成田鉄道D1001形ディーゼル機関車
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構造
全長7,350mm、公称20t級(実際には22.1t)のB型機関車で、凸型車体を持つが、搭載機関の形状の制約からやや背の高いボンネットを前後に備える。一見運転台を中央に置いた完全なセンターキャブ方式に見えるが、ボンネットの長さは前後で微妙に異なる。ホイールベースは2,900mmに抑えてあったが、動輪径は1,070mmあり、この種の小型機関車としては大きめである。
車体そのものはリベットで組み立てられたいかにも無骨な形状で、背の高いボンネットに合わせて運転台の妻面窓も高い位置に設けられていたことから、腰高な印象を与える外観であった。
機関の冷却に用いるラジエターは前後のボンネットの妻面部を使い切る大面積のものが設置されており、側面には鎧戸方式の通気口が設けられていた。
運転台は前後の妻面の左右に出入り口を設けてあり、中央に運転台が設置されていた。
主要機器
池貝鉄工所製の船舶用ディーゼルエンジンをベースに車載用に設計変更した6SD18(縦型直列6気筒水冷式 定格150HP/600rpm 最大185HP/800rpm)ディーゼルエンジン[1]を片方のボンネット内に搭載した。シリンダーのボア×ストロークは180mm×270mmの大型中速機関で、燃料噴射は既に無気噴射となっている[2]。全長は2,628mmであるが、全高は1,690mmもあり、このためにボンネットが高くなった。エンジン単体の総重量も3.75tに達する重量級である。
ここから運転室直下に設置された多板式クラッチと4段式機械式変速機による減速を経て運転台床下のジャック軸を駆動し、前後の車輪へロッドで動力を伝達する。元々ローカル線での小運転を想定した車両であり、定格出力での最高速度は35km/hに留まる。
変速機操作と制動、それに機関始動に共通して空気圧を使用するため、大容量の空気タンクが運転台下に吊り下げられており、外観のアクセントとなっていた。空気圧縮機は2段式で、空気ブレーキ用の低圧タンクと、エンジン始動用の高圧タンクをそれぞれ備える。