柏木集保
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長野県上田高等学校時代にはハンドボールでインターハイに出場。その後は早稲田大学政治経済学部に進学し、相撲部屋からスカウトされた経験も持つ。1973年に競馬新聞『日刊競馬』を発行する日刊競馬新聞社に入社[1]し、以後同社にて長年にわたり中央競馬の競馬予想を担当。1979年に福島開催で大きな実績を挙げたことから、メイン馬柱に名前が載るようになった[1]。また、1980年の第82回天皇賞で、プリテイキャストの大逃げ勝利をレース展開まで完璧に読み切って的中させ、テレビCMが作られるほどの注目を集める。さらに1984年からメイン解説者となり、現在の“肩書き”は編集長である(実際の編集責任者は滝沢克明である。また、『編集長』になる以前は『二重丸ディレクター』という肩書きとなっていた時期もある。詳細は後述のCMキャッチコピーのリンク先参照)。コラム「編集長の競馬」を担当。
本紙予想を担当したことはないが、飯田正美とともに『日刊競馬』の看板予想家であり、同紙のコマーシャルにも起用されている。また、netkeiba.comなどインターネットメディアを含む各競馬誌へのコラム寄稿のほか、映像メディアやイベントなどにも積極的に出演しており、井崎脩五郎と並ぶ関東競馬界のご意見番的存在とも言える。
加齢に伴い、2018年(平成30年)5月27日の日本ダービーをもって毎開催日のレギュラー予想を引退し、以後はメインレースの展望やコラムに専念。またGIレース開催時に不定期で紙面やネットメディアに登場する[4]。
競馬予想のスタイル
血統、過去の走破タイム・ペース配分などから多角的にレースを推理・寸評し、出走馬の前評判にとらわれない独自の予想スタイルを貫いている。得意なレースは「長距離戦か逆の短距離戦」と自ら評している[5]。一貫性のある予想を信条としており、同僚の宮崎秀一は柏木の予想スタイルを「馬券的にしつこい(同じ馬をしばらく追い続ける)」と評している[1]。
予想例
2000年から2019年まで中央競馬の大レースである日本ダービー、有馬記念で本命を打ったのは以下の馬となっている。
| 開催年 | 日本ダービー本命馬 | 人気 | 着順 | 有馬記念本命馬 | 人気 | 着順 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2000年 | カーネギーダイアン | 4番人気 | 7着 | トーホウシデン | 5番人気 | 14着 |
| 2001年 | クロフネ | 2番人気 | 5着 | ナリタトップロード | 4番人気 | 10着 |
| 2002年 | シンボリクリスエス | 3番人気 | 2着 | ジャングルポケット | 4番人気 | 10着 |
| 2003年 | ネオユニヴァース | 1番人気 | 1着 | リンカーン | 4番人気 | 2着 |
| 2004年 | ハイアーゲーム | 3番人気 | 3着 | デルタブルース | 4番人気 | 5着 |
| 2005年 | ディープインパクト | 1番人気 | 1着 | ディープインパクト | 1番人気 | 2着 |
| 2006年 | トーホウアラン | 9番人気 | 9着 | スウィフトカレント | 11番人気 | 12着 |
| 2007年 | ナムラマース | 10番人気 | 8着 | ポップロック | 2番人気 | 5着 |
| 2008年 | サクセスブロッケン | 3番人気 | 18着 | ダイワスカーレット | 1番人気 | 1着 |
| 2009年 | アプレザンレーヴ | 4番人気 | 5着 | イコピコ | 9番人気 | 8着 |
| 2010年 | ヒルノダムール | 3番人気 | 9着 | オウケンブルースリ | 8番人気 | 11着 |
| 2011年 | ユニバーサルバンク | 11番人気 | 10着 | オルフェーヴル | 1番人気 | 1着 |
| 2012年 | ゴールドシップ | 2番人気 | 5着 | ダークシャドウ | 4番人気 | 6着 |
| 2013年 | ロゴタイプ | 2番人気 | 5着 | アドマイヤラクティ | 3番人気 | 11着 |
| 2014年 | イスラボニータ | 1番人気 | 2着 | フェノーメノ | 6番人気 | 10着 |
| 2015年 | リアルスティール | 2番人気 | 4着 | アドマイヤデウス | 11番人気 | 7着 |
| 2016年 | ディーマジェスティ | 1番人気 | 3着 | サトノダイヤモンド | 1番人気 | 1着 |
| 2017年 | アドミラブル | 1番人気 | 3着 | スワーヴリチャード | 2番人気 | 4着 |
| 2018年 | ステイフーリッシュ | 10番人気 | 10着 | ミッキースワロー | 10番人気 | 11着 |
| 2019年 | ダノンキングリー | 3番人気 | 2着 | アーモンドアイ | 1番人気 | 9着 |
2000年〜2019年の中央競馬のGIレースで、単勝4番人気以上の馬に本命を打ち、その馬が1着となったのは以下の3例である。
- 2001年天皇賞(春) - テイエムオペラオー (1番人気、単勝2.0倍)
- 2002年天皇賞(春)- マンハッタンカフェ (2番人気、単勝2.9倍)
- 2014年菊花賞 - トーホウジャッカル (3番人気、単勝6.9倍)
2000年〜2019年の中央競馬のGIレースで、単勝4番人気以下の馬に本命を打ち、その馬が1着となったのは以下の3例である。
- 2002年菊花賞 - ヒシミラクル (10番人気、単勝36.6倍)
- 2002年ジャパンカップダート - イーグルカフェ (5番人気、単勝20.8倍)
- 2004年スプリンターズステークス - カルストンライトオ (5番人気、単勝8.5倍)
また、的中はしていないが、他のGIレースでも思い切った印をつける時がある。