NHKワールド・プレミアム
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NHKワールド・プレミアム(略称:NHK WP)はケーブルテレビや衛星放送向けのテレビ番組の配信を行っているサービスの名称。番組の送出はNHK本体で行うが、運営はNHKワールドTVと同様、日本国際放送が担当している。2010年3月31日まではNHKグローバルメディアサービス(旧・NHK情報ネットワーク)が担当していた。契約者しか視聴できないスクランブル放送の仕組みだが、一部番組は契約しなくても視聴出来る(ノンスクランブル放送)。
概要
日本国内の標準テレビジョン放送と同じNTSCでなされ、主に日本国外に滞在する在外日本人と、海外旅行で現地を訪れている日本人向けに、日本国内向けの総合テレビ・Eテレ(教育テレビ)・衛星放送(BS、BSプレミアム4K)で放送されるニュースや情報番組(国際放送独自制作の海外安全情報も含む)の他、娯楽・ドラマ・スポーツ中継[注釈 1]等の番組を、総合編成で配信する。英語放送となった『NHKワールドTV』とは対照的に、24時間日本語の放送である。モノラル音声、音声多重放送はモノラル二重音声による二ヶ国語放送を実施、字幕放送は行っていない。外国語の番組には、日本語主音声の二ヶ国語放送もしくは日本語字幕のテロップを付して放送する。
番組を視聴するには、日本国外において配信契約しているCATVや衛星放送局に加入して視聴するか、配信契約し直接受信しているホテルや事業所などで視聴するか、日本国際放送と契約して衛星放送を直接受信する方法がある。日本国際放送へ支払う料金は月額3000円である[注 2]。
衛星から直接受信する場合、デコード可能なチューナーが必要である(日本の衛星放送用チューナーとは異なる)。なお、当該チューナーはNHKワールドTVやNHKワールド・ラジオ日本の衛星ラジオも含め、他の多くの海外衛星放送も受信可能なものである。
なお、北米(アメリカ・カナダ)ではNHKコスモメディアアメリカが動画配信サービス「Jme」としてサービス展開している[注 3][1]。この様な事情から該当地域に居住・拠点を置いている企業が日本国際放送と直接契約を締結した上でワールド・プレミアムを受信・視聴することは不可能となっている[2]。2023年9月まではヨーロッパ・中東でもNHKコスモメディアヨーロッパがJSTVとしてサービス展開していたことから北米と同じく不可能であったが、JSTVのサービス終了に伴い、同年10月からヨーロッパ・中東でも日本国際放送と直接契約を締結した上でワールド・プレミアムを受信・視聴することが出来るようになった[3][4][5]。
NHKワールド・プレミアムが開局する前までは、海外のCATV・衛星放送局では、衛星放送のBS1、BS2を再送信していた(これは後述するとおり、放映権の観点から問題があった)。
日本国内では配信サービスの対象外となるため視聴出来ない。ワールド・プレミアムで放送される番組の多くは日本国内のテレビ放送で視聴出来る。独自番組は海外安全情報やワールドウェザーなどに限られる。
ノンスクランブル放送
2009年2月から無料放送のNHKワールドTVにおける日本語放送終了・英語放送化に伴い、2008年9月29日午前5時の番組から主に、『NHKニュース7』などのニュース・情報番組を中心に、1日5時間程度のノンスクランブル放送を実施[注釈 2]。ニュース・情報番組以外にも『NHKのど自慢』などごく一部の娯楽番組もノンスクランブル放送を実施する。
スクランブル解除により、当該時間帯は直接受信により、市販の(国際的な)衛星チューナーで視聴可能になる。衛星チューナーによってNHKワールドTVを直接受信していた世帯でも[注釈 3]、NHKワールド・プレミアムのノンスクランブル放送が視聴可能となった[注釈 4]。
そのときの番組編成によるが、重大なニュース(総理記者会見なども含む)、自然災害・日本国内外の広範囲に津波の可能性がある場合、臨時にノンスクランブル放送を実施する[注釈 5]。
スクランブル解除は決められた時間ではなく、番組単位で行うため、臨時編成で番組が続いている場合はその番組が終了するまではスクランブル解除のまま放送を続け、途中で突然スクランブル配信に戻ることはない。祝日や年末年始の特集番組などでニュースの放送時間が短縮される場合は、ノンスクランブル時間帯が1日あたり1 - 2時間程度になるときもある。スクランブル・ノンスクランブルの切り替えは基本的に次番組開始の3秒前に行うので、ノンスクランブル放送終了時には映像・音声が途切れることがある。放送時間変更時は切り替えタイミングが異なることもある。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では地震発生以降、全時間帯を特設ニュースに充てたため終日ノンスクランブル放送となった(終日ノンスクランブル放送の実施事例はこのときが初の事例。翌12日から18日はすべての時間帯が特設ニュースとなっていたため24時間終日でノンスクランブル放送を実施。19日からはニュース・情報番組以外の一般番組で1週間ぶりに一部時間帯でのスクランブル配信を再開したが、震災関連の特別編成が4月12日まで続いたため、通常のノンスクランブル放送の対象番組に加え、本来スクランブル放送のニュース・情報番組についてもすべてノンスクランブル放送となった)。東日本大震災発生から1年を迎えた長時間特別番組『明日へ〜支えあおう〜 震災から1年』が組まれた日の総放送時間は2012年3月10日は10時間近く、11日はほぼ半日にあたる12時間近くをノンスクランブル放送枠に充てた(内包されたスポーツ中継と音楽番組は対象外)。
歴史
- 1990年 - ヨーロッパで日本のテレビ番組を放送するJSTVが開局、1991年には北米地域で放送するテレビジャパンが開局。どちらもNHKの関連会社が運営(どちらも改組している)。共に放送内容はNHKを中心に、民放の番組も放送している共通点がある。
- 1998年4月 - アジア・太平洋地域への放送を開始。
- 2001年8月 - 使用衛星の変更によるアフリカ南部地域への到達により、全世界での視聴が可能になった。
2009年 - ノンスクランブル放送を開始。
- 2023年10月 - JSTVによる日本のテレビ番組の放送配信が終了したのに伴い、その代替としてNHKワールドプレミアムの配信対象エリアをヨーロッパ・中東にも拡大することが発表された[7][5][8]。
- 2025年 - 2020年から開始したインターネット常時同時・見逃し配信をノンスクランブル放送全てに適用。
ニュース
総合テレビの定時ニュース、『NHKニュース おはよう日本』[注釈 6]、『列島ニュース』、『NHKニュース7』、『ニュースウオッチ9』、『サタデーウオッチ9』などを、原則として同時放送する。一部の関東地方もしくは関東甲信越ブロック向けローカルニュースも同時放送する。そのほか、BS放送の『国際報道』の同日時差放送を実施。
同時・時差放送は総合テレビがメインである。日本時間の深夜や総合テレビのニュースが放送されない時間に、『NHK BSニュース』を編成した。
臨時ニュースは総合テレビ単独放送・全波一斉放送に関係なく行われる。
[注釈 7]。これは通常スクランブル配信となっているニュース番組に限らず、時差放送が多くなるオリンピック期間中であっても適用される。
日本国内で流れる「NHKニュース速報」や「NHK地震情報」などといった速報テロップは一切表示しないが臨時ニュースがあった場合は随時放送している。緊急地震速報についても日本国内で運用開始した2007年10月以降も海外向けの放送ではテロップ表示はしない[注釈 8]。ただし、生放送などで緊急地震速報が発生した時、テロップは表示されないがアナウンサーやキャスターが口頭で伝える場合がある。また、NHKワールドTVでは英語字幕のティッカー表示で伝える場合もある(緊急時は背景色が赤に変わる)。
全波一斉放送(日本国内で震度6弱以上の地震が発生した場合、津波警報・津波注意報が発令された場合)の際、津波に関する各種警報を知らせる地図テロップはNHKワールドでは一切表示しない[注釈 9]。また、海外で津波の可能性がある地震が発生した場合、国際放送専用スタジオから臨時ニュースを放送することがある(日本への津波の影響がない場合、日本国内は簡単な内容で済ませることが多い)。なお、NHKワールドTVでは日本国内で震度5強以上の地震が発生した場合でも英語字幕のティッカー表示程度にして通常放送が続けられる。以前は国内向け放送のニュースを別番組に差し替える場合もあった。
- 例
- 日本国内で広範囲に発生した大規模地震、大雨・台風などの災害(ただし、大雨・台風関連は特設ニュースが組まれてもノンスクランブル放送を行わない場合がある)、津波注意報・津波警報・大津波警報(太平洋・インド洋などでM7.6以上の地震発生で広範囲に津波の可能性がある場合も含まれる[注 4])、
- 総理記者会見、国会中継(総理大臣の演説、党首討論など)、内閣総理大臣指名選挙、選挙開票速報、自由民主党総裁選挙、民主党代表選挙など
- このほか臨時にノンスクランブル放送を行った主な事例
- アメリカ大統領選挙
- 2008年11月28日「インド同時テロ 日本人脱出」
- 2009年1月21日「バラク・オバマ大統領就任式」(アメリカ)
- 2009年4月5日「北朝鮮 飛翔体発射の模様」(通常番組のスクランブル放送から急遽番組途中での臨時ニュース開始と同時にノンスクランブルに切り替えた)。
- 2009年5月11日「民主党 小沢代表の辞任表明」(記者会見の模様)
- 2009年5月15日「民主党代表候補公開討論会」(日p本記者クラブからの中継)
- 2010年10月4日「民主党 小沢元代表が強制起訴へ 検察審査会の議決」(このときは番組編成の都合上、総合テレビの同時放送ではなく、BS1の同時放送で15:50からの『NHK BSニュース』をノンスクランブル放送にした上で伝えられた)
- 2011年6月2日「菅内閣不信任決議案」の採決(衆議院本会議場からの中継)
- 2011年12月19日「北朝鮮 キム・ジョンイル総書記 死去」(13時のニュースを拡大)
- 2012年5月15日「沖縄復帰40周年記念式典」
- 2010年度の年末では年内最後のニュース(NHK紅白歌合戦内の中断ニュース)と2011年の年明けの最初のニュースもノンスクランブル放送が行われた。
国内放送の編成に合わせて放送しているため、時差放送や別番組差し替えになるなど放送時間の変更などによる対応はその時々の判断に委ねることが多い。
過去にはNHK文字ニュース(日本語・英語 地上アナログ放送の文字多重放送で行われているものと同一内容でBGMを付加。2007年度いっぱいで事実上終了)も放送されていた。
かぶせ放送
ワールド・プレミアムやテレビジャパン・JSTVでは、日本国内の番組を国際放送で放送する際、NHK以外の放送機関(民放など)・権利団体から提供を受けた映像のうち放送権・肖像権などの国外での使用許可を得ていない場合、他国の放送機関や著作権者などへの権利侵害に繋がる可能性がある。その為、NHKの判断で放送しない措置(かぶせ放送)が講じられる。これはスポーツや映画・テレビ番組に限らず、文化・宗教・政治的な理由などで海外向けの放送に相応しくない内容がある場合でもかぶせ放送が行われることがある。
NHKワールドTVでは完全独自編成で日本国外向けに映像を使用するが、日本国内向け番組を放送する際に権利が確保出来ていない映像に「かぶせ放送」を行う。NHKの国内放送(地上波・BS)も「かぶせ放送」はない[注釈 10]。
お断り画面
国内と同時放送のニュースや一般番組(日本語放送の番組)は内容によって「放送権の都合によりご覧いただけません(Due to copyright reasons the visual images cannot be seen.)」、2009年4月以降は「放送権上の制約のため海外ではご覧いただけません ご了承ください(Images are not available to NHK WORLD due to the restrictions on broadcasting rights.)」という「お断り画面」が表示される(音声部分はそのまま放送されるが、場合によっては音声も放送されないこともある)。
静止画(共通的な静止画では絵画のイラスト〜1本の木の風景、蒸気機関車牽引の客車列車の走行風景、フクロウのいる自然風景など)は以前はその季節に合わせたものを使用していたが、現在は16:9サイズで作成したNHKワールドオリジナルデザインのものを使用している(16:9レターボックス放送時は16:9サイズで表示。NHKワールドオリジナルデザインにはNHKワールドのステーションカラーを用いた一般用、野球場の全景を用いた野球用、サッカーの競技の一部を用いたサッカー用などがある)。
時には放送内容に合わせた静止画、選手や俳優など人物の肖像写真や、試合に関する写真などを使用する場合があり[注 5]。人物の氏名や施設名のテロップを静止画像に挿入する場合がある。なお、人物の静止画像挿入は2007年2月初旬頃までは断り書きが全くなかったが、それ以降は画面下に「放送権上の制約のため海外ではご覧いただけません ご了承ください(Images are not available to NHK WORLD due to the restrictions on broadcasting rights.)」という文字を加えて人物の静止画像を挿入している(ない場合もある)。
この対応はVTR中の全画面であってもスタジオ内のスクリーンに映し出される映像に子画面もしくは合成画面で放送できない映像がある場合であっても原則差し替えとなる(差し替えない場合もある)。まれに国内向け放送の静止画も差し替えとなるケースもある。
放送できない時間が数分に及ぶ場合は静止画の蓋かぶせの代わりに、映像散歩の一部(主に自然・紀行もの)を使用したフィラー映像をその該当項目が終わるまで差し替えられ、その上で「放送権の都合によりご覧いただけません(Due to copyright reasons the visual images cannot be seen.)」または「放送権の制約上、ご覧いただけません」というテロップを表示する(音声は短時間ならそのまま流れるが、数分に及ぶ場合はBGMに差し替えられる)。差し替え時間が長ければ海外安全情報もあわせて放送される場合もある。かつてはNHKワールド独自のフィラー映像にウェブサイトのURI表示があった。
放映権によるブラックアウト
オリンピックやFIFAワールドカップ期間中は、放映権の都合で、競技映像が多く映る部分などが放送できない。日本国内向けのニュース番組を日本国外でも放送するが、日本国外での放送は別途条件がつけられ、一切放送できない場合もある(これをブラックアウトと呼ぶ)。その為、放送内容の差し替えが多発する。
通常はお断り画面を表示するが、競技中継そのものや競技のハイライト映像が多い場合、その部分をカットした上での時差放送を実施。余った時間はフィラー映像で穴埋めする。
NHKワールドは独自のオリンピックハイライトを放送している。テロップや映像CGフォーマットは国内放送と同じで、担当者は日本国内向けに放送される東京のスタジオキャスターあるいは国内向け放送とは別のアナウンサーや外部起用の契約キャスターが務める。.この独自放送の放送時間は5〜10分間となっており(ただしちょうどの時間に終わることはなく、残った時間はフィラー映像で穴埋めされる)、日本人選手の結果と今後の競技日程を中心に伝える。また、競技映像がIOCが定めた一定時間の条件付きで放送される。2006年トリノ大会まではワールドTV、ワールド・プレミアムの双方で放送していたが、2008年北京大会以降はワールド・プレミアムのみでの放送となる(2010年バンクーバー大会以降のハイライトはすべての時間帯がノンスクランブル放送となった)。
なお、アジア競技大会に関しては放送権の問題に支障がないため時差放送を行わず、競技映像のニュース素材は一定期間の条件付でそのまま放送される。一定期間を過ぎた内容、または過去の競技映像はすべてお断り画面を表示している。パラリンピックに関しては放送権上の制約はあるものの、条件を満たせば競技映像の国内同時放送は可能である。
時差放送
オリンピック期間中はほとんどのニュース番組で同時放送は行われず、日本国内での放送から30分〜2時間遅れでの時差放送となる。時差放送では差し替えが必要な部分をカットして放送する。ただし、時差放送だがカットを入れずお断り画面の表示で対応する場合がある。
2010 FIFAワールドカップについては『NHKニュース おはよう日本』のみ開催期間のうち6月11日〜30日までは1時間遅れの時差放送(ただし、平日は5時台と6時台。土曜日は6時台のみの放送で7時台は全面休止。日曜日は番組自体全面休止)。他の番組では主に日本代表が出場する試合の当日と翌日の一部番組が時差放送または全面休止となるほかは通常通り国内同時放送を行い、放送できない部分はお断り画面で対応をとる(日本代表が出場する試合については一定時間の条件付で試合映像がそのまま放送される)。
ただしオリンピックやFIFAワールドカップ期間中でも関連のニュースを扱わない場合や災害などの重大なニュースが発生した場合は国内同時放送となる。
一方、NHKワールド・ラジオ日本のニュースはオリンピック期間中であってもラジオ第1放送単独の中継およびジャパンコンソーシアムによるテレビ中継の実況音源も含めて一切差し替えなしでそのまま同時放送される。
まれではあるが、オリンピックやFIFAワールドカップ期間中以外でも特集番組など編成上の関係で数分〜十数分遅れの時差放送となる場合もある。
メンテナンス
- NHKワールドTV 、NHKワールド・プレミアムのテレビ放送は、日本標準時午前5時基点の完全24時間放送であるが、基本的に年数回、日本標準時で月曜日の0:10〜5:00までの間、NHKワールド・ラジオ日本の衛星ラジオを含め、3波で一括して放送設備の点検整備を行なうため放送・配信は休止される(2006年12月4日は2:00 - 6:00の間休止。2007年は日本時間で6月11日月曜日の1:00 - 5:00に日本国内向けのBSアナログ・デジタル放送とともに放送・配信休止となった。12月3日の1:00 - 5:00にも放送・配信が休止された。2008年6月30日は0:00〜5:00の間休止された。2008年9月8日も0:00 - 5:00の間、放送・配信休止となった)。
NHKワールド・ラジオ日本は番組の送出自体は24時間行われるものの、短波では放送される周波数は時間帯により変わっている(国際協定のため)。一方、衛星ラジオでは上記のメンテナンス時期以外、完全24時間放送となっている(日本語放送のみ。それ以外の言語はインターバルシグナルを挟んでの放送となっている)。
- NHKワールドTV 、NHKワールド・プレミアムの放送休止時のアナウンスはオルゴールの音楽に載せて、日本語と英語の順番に「このあと、番組の放送・配信を休止します。再開は日本時間の午前5時です」という旨の告知アナウンスを流す。告知のアナウンス担当は国際放送局の女性アナウンサーが日本語・英語を両方担当。ラジオ国際放送では短波・衛星ラジオとも一括して送出している関係上、特に休止のアナウンスは放送されていない。
- 放送・配信休止中は「ただいま放送設備の保守・整備のため番組の放送・配信を休止しています。日本時間午前5時から放送・配信を再開します」という旨の日本語・英語での断り書きを一面表示している。
- カラーバーはHD用や通常のアナログSD放送用とは異なり、上から2段目の列が動く。「NHK-WORLD CS-600 (日付)2007.6.11(MON)」を表示(現在はアナログSD放送用と同じ)。テストトーンも流す。
ステーションID
NHKワールドTVと共通のものを使用している。英語放送を機にスローガン「Your Eye on Asia」を使用している。
インターネット・アプリ配信
サイマル配信
2021年4月19日から本放送の常時同時配信・見逃し番組配信サービスを開始した。NHKは2020年9月に発表した「NHKインターネット活用業務実施基準」の改定案において開始する方針であることを明らかにした。主にノンスクランブル放送の対象番組(ニュース・情報番組)の一部をNHKワールドJAPANのサイト上において配信する。
配信対象番組は段階的に増やしており、2025年10月からはノンスクランブル放送対象番組は全て配信の対象となった(日本ではNHKのインターネット業務必須化によりNHK ONEを開始した)。
『NHKニュース7』[10]と『NHKニュースおはよう日本』[11]、同年9月27日から『列島ニュース』[注 6]と『クローズアップ現代+』[注 7][注 8][12]、2022年4月4日から『NHKニュースおはよう日本』・正午の『NHKニュース』・『ニュースウォッチ9』・『日曜討論』・『さわやか自然百景』・『小さな旅』[13]、2023年4月3日から『首都圏ニュース845』と『サタデーウオッチ9』[14]、2024年4月からは『時論公論』・『NHKニュース』[注 9]・『国際報道2024』[15]の同時配信と見逃し配信[注 10]をそれぞれ行っているをそれぞれ行っている[16]。なお、日本国内においては既に類似サービスであるNHKプラスが行われていることや受信料制度との整合性の観点から提供対象地域を日本国外に限定している[16][17]。
サイマル配信の対象番組(2023年度)
その他
- NHKワールド・プレミアムでは番組案内はすべて日本語。放送時間は日本時間で表示する。2009年3月30日より3年間はNHKワールドTVと同じフォーマットを採用した。2012年4月からは富士山の日の出をシルエットした形で「ひととき、日本へ。」というキャッチコピーが入る。
日本国内向けに放送されている番組案内スポットを流すことがある。放送時間が国内と同時放送であればそのまま放送する。異なる場合はテロップを差し替える。ただしチャンネル名の文字を映像処理で伏せるが、伏せていない時もある。但し書き「(都道府県名)は別番組」は伏せていない。ナレーションの差し替えは行わない。
- 2012年4月以降は翌日および来週の番組の案内(2分間のスポット[注 11])の際、画面左上の枠に国内向け放送の番組案内スポットの映像を映し出し、画面右端にワールド・プレミアムにおける放送時刻(初回放送・再放送)が表示されている(L字型画面に似せたパターンである)。映像・音声をそのまま使用するので、右端の放送時刻を確認する必要がある。なお、冒頭または末尾の5秒間のNHK本体のPR映像(クラッチ映像)はカットする。
- 2009年12月にNHKワールド・プレミアムのNTSC形式のSD放送は画質が向上した(NHKワールドTVでは16:9フルサイズのハイビジョン放送開始)。現時点ではハイビジョン放送は行われていないものの、番組はごく一部を除きすべてハイビジョン規格で制作されている。チャンネル自体も送出前の映像はハイビジョンであるため、送出時にNTSC標準画質に変換している。ただ、NHKワールド・プレミアムの米国および韓国向け放送をハイビジョンで送出できるよう設備の改修に着手したことから開始時期は未定ではあるものの、NHKワールド・プレミアムでも近い将来ハイビジョン放送が実施される予定である[19]。実現するとNHKの国内向け・海外向けのテレビ放送全チャンネルでハイビジョン化されることになる。
- NHKワールド・プレミアムのSD画質によるテレビ放送の映像比率は国内のアナログ放送と同様4:3で放送されている(番組によっては16:9、14:9レターボックスもある)。ハイビジョン制作の番組も標準画質にダウンコンバートされ原則として4:3の映像部分をクリップ(16:9映像のサイドカット)して放送されている。国内放送に準じてサイズ変更を実施ている。
- 2010年3月29日 - 国内のアナログ放送で16:9レターボックス放送する番組はワールド・プレミアムでも原則として16:9レターボックス放送化。
- 2010年7月5日 - サイドカットでの放送を継続する一部の国際放送独自制作番組[注 12]と過去に4:3サイズで制作された番組(『クインテット』など)を除く全番組(日本国内向け放送番組)が16:9レターボックス放送。これは日本国内でテレビ放送の完全デジタル化を控え、アナログ放送では全番組で16:9レターボックス放送が行われるため、これに追随する形での対応(2011年7月24日(岩手・宮城・福島各県以外の地域)および2012年3月31日(岩手・宮城・福島各県の地域)の日本国内におけるテレビ放送のアナログ放送終了・完全デジタル化された後も16:9レターボックス放送はそのまま継続)。
- 画面左上にある三つのたまご付きのNHKロゴのチャンネルロゴ表示は16:9レターボックスと4:3フルサイズで表示位置が異なる。
- 国内向けのテレビ放送とは異なり、番組と番組の境目には一旦黒画面にするフェードインアウト挿入がある(ない場合もある)。
- 衛星受信では毎年、春分と秋分の前後の時期には映像・音声が最大で15分程度乱れたり全く受信できなくなる太陽雑音という現象が起きる[注 13]。これは太陽からの電磁波が混入して起きる現象で、1997年春まで放送衛星・ゆりシリーズで同時期の深夜に発生した食と酷似した現象である。
- ノンスクランブル状態で送信されているBSアナログ放送は海外で受信することが可能だった。日本の近隣諸国でBSアナログ放送を受信しているホテルや個人世帯は多く、BSアナログ放送を受信するための受信機も販売されていた。韓国の新聞のテレビ欄では、NHKワールド・プレミアムとともに、日本国内のBS放送の番組表も掲載されていた。
- BSアナログ放送は2011年7月24日に終了し、BSデジタル放送は日本国外へのスピルオーバーが制限されている上、視聴の際に必要なB-CASカードも日本国外への持ち出しが一切禁止されている。しかしながら、近隣諸国でBSデジタル放送を受信しているホテルや個人は多数存在している。韓国では自国のテレビニュースではなく、日本のBSで放送されている英語ニュースで情報を入手している視聴者もいるという[20]。北朝鮮に渡ったよど号グループも視聴している。なお、かつてはNHKワールド・プレミアムのホームページで、海外でNHKのBS放送を視聴しないよう記載されていた(現在は削除)[21]