平成29年台風第18号

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寿命 198 時間
最低気圧 935 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
50 m/s(95 kt
台風第18号
(Talim、タリム)
カテゴリー4の タイフーンSSHWS
衛星画像(9月14日)
衛星画像(9月14日)
発生期間 2017年9月9日 - 2017年9月18日
寿命 198 時間
最低気圧 935 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
50 m/s(95 kt
最大風速
米海軍解析)
120 kt
平均速度 21.6 km/時
517 km/日
移動距離 4271 km
上陸地点 鹿児島県垂水市付近
高知県西部
兵庫県明石市付近
死傷者数 死者5人・重傷者14人・軽傷者59人
被害地域 台湾中華民国)、中国日本ロシア
プロジェクト : 気象と気候災害
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平成29年台風第18号(へいせい29ねんたいふうだい18ごう、アジア名:タリム/Talim、命名: フィリピン、意味: 鋭い刃先)は、2017年(平成29年)9月9日に発生し9月18日温帯低気圧に変化した台風マリアナ諸島で発生し、北上して鹿児島県垂水市付近に上陸した。その後も高知県兵庫県に上陸し日本海側に抜けた18日未明に温帯低気圧へと変化した。また、この台風により、台風第18号が6年連続日本の領土に接近または上陸した。

進路図

9月7日21時にマリアナ諸島の東で熱帯低気圧が発生し[1]、合同台風警報センター(JTWC)は熱帯低気圧番号20Wを付番した。20Wは9日21時に北緯15.4度、東経142.9度で台風となり[2][3]フィリピンが命名したアジア名タリムTalim)がつけられた[3]。11日午後にはフィリピンの監視領域に進入し、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名ラニーLannie)と命名した。

フィリピンの東の海上を進む18号は12日に「強い」勢力となり、暴風域も伴った[4]。13日の午前には先島諸島に接近し、宮古島を暴風域に巻き込んだ後[5]、「非常に強い」勢力となった18号は東シナ海を北上し[6]ブーメランのように北東方向へ急カーブして進路を九州地方に向けた[7]。秋は太平洋高気圧の勢力が弱まった影響で偏西風が本州付近まで南下する。18号がその偏西風に乗ったため急カーブした[7]

17日11時半頃、18号は中心気圧975hPa、最大風速30m/sの勢力で鹿児島県薩摩半島付近を通過し[8]鹿児島湾を経て12時頃に同県垂水市付近に上陸した[9]。17日13時ごろには九州と四国の一部を暴風域に巻き込み、高知県内の複数個所では20m/sを超える最大瞬間風速が観測された[10]。17日16時半頃に高知県西部に再上陸し[11]、四国のほぼ全域が暴風域に入り室戸岬では17日17時42分に最大瞬間風速47.8 m/sを観測した[12]。その後、四国地方・瀬戸内海を横断し、17日22時頃に兵庫県明石市付近に再上陸(3度目の上陸)した[13][14]。18日03時に暴風域がなくなり、日本海に抜け北緯37.8度、東経138.7度で温帯低気圧に変わった[15]

当時はこの時点で温帯低気圧に変わっていたと発表されておらず、その後も台風情報が継続して発表されていたため、台風18号は観測史上初めて九州四国本州北海道の本土4島全てに上陸した台風とされた[16][15]

[17]。18日10時過ぎに暴風域を伴ったまま北海道檜山地方に再上陸(台風の状態が継続していたならば4度目の上陸)した[18]渡島半島を通過し、内浦湾に出たのち、18日12時過ぎに胆振地方西部に再上陸(同5度目の上陸)した[19]。その後北海道を縦断して稚内市付近で宗谷海峡に抜け、ロシアサハリンに再上陸(同6度目の上陸)した。当初は9月18日21時に同島の北緯47度、東経143度で温帯低気圧に変わったと発表されていた[20]

気象状況

大雨

9月17日、九州地方に上陸の台風18号

台風の接近に伴い、北海道や西日本、南西諸島を中心に大雨となり、降り始めからの雨量が沖縄県宮古島や宮崎県で500ミリを超えたところがあった[18][21][22]。気象庁は14日未明、宮古島で「50年に1度の記録的な大雨」になっていると発表し[22]、17日には大分県で4回の記録的短時間大雨情報を発表した[23]

以下の地点では、観測史上1位の記録を更新している。

1時間雨量
北海道大樹町(大樹):85.0ミリ(18日10時34分まで)[24][25]
大分県佐伯市(宇目):89.5ミリ(17日14時17分まで)[23]
大分県佐伯市(佐伯):84.5ミリ(17日9時6分まで)[23]
宮崎県国富町(国富):81.5ミリ(17日4時52分まで)[18]
24時間雨量
北海道登別市(カルルス):316.0ミリ(18日20時30分まで)[25]
愛媛県東温市(上林):260.5ミリ(18日10時50分まで)[18]
大分県大分市(佐賀関):335.0ミリ(17日19時10分まで)[18]
宮崎県宮崎市(赤江):386.0ミリ(16日11時50分まで)[18]
沖縄県宮古島市(城辺):533.0ミリ(14日6時まで。同市の他2か所でも観測史上1位を更新した)[18]
72時間雨量
大分県大分市(佐賀関):374.5ミリ(18日4時まで)[18]
宮崎県宮崎市(赤江):512.0ミリ(17日23時30分まで)[18]
沖縄県宮古島市(城辺):567.0ミリ(16日1時40分まで。同市の他2か所でも観測史上1位を更新した)[18]

暴風

北海道から沖縄県までの広い範囲で風速20メートル以上の非常に強い風が観測された[18]

最大瞬間風速
青森県八戸市(八戸):41.7メートル(18日12時4分。観測史上1位を更新)[24][26]

被害・影響

脚注

外部リンク

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