除く)、『さわやか自然百景』の時差放送。2014年度から同時放送へ移行。
  • 香川県徳島県:鳥取県と同様のパターン。2013年度から同時放送へ移行。
  • 九州沖縄地方:地域情報番組の再放送(週により各地域別またはブロック単位 7:45 - 8:10)、『さわやか自然百景』(左記放送に伴う時差放送 8:10 - 8:25)
    • 1時間枠拡大の特集『山の歌 総集編』は、2012年3月31日の17:00から放送(2018年3月まで)、2018年4月以降は『おはサタ!』終了に伴い、地域情報番組の再放送が土曜日の7:35 - 8:00に移動したため、原則として同時ネット。

備考

  • NHKワールドTVは英語放送強化による番組改編で2008年3月をもって一旦放送を打ち切ったが、2009年4月より英語主音声の2か国語放送、字幕テロップを英語に差し替えた上で放送を再開した(英語でのタイトルは「Gentle Journeys」)。
  • NHKワールド・プレミアムでは、2008年10月からノンスクランブルで視聴可能。
  • スカパー!旅チャンネルでも過去の回が2010年より放送が開始された。なお、NHKでの放送時間は25分だが、旅チャンネルではステーションスポットなどを放送するため、30分番組となっている。また、NHKでの次回予告部分は、番組タイトルに差し替えられる。
  • 放送番組センターの配給により、テレビ神奈川三重テレビをはじめとした独立局などで放送されたこともある。
  • ゆうどきネットワーク』の金曜日放送で番組の最後に本番組の予告が放送されることがある。この時はリポーター役のアナウンサーがゲスト出演し、見所を紹介する。放送時間が「日曜日8:00(一部地域を除く)」と表示されるため差し替え放送がある地域(北海道地方など)では放送局独自に初回放送日と放送時間(日曜日4:30)の字幕スーパーを表示する場合もある。
  • 放送地域を扱った内容をローカル枠(主に金曜日「地域情報番組枠」など)で再放送する例もある。
    • 一例として、中国地方5県では2016年2月6日(土曜日)10:05 - 11:20に『中国地方とっておきの場所〜“小さな旅”スペシャル〜』として広島局制作「帆風 おだやか〜広島県尾道市向島〜」・鳥取局制作「地蔵 ほほえむ街〜鳥取県米子市〜」・岡山局制作「オリーブの風吹く町で〜岡山県瀬戸内市牛窓町〜」の3本を放送した。
    • さらに2022年4月29日早朝には、2021年12月に放送された「こころウチナンチュ〜横浜市鶴見区」が、当時放送されていた連続テレビ小説ちむどんどん[注 5]の関連番組として再放送された。
  • 2022年4月10日からはNHKワールド JAPANのホームページ上において本番組の見逃し配信を開始した[10]。なお、日本国内からのインターネット視聴は既に類似サービスであるNHKプラスが行われていることや受信料制度との整合性の観点から配信対象外となっており、不可能である[11]

出演者

下記のレポーター・ナレーターは放送当時いずれもNHK放送センター、または日本語センター所属(一部嘱託職員含む)のアナウンサーである。

過去の出演者

期間男性女性
1983.4.81984.3.25 阿世知幸男青木裕子
1984.4.11986.3.30 山根基世
1986.4.61987.3.31 室町澄子
1987.4.71988.3.31 早苗俊治
1988.4.71992.3.29 清川徹
1992.4.51997.3.30 名取将加賀美幸子
1997.4.61998.3.29 桜井洋子
1998.4.51999.3.28 迫田朋子
1999.4.42000.9.10 明石勇石井かおる
2000.9.172002.3.31 秋野由美子
2002.4.72006.3.26 山本美希
2006.4.22008.3.30 国井雅比古[12]村上由利子
2008.4.62008.7.27 内藤裕子
2008.8.32008.8.31 小郷知子
2008.9.72010.3.27 宮本愛子
2010.4.32011.3.29 森田美由紀
2011.4.52013.3.31 一柳亜矢子
2013.4.72016.3.27 山田敦子
2016.4.32022.3.27 山本哲也
2022.4.32025.3.30 中川緑
2025.4.6現在 藤井彩子

代役

  • 阿部悌(2009年5月10日放送(初回放送)の「レモン林で会いましょう〜東京 小笠原諸島〜」の回)
  • 荒木美和(2008年2月17日、2009年9月6日、2010年9月4日)
  • 片山千恵子(2010年11月6日放送(初回放送)「彩りの水〜石川県金沢市〜」)
  • 吉田浩(2011年8月21日放送(初回放送)「なにわの街に魅せられて〜大阪駅界わい〜」)
  • 満尾巧(1980年代:新潟県粟島を取材した際の担当)

ゲスト

  • 伊達みきお(2023年12月24日:当番組のファンで番組放送40周年記念のゲストとして登場)[13]

特集:小さな旅

毎年の取材には『特集 夏 小さな旅』、『特集 冬 小さな旅』として全国放送され、取材対象エリアも日本全国となっている。

近年は対象エリア外の放送局が独自に制作した旅番組を再編集して放送されることもある。例えば、2006年12月17日に放送された「オダサクが愛した坂の町〜大阪・夕陽丘〜」は同年12月15日に関西ローカルで放送された大阪放送局制作『関西もっといい旅』の再編集版である。この番組は翌年3月28日夕方に『特集 冬 小さな旅』として関東・山梨・静岡以外で放送された。

手紙シリーズ 忘れられない私の旅

1993年には放送10周年を記念して視聴者から寄せられた旅の思い出を綴る「手紙シリーズ 忘れられない私の旅」が企画・放送され、以降2006年までは毎年11月から12月にかけて3 - 4週連続で、2007年からは・夏・の年3回、番組に届いた手紙の中から1回につき3 - 4通ずつ選び放送されている。

忘れ得ぬ山河

年1回、その総集編が『特集 小さな旅 忘れ得ぬ山河』として総合テレビBS hiで全国放送されている。

2007年度は総合テレビでは2008年1月14日(成人の日)に放送され、1993年11月6日の放送で紹介された記念すべき1通目の手紙も再放送された。総集編は2004年度以前は毎年12月31日(大晦日)に、2005年度と2006年度は1月1日(元日)の朝に放送された(いずれも総合テレビの場合)。

シリーズ歳月の旅路

放送30年を記念としてかつて出演していた旅人が以前訪れた地を再訪するというものである(初放送は2012年5月)。

山の歌

1997年度からほぼ毎年9月に、シリーズ「山の歌」が3回程放送されている[14][15]。NHKの各々のアナウンサーがを訪れ、魅力ある山と関わりのある人々を紹介している。

放送日山名タイトル案内人概要
1997年9月13日上高地青春の徳本峠桜井洋子7時間の峠道に開ける穂高連峰の感動
9月27日北八ヶ岳森の調べ森を愛し、森と語り、森に歌う北八ヶ岳に生きる人々
9月30日唐松岳雲上の庭園名取将高山植物の彩りや八方池のある展望の八方尾根
1998年9月5日中央アルプス花の稜線ヘ山小屋と花咲く木曽駒ヶ岳から空木岳への稜線の風景
9月12日常念山脈ふるさとは雲の上に石井かおる父親の遺志を娘が継いだ蝶ヶ岳ヒュッテと雲上の道
1999年9月4日飯豊山雪と緑と花の尾根明石勇残雪と高山植物に彩られた飯豊の夏
9月11日火打山雲上の庭園石井かおる高谷池ヒュッテと湿原に魅せられた人々の思い
9月18日仙丈ヶ岳わが心岩峰に明石勇仙丈小屋に立ち会う山岳救助隊長など山に思いをはせる人々
2000年9月3日槍ヶ岳青春の頂へ槍ヶ岳の姿に様々な思いを寄せる人々
9月10日白馬岳雪渓の向こうに石井かおる白馬に関わる人々を通した白馬連峰の魅力
9月17日北穂高岳わが心岩峰に明石勇親から子へ受け継がれる北穂高への思い
2001年9月2日北岳嶺 悠々と山を愛する人々の姿
9月9日鹿島槍ヶ岳稜線の家族秋野由美子山小屋の生活が生み出す絆
9月23日甲武信岳潤いの森へ明石勇木々に覆われた甲武信岳の風景と山に生きる人々の暮らし
2002年9月1日八ヶ岳いのち輝く八ヶ岳で奏でられる夏のシンフォニー
9月8日木曽駒ヶ岳14の夏に宮本愛子脈々と続いてきた中学生の集団登山
9月15日谷川岳岩壁に抱かれ明石勇谷川岳の厳しさを愛する山岳警備隊員
2003年9月7日七倉岳再会の山小屋船窪小屋の山が深めていく家族の絆
9月14日穂高岳頂へ宮本愛子高を目指す人々の思いを見つめた涸沢の夏
9月21日鳳凰山峰 和む明石勇鳳凰三山の魅力とそこに惹かれ通い続ける人たちの姿
2004年9月5日薬師岳峰の十字路で薬草の専門家の出会いを刻んできた薬師岳
9月12日燕岳天上に響き合う山本美希燕山荘のコンサートなど燕岳に魅せられた人々の夏
9月19日朝日岳一本道 海へ明石勇変化に富んだ自然の中で栂海新道を作り守り続ける人たち
2005年9月4日蔵王連峰峰は学舎変化に富んだ蔵王登山の技と心を受け継ぐ青春群像
9月11日常念岳百楽に出会う山本美希田淵行男を知る常念小屋の主人や遺志を継ごうとする人々と常念岳の魅力
9月18日聖岳深山 誘う明石勇変化に富んだ景観と未知の世界が人々をひきつける深山・聖岳
2006年9月3日朝日連峰友情の山小屋村上由利子二人の友情が山小屋を支えている朝日連峰の大朝日小屋
9月10日早池峰山懐深く 見守られ国井雅比古心の拠所、早池峰山とその麓の暮らし
2007年9月2日五竜岳気高くやさしく五竜岳の気高さと山岳救助隊長と訪れる人を包み込む優しさに触れる
9月9日越百山わが道 深く誇らしく愛着をもって山を守りつづける人々と山の織りなす物語
9月16日塩見岳にぎわいと静寂しみじみ暖かい塩見小屋と小河内岳避難小屋
2008年6月1日白馬岳春雪へ宮本愛子厳しさの中、山の優しさを感じる春の白馬岳
9月21日金峰山修験の山 わたしの空国井雅比古険しい山に集う人々とふれあい、山頂からの絶景
10月26日白馬鑓ヶ岳空高く 秋へのかけ橋白馬鑓温泉小屋の解体直前、登山者の安全を受け継ぐ人々の思い
2009年8月2日甲斐駒ヶ岳願い待つ 白き貴公子信仰と修行の道として人々の願いを受け止める急峻な黒戸尾根
9月6日苗場山ぽっかりと 楽園荒木美和人々の笑顔が集う湿原の楽園の夏
9月13日乗鞍岳日帰り 3,026メートル国井雅比古夏でも残る雪渓にモーグルスキーのコースを作り続けてきた男性
2010年8月28日御嶽山祈りの峰 いまも信者を背負う強力と60年の歴史を持つ学校登山に挑む中学生
9月4日栗駒山ふるさとの山 希望の頂森田美由紀震災を乗り越え、ふるさとの山、栗駒山の復興を目指す人
9月11日利尻山いつも見守っている国井雅比古ふるさとの山に誇りを持ち、利尻島で登山道を守る人
10月23日尾瀬秋 はるかな尾瀬へ森田美由紀秋の尾瀬の魅力
2011年8月28日八甲田山緑輝く やさしき峰よ国井雅比古仙人岱ヒュッテと八甲田山を愛し、守り続けようとする人々
9月18日石鎚山祈りの道 頂へ一柳亜矢子修験の山である険しい山道と頂上の神社で奉仕する神主
10月23日黒岳神々の庭は 染まりゆく国井雅比古大雪山系の紅葉と黒岳石室の人々
10月30日霞沢岳穂高 その峰と語るランプの灯をともす徳本峠小屋
2012年9月2日屋久島雨の森縄文杉宮之浦岳の展望台へ
9月9日瑞牆山輝く岩峰一柳亜矢子アサギマダラが舞う奇石を巡る
9月16日大山いつも心にそびえて国井雅比古一木一石運動が行われている「伯耆富士」
2013年8月25日夕張岳花の道 きらめいて高山植物の花の山旅
9月1日六甲山はじまりの峰山田敦子夏の花やナイトハイキングの模様も織り交ぜた山旅
11月10日越後駒ヶ岳こころ澄む稜線国井雅比古秋の滝雲の風景と管理人夫婦の固い絆の物語
11月17日安達太良山ほら、空が近くに山田敦子故郷の山に抱かれた人々の思いに触れる山旅

テーマ曲・BGM

「光と風の四季」(作曲:大野雄二 / 演奏:アンサンブル・デ・ヴォワィヤージュ)

  • この曲はオープニング・バージョンとエンディング・バージョンが存在している。ほぼ同一の曲ながら、曲の始めと終わりなど一部が異なっている。
  • 冒頭部の短いイントロに続き、コーラングレにより印象的な旋律が奏でられる。
  • 1990年代から現在使用されている曲は1980年代の曲の音色を変更する等のアレンジが加えられている。
  • サウンドトラック盤が日本コロムビアより発売されている(3種類)。1993年にリリースされた「組曲『小さな旅』〜光と風の四季〜」では、ハイビジョンの試験放送を意識した約3分のバージョンが録音された。
  • NHKスタジオパークNHKサービスセンター オンラインショップなどで購入できるCD「懐かしのNHKテーマ音楽集」、「懐かしのNHKテレビ主題曲集」には1980年代のバージョンが収録されている。
  • またNHK首都圏放送センターにおいて、希望者に対し「光と風の四季」の楽譜を配布している。詳しくはを参照のこと。
  • 作曲者の大野と、かつての出演者である明石は、学生時代にジャズバンドを組んでいた同級生でもある (大野:ピアノ、明石:クラリネット)。
  • 小さな旅」(歌:岩崎宏美 / 作詞:山川啓介、作曲:大野雄二、編曲:奥慶一
    • 「光と風の四季」に歌詞をつけたもの。1986年頃の一時期にテーマ曲として使用されていた。
  • 「やすらぎの山河」(作曲:大野雄二)
    • 『特集 小さな旅 忘れ得ぬ山河』のオープニングとエンディングで(毎年一度)流れる。

パロディ

チコちゃんに叱られる! - 以下の解説VTRにて「チコっと小さな旅」ともじり、原田龍二出演で紹介された。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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