氷川神社 (川越市)
埼玉県川越市にある神社
From Wikipedia, the free encyclopedia
概要
太田道灌以来、川越の総鎮守とされ、川越藩主ら歴代領主の篤い崇敬を受けた。
国の重要無形民俗文化財である川越まつり(川越氷川祭)は毎年10月14日に氷川神社にて斎行される「例大祭」、直後に行われる「神幸祭」「山車行事(祭礼)」から成り立っている。
氷川神社に古くから伝わる「境内の玉砂利を持ち帰り、たいせつにすると良縁に恵まれる」との言い伝えにちなみ、本殿前の白い玉砂利を巫女が麻の網に包み、神職がお祓いした「縁結び玉」が毎朝8時より20体頒布されている。
毎年、七夕を含む夏には境内に飾られた2,000個以上の江戸風鈴に、願いを書いた短冊を結ぶ祭事「縁むすび風鈴」で賑わう。

敷地内には、結婚式場の氷川会館があり、埼玉県内では唯一の神社隣接の専門結婚式場として知られる。また、結婚式で執り行われる誓いの儀式「結い紐の儀」は川越氷川神社独自の儀式として商標登録されている。
祭神
歴史
- 541年(欽明天皇2年) 入間川で夜な夜な光るものがあり、これを氷川神の霊光だと捉え、当地に氷川神社を勧請したと伝えられる。
- 1457年(長禄元年) 河越城を築いた太田道灌は当社へ詣で、和歌を残している(「老いらくの 身をつみてこそ 武蔵野の 草にいつまで 残る白雪」)。
- 川越藩歴代藩主の崇敬を受け、酒井忠勝、堀田正盛、松平斉典が社殿造営を行った。
- 旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社である。
- 1948年(昭和23年) 境内より祭祀用の石剣が発掘され、当地では5世紀を中心とする古墳時代に集落が形成され、祭祀が行われていたことが判明した[2]。
- 1963年(昭和38年) 1902年(明治35年)に川越商工会議所の事務所兼集会場として建てられた旧川越会館を移築し、神前結婚式の直会の場として氷川会館を新設[3]。
- 1985年(昭和60年) 旧川越会館を取り壊し、氷川会館の拡張工事を実施[4]。
- 1991年(平成3年) 大鳥居竣工。
- 2003年(平成15年) 「絵馬のトンネル」を設ける[5]。
- 2010年(平成22年) 「鯛みくじ」の頒布を開始[6]。
- 2014年(平成26年) 「縁むすび風鈴」を設ける[7]。
- 2020年(令和2年) 新型コロナウイルス感染症の流行により、縁むすび風鈴は飾りつけを縮小して祭礼は中止。10月の川越まつりも取り止め[5]。
- 2023年(令和5年) 「氷川の杜構想」に伴い、氷川会館を建て替え[8]。
社殿・境内
祭事・年中行事
- 良縁祈願祭:毎月八日八時八分および毎月第四土曜日八時八分に斎行(八が末広がりの縁起の良い数のため。申込多数の場合は同日八時三八分にも斎行)。詳しくはホームページを参照。
- 川越氷川祭:1652年(慶安4年)、川越藩主・松平信綱時代に開始された。毎年10月14日・15日に開催されていたが、1997年(平成9年)より10月第3土曜日・日曜日へ変更となった。29基もの山車を有し、毎年15基前後が隔年で曳き回される。
- お衾替神事:12月28日に行われる神事。本殿内陣に紅白の絹を捧げる。
- 大祓:7月31日・12月31日に斎行。日頃の身の穢れを洗い流す祭事。
- 縁むすび風鈴:2014年から始まった祭事。7月初めから9月にかけて開催。境内に2000個以上の江戸風鈴が並ぶ「風鈴回廊」が設置され、願いごとが書かれた短冊を結び付けることができる。
- 恋あかり(恋あかり特別良縁祈願祭):2017年から始まった夏の催事。上記縁結び風鈴と同時期に開催される[10]。氷川神社特製のぼんぼりが授与される。ぼんぼりの光源はLED電球で、好みの色に変えることができる[11]。
