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チャンピオンズカップ (中央競馬)

日本中央競馬会(JRA)が主催する中央競馬の重賞競走 From Wikipedia, the free encyclopedia

チャンピオンズカップは、日本中央競馬会(JRA)が中京競馬場で施行する中央競馬重賞競走GI)である。創設から2013年までは「ジャパンカップダート」の名称で、主に東京競馬場(2007年まで・2002年の第3回のみ中山競馬場)や阪神競馬場(2008年から2013年まで)で施行していた。2008年以降は原則12月第1日曜日に開催される。

開催国 日本の旗 日本
競馬場 中京競馬場
第1回施行日 2000年11月25日
概要 チャンピオンズカップ Champions Cup, 開催国 ...
チャンピオンズカップ
Champions Cup
第23回チャンピオンズカップ(2022年12月4日)
優勝馬:ジュンライトボルト 鞍上:石川裕紀人
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中京競馬場
第1回施行日 2000年11月25日
2026年の情報
距離 ダート1800m
格付け GI
賞金 1着賞金1億5000万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 定量(3歳57kg(開催日が12月1日以前の場合は56kg)、4歳以上58kg、牝馬2kg減)
出典 [1][2][3]
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正賞は名古屋競馬株式会社賞、日本馬主協会連合会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞[3]

概要

日本では1970年代後半より「世界に通用する強い馬作り」が提唱され、1981年に芝2400mの国際招待競走ジャパンカップ」が創設された[4]。その後1995年より中央競馬地方競馬の交流が飛躍的に拡大されるようになると、中央と地方の所属を超えたダートの重賞競走が注目されるようになり[5]ダートグレード競走で活躍した日本馬はアラブ首長国連邦アメリカ合衆国のダート競走にも挑戦するようになった[4]。このような状況の中、日本のダート競走においても『ジャパンカップと並ぶダートの国際競走を開催しよう』という気運が高まり、2000年に前身となる日本初のダート国際招待競走「ジャパンカップダート」が東京競馬場のダート2100mで創設された[4][5]

ジャパンカップダートは2007年までジャパンカップの前日(2004年は同日)に施行されていたが、距離やダートの本場であるアメリカで行われるブリーダーズカップに出走してから、本競走に出走となると日程がかなり厳しくなってしまう問題などがあり、2008年から施行時期を繰り下げ、施行場も阪神競馬場のダート1800mに変更された[4][註 1]

2014年からは日本調教馬を中心とした国内ダート最高峰の競走としての位置付けを明確にするため国際招待制も廃止され、馬や関係者の遠征にかかる諸費用をJRAが負担しない国際競走としたうえで、左回りである中京競馬場・ダート1800mを舞台に定量で行われる「チャンピオンズカップ」へリニューアルされた[7]。なお、回次は2014年が第15回とされジャパンカップダートから引き継いで通算される。

外国馬の出走枠は8頭までである[4]。2008年からジャパン・オータムインターナショナルにも指定されその最終週を飾るレースとなっており、また、指定外国競走の優勝馬や過去1年間の国内ダートGI・JpnI競走優勝馬が上位入着した場合に褒賞金を交付する制度もある(後述)。ただし外国馬の出走数は創設時より少なく、外国馬の出走が1頭もなかった年もあった[5]。創設から2013年までに外国馬が優勝したのは2003年の1度のみで、これ以外はすべて日本馬が優勝している[5]

2020年より、本競走の優勝馬にはサウジアラビアの国際招待競走サウジカップへの優先出走権が与えられることになっている。

また近年、チャンピオンズカップを制した競走馬がJRA賞最優秀ダートホースを受賞するケースが多くなっている。

競走条件

以下の内容は、原則として2026年現在[1][3][8]のもの。

  • サラ系3歳以上(出走可能頭数:16頭)
    • JRA所属馬
    • 地方競馬所属馬(JRA選定馬のみ[4]
    • 外国調教馬(最大8頭まで、優先出走)
  • 負担重量:定量(3歳57kg(開催日が12月1日以前の場合は56kg[註 2])、4歳以上58kg、牝馬2kg減)。
  • 出馬投票を行った馬のうち、優先出走権のある馬から優先して割り当て、その他の馬は「通算収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI競走における収得賞金」の総計が多い順に出走できる。

優先出走権を得られる条件

  • 出馬投票を行っている外国調教馬
  • レーティング上位の5頭(2026年からは上位10頭[9]
  • 当該年に行われる以下の競走のいずれかで1着となった馬(中央・地方の所属は問わない)[8]
さらに見る 競走名, 格 ...
競走名競馬場距離
みやこステークスGIII日本の旗京都競馬場ダート1800m
武蔵野ステークスGIII日本の旗東京競馬場ダート1600m
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賞金

2026年の1着賞金は1億5000万円で、以下2着6000万円、3着3800万円、4着2300万円、5着1500万円[1][3]

褒賞金制度

日本中央競馬会が指定する外国競走(下表参照)の本年度優勝馬が本競走で1着となった場合は70万米ドル、2着の場合は28万米ドル、3着の場合は17.5万米ドルを褒賞金として交付する[10]

また、過去1年間に行われた国内ダートGI・JpnI競走の優勝馬が本競走で1着となった場合は5000万円、2着の場合は2000万円、3着の場合は1000万円の褒賞金を交付する[11]

これらの褒賞金はいずれも、クラス分けに用いる収得賞金には算入されない。

さらに見る 開催国・競走名, 格 ...
指定外国競走
開催国・競走名競馬場距離
サウジアラビアの旗サウジカップG1キングアブドゥルアジーズダート1800m
アメリカ合衆国の旗サンタアニタハンデキャップG1サンタアニタパークダート10f
アラブ首長国連邦の旗ドバイワールドカップG1メイダンダート2000m[12]
アメリカ合衆国の旗ケンタッキーダービーG1チャーチルダウンズダート10f
アメリカ合衆国の旗プリークネスステークスG1ピムリコダート9.5f
アメリカ合衆国の旗メトロポリタンハンデキャップG1ベルモントパークダート8f
アメリカ合衆国の旗ベルモントステークスG1ベルモントパークダート12f
アメリカ合衆国の旗ホイットニーステークスG1サラトガダート9f
アメリカ合衆国の旗トラヴァーズステークスG1サラトガダート10f
アメリカ合衆国の旗パシフィッククラシックステークスG1デルマーダート10f[13]
アメリカ合衆国の旗ウッドワードステークスG1ベルモントパークダート9f
アメリカ合衆国の旗ジョッキークラブゴールドカップG1サラトガダート10f
アメリカ合衆国の旗ブリーダーズカップ・クラシックG1持ち回りダート10f
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さらに見る 開催国・競走名, 格 ...
過去の指定外国競走
開催国・競走名競馬場距離
アメリカ合衆国の旗ハリウッドゴールドカップステークスG1サンタアニタパークダート10f
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コース

中京競馬場のダートコース、1800mを使用[14]

正面直線の中央やや第3コーナー寄りの位置から発走し、左回りに1周する[14]。勾配のきつい急坂の途中からスタートするため、スタート直後からいきなり上り勾配となっている。ゴール地点の手前から緩く下り、第2コーナーの途中から向正面の中ほどまで上り勾配が続く[14]。そこから第4コーナーを過ぎるまで高低差3.4mを一気に下り、直線に向くと再び急坂となる[14]。急坂を上りきり、200m程度走行したところがゴールとなる[14]

ダートが主流のアメリカでは赤土を用いておりスピードの出やすいダートが主流だが、日本のダートは砂を用いておりスピードが出にくい。2007年に来日したスチューデントカウンシルは時計のかかる馬場向きと見てブリーダーズカップ・クラシックを回避して、このレースに出走した経緯がある[15]

ただし日本馬のレベルが向上したことに加えアメリカ勢の惨敗が続いているため、アメリカの競馬関係者の中にはジャパンカップダートに出走すること自体が無謀という考えも多くあった[15]。また、根本的な問題として、アメリカの競馬場は全て左回りであることから、右回りの阪神競馬場での開催に疑問の声もあった[註 3]。そのため、2014年から左回りの中京競馬場のダート1800mで開催されることとなった。

歴史

  • 2000年 - 4歳以上の馬による国際招待競走「ジャパンカップダート」を創設、東京競馬場のダート2100mで施行[4]
  • 2001年
    • 馬齢表記を国際基準へ変更したことに伴い、出走条件を「3歳以上」に変更。
    • 外国調教馬の招待枠が8頭に拡大。
  • 2008年
  • 2014年
    • 名称を「チャンピオンズカップ」に変更[4]
    • 施行場を中京競馬場に変更[4]
    • 国際競走へ変更[4]
    • トライアル制を確立し、指定された競走の1着馬に優先出走を付与。
    • 「JRA60周年記念」の副称をつけて施行[18]

歴代優勝馬

距離はすべてダートコース。

優勝馬の馬齢は、2000年も現行表記に揃えている。

競走名は第14回まで「ジャパンカップダート」、第15回から「チャンピオンズカップ」。

外国調教馬の所属表記は出典があるもののみ記載し、出典がない場合は空欄とした。

さらに見る 回数, 施行日 ...
回数施行日競馬場距離優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師馬主単勝オッズ単勝人気1着本賞金
第1回2000年
11月25日
東京2100mウイングアロー牡5JRA2:07.2岡部幸雄南井克巳池田實5.8[19]41億3000万円
第2回2001年
11月24日
東京2100mクロフネ牡3JRA2:05.9武豊松田国英金子真人1.71
第3回2002年
11月23日
中山1800mイーグルカフェ牡5JRA1:52.2L.デットーリ小島太西川清20.85
第4回2003年
11月29日
東京2100mフリートストリートダンサー5USA2:09.2J.コートD.オニールT.レザーマン49.311
第5回2004年
11月28日
東京2100mタイムパラドックス牡6JRA2:08.7武豊松田博資(有)社台レースホース12.04
第6回2005年
11月26日
東京2100mカネヒキリ牡3JRA2:08.0武豊角居勝彦金子真人ホールディングス(株)2.11
第7回2006年
11月25日
東京2100mアロンダイト牡3JRA2:08.5後藤浩輝石坂正(有)キャロットファーム15.27
国際GIに格付け
第8回2007年
11月24日
東京2100mヴァーミリアン牡5JRA2:06.7武豊石坂正(有)サンデーレーシング2.311億3000万円
第9回2008年
12月7日
阪神1800mカネヒキリ牡6JRA1:49.2C.ルメール角居勝彦金子真人ホールディングス(株)9.84
第10回2009年
12月6日
阪神1800mエスポワールシチー牡4JRA1:49.9佐藤哲三安達昭夫(株)友駿ホースクラブ3.11
第11回2010年
12月5日
阪神1800mトランセンド牡4JRA1:48.9藤田伸二安田隆行前田幸治3.51
第12回2011年
12月4日
阪神1800mトランセンド牡5JRA1:50.6藤田伸二安田隆行前田幸治2.01
第13回2012年
12月2日
阪神1800mニホンピロアワーズ牡5JRA1:48.8酒井学大橋勇樹小林百太郎19.96
第14回2013年
12月1日
阪神1800mベルシャザール牡5JRA1:50.4C.ルメール松田国英(有)社台レースホース8.43
第15回2014年
12月7日
中京1800mホッコータルマエ牡5JRA1:51.0幸英明西浦勝一矢部道晃5.929400万円
第16回2015年
12月6日
中京1800mサンビスタ牝6JRA1:50.4M.デムーロ角居勝彦(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン66.412
第17回2016年
12月4日
中京1800mサウンドトゥルー騸6JRA1:50.1大野拓弥高木登山田弘15.969700万円
第18回2017年
12月3日
中京1800mゴールドドリーム牡4JRA1:50.1R.ムーア平田修吉田勝己13.08
第19回2018年
12月2日
中京1800mルヴァンスレーヴ牡3JRA1:50.1M.デムーロ萩原清(株)G1レーシング1.911億円
第20回2019年
12月1日
中京1800mクリソベリル牡3JRA1:48.5川田将雅音無秀孝(有)キャロットファーム4.42
第21回2020年
12月6日
中京1800mチュウワウィザード牡5JRA1:49.3戸崎圭太大久保龍志中西忍13.34
第22回2021年
12月5日
中京1800mテーオーケインズ牡4JRA1:49.7松山弘平高柳大輔小笹公也3.31
第23回2022年
12月4日
中京1800mジュンライトボルト牡5JRA1:51.9石川裕紀人友道康夫河合純二7.931億2000万円
第24回2023年
12月3日
中京1800mレモンポップ牡5JRA1:50.6坂井瑠星田中博康ゴドルフィン3.81
第25回2024年
12月1日
中京1800mレモンポップ牡6JRA1:50.1坂井瑠星田中博康ゴドルフィン2.21
第26回2025年
12月7日
中京1800mダブルハートボンド牝4JRA1:50.2坂井瑠星大久保龍志(有)シルクレーシング7.32
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チャンピオンズカップの記録

  • レースレコード - 1:48.5(第20回優勝馬 クリソベリル)[20]
    • 優勝タイム最遅記録 - 1:52.2(第3回優勝馬 イーグルカフェ)[21]
  • 最年長優勝馬 - 6歳(第5回優勝馬 タイムパラドックス、第9回優勝馬 カネヒキリ、第16回優勝馬 サンビスタ、第25回優勝馬 レモンポップ)
  • 最多優勝馬 - 2勝(第6回・第9回優勝馬 カネヒキリ、第11回・第12回優勝馬 トランセンド、第24回・第25回優勝馬 レモンポップ)
  • 最多優勝騎手 - 4勝
  • 最多優勝調教師 - 3勝
    • 角居勝彦(第6回・第9回・第16回)[23]
  • 最多優勝種牡馬 - 4勝(キングカメハメハ(第14回・第15回・第21回・第23回))[24]
  • 最年長優勝騎手 - 岡部幸雄(第1回・52歳25日)

外国調教馬の成績

フォトギャラリー

脚注

ほかに日本で行われるダートの国際GI競走

外部リンク

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