Wikiwand AI

現在の君主の一覧

ウィキメディアの一覧記事 From Wikipedia, the free encyclopedia

本記事では、現在の君主の一覧(げんざいのくんしゅのいちらん)を示す。


独立国における一覧

以下の一覧は、国際連合加盟国・国際連合総会オブザーバーにおける君主を即位順に記載したものである。イギリスの君主は英連邦王国諸国の王位も兼ねているため、イギリスを除く14ヶ国については別表で記載する。また、アフガニスタンのほぼ全域を実効支配しているアフガニスタン・イスラム首長国については国際連合の代表権を保持している政府ではないため、ここでは紹介しない。

内訳は国王が20名(うちマリクが4名、スルターンが2名)、天皇が1名(議論はあるが、ここでは君主として扱う)、教皇が1名、アミール(首長)が2名、大公が1名、公が4名(アンドラの共同公であるフランス大統領とウルヘル司教を含む)、大統領が1名、オ・レ・アオ・オ・レ・マーロー(サモア独立国元首)が1名の計31名が在位している。

敬称については国王、天皇については「陛下」が用いられる。大公、公については「殿下」が用いられ、ローマ教皇については「台下」、オ・レ・アオ・オ・レ・マーローについては2024年時点では、日本外務省においては「閣下」が用いられている[注釈 1]。また、アラブ首長国連邦大統領(アブダビ首長国首長の敬称「殿下」)、アンドラの共同公(フランス大統領は「閣下」、ウルヘル司教は「猊下」)など、兼摂している職位の敬称が優先されることもある[2]。

さらに見る 肖像, 君主名 ...
肖像 君主名 国名 君主号 年齢 即位年月日 政体 地域
ハサナル・ボルキア ブルネイの旗 ブルネイ 国王(スルターン) 80歳 1967年10月4日 立憲君主制[3] アジア
カール16世グスタフ  スウェーデン 国王 80歳 1973年9月15日 立憲君主制(象徴君主制) ヨーロッパ
ムスワティ3世 エスワティニの旗 エスワティニ 国王 58歳 1986年4月25日 絶対君主制 アフリカ
ハンス・アダム2世 リヒテンシュタインの旗 リヒテンシュタイン 公 81歳 1989年11月13日 立憲君主制[4] ヨーロッパ
レツィエ3世 レソトの旗 レソト 国王 63歳 1996年2月7日 立憲君主制 アフリカ
アブドゥッラー2世 ヨルダンの旗 ヨルダン 国王(マリク) 64歳 1999年2月7日 立憲君主制 アジア
ハマド バーレーンの旗 バーレーン 国王(マリク) 76歳 1999年3月6日 立憲君主制 アジア
ムハンマド6世 モロッコの旗 モロッコ 国王(マリク) 63歳 1999年7月23日 立憲君主制 アフリカ
ノロドム・シハモニ カンボジアの旗 カンボジア 国王 73歳 2004年10月29日 立憲君主制 アジア
アルベール2世 モナコの旗 モナコ 公 68歳 2005年4月6日 立憲君主制 ヨーロッパ
ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク ブータンの旗 ブータン 国王(龍王[注釈 2]) 46歳 2006年12月14日 立憲君主制 アジア
トゥポウ6世 トンガの旗 トンガ 国王 67歳 2012年3月18日 立憲君主制 オセアニア
ウィレム=アレクサンダー オランダの旗 オランダ 国王[注釈 3] 59歳 2013年4月30日 立憲君主制 ヨーロッパ
タミーム カタールの旗 カタール 首長(アミール) 46歳 2013年6月25日 半絶対君主制 アジア
フィリップ ベルギーの旗 ベルギー 国王 66歳 2013年7月21日 立憲君主制 ヨーロッパ
フェリペ6世 スペインの旗 スペイン 国王[注釈 4] 58歳 2014年6月19日 立憲君主制(議会君主制) ヨーロッパ
サルマーン サウジアラビアの旗 サウジアラビア 国王(マリク) 90歳 2015年1月23日 絶対君主制 アジア
ラーマ10世 タイ王国の旗 タイ 国王 74歳 2016年10月13日[注釈 5] 立憲君主制 アジア
エマニュエル・マクロン アンドラの旗 アンドラ 共同公(フランス大統領)[注釈 6] 48歳 2017年5月14日 立憲君主制 ヨーロッパ
スアラウヴィ2世 サモアの旗 サモア オ・レ・アオ・オ・レ・マーロー[注釈 7] 79歳 2017年7月20日 議論あり[注釈 8] オセアニア
徳仁 日本の旗 日本 天皇 66歳 2019年5月1日 象徴天皇制 アジア
ハイサム オマーンの旗 オマーン 国王(スルターン) 71歳 2020年1月11日 絶対君主制 アジア
ムハンマド アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 大統領[注釈 9] 65歳 2022年5月14日 絶対君主制 アジア
チャールズ3世 イギリスの旗 イギリス 国王[注釈 10] 77歳 2022年9月8日 立憲君主制 ヨーロッパ
ミシュアル クウェートの旗 クウェート 首長(アミール) 85歳 2023年12月16日 半絶対君主制 アジア
フレゼリク10世  デンマーク 国王 58歳 2024年1月14日 立憲君主制 ヨーロッパ
イブラヒム マレーシアの旗 マレーシア 国王(アゴン)[注釈 11] 67歳 2024年1月31日 立憲君主制 アジア
レオ14世 バチカンの旗 バチカン 教皇[注釈 12] 70歳 2025年5月8日 絶対君主制[5] ヨーロッパ
ジョゼップ=ルイス(英語版) アンドラの旗 アンドラ 共同公(ウルヘル司教)[注釈 6] 49歳 2025年5月31日 立憲君主制 ヨーロッパ
ギヨーム5世 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク 大公 44歳 2025年10月3日 立憲君主制 ヨーロッパ
ホーコン8世  ノルウェー 国王 53歳 2026年8月28日 立憲君主制 ヨーロッパ
閉じる

イギリスの君主を自国の君主とする国家

イギリスの君主と同一人物を君主とする(英連邦王国)独立国の一覧は以下の通りである。いずれの国も立憲君主制国家であり、イギリスの君主の統治権は形式的なものである。敬称はいずれも陛下となる[2]。

さらに見る 国名, 当該国におけるチャールズ3世の称号 ...
国名当該国におけるチャールズ3世の称号
アンティグア・バーブーダの旗 アンティグア・バーブーダCharles the Third, by the Grace of God, King of Antigua and Barbuda and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、アンティグア・バーブーダならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
アンティグア・バーブーダ国王
オーストラリアの旗 オーストラリアCharles the Third, by the Grace of God, King of Australia and His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、オーストラリアならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
オーストラリア国王
バハマの旗 バハマCharles the Third, by the Grace of God, King of the Commonwealth of the Bahamas and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、バハマならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
バハマ国王
ベリーズの旗 ベリーズCharles the Third, by the Grace of God, King of Belize and of His Other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、ベリーズならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
ベリーズ国王
カナダの旗 カナダCharles the Third, by the Grace of God, of the United Kingdom, Canada and His other Realms and Territories King, Head of the Commonwealth, Defender of the Faith
フランス語: Charles Trois, par la grâce de Dieu Roi du Royaume-Uni, du Canada et de ses autres royaumes et territoires, Chef du Commonwealth, Défenseur de la Foi
神の恩寵による、連合王国、カナダならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、信仰の擁護者、チャールズ3世
カナダ国王
グレナダの旗 グレナダCharles the Third, by the Grace of God, King of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland and of Grenada and His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国、グレナダならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
グレナダ国王
ジャマイカの旗 ジャマイカCharles the Third, by the Grace of God, King of Jamaica and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、ジャマイカならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
ジャマイカ国王
ニュージーランドの旗 ニュージーランドCharles the Third, by the Grace of God, King of New Zealand and His Other Realms and Territories, Head of the Commonwealth, Defender of the Faith
神の恩寵による、ニュージーランドならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、信仰の擁護者、チャールズ3世
ニュージーランド国王[注釈 13]
パプアニューギニアの旗 パプアニューギニアCharles the Third, King of Papua New Guinea and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
パプアニューギニアならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
パプアニューギニア国王
セントクリストファー・ネイビスの旗 セントクリストファー・ネイビスCharles the Third, by the Grace of God, King of Saint Christopher and Nevis and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、セントクリストファー・ネイビスならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
セントクリストファー・ネイビス国王
セントルシアの旗 セントルシアCharles the Third, by the Grace of God, King of Saint Lucia and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、セントルシアならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
セントルシア国王
セントビンセント・グレナディーンの旗 セントビンセント・グレナディーンCharles the Third, by the Grace of God, King of Saint Vincent and the Grenadines and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、セントビンセント・グレナディーンならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
セントビンセント・グレナディーン国王
ソロモン諸島の旗 ソロモン諸島Charles the Third, by the Grace of God, King of the Solomon Islands and of His other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、ソロモン諸島ならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
ソロモン諸島国王
ツバルの旗 ツバルCharles the Third, by the Grace of God, King of Tuvalu and of His Other Realms and Territories, Head of the Commonwealth
神の恩寵による、ツバルならびに他のレルムや領域の国王、コモンウェルス首長、チャールズ3世
ツバル国王
閉じる

その他の君主

国家構成領邦の君主

かつてのドイツ帝国における領邦君主や、インド・ビルマにおける藩王国のマハーラージャなど、独立国家内にも、領邦を持つ君主が存在する場合がある。

アラブ首長国連邦を構成する7つの首長国にはそれぞれ首長(アミール)が存在し、各国家内での強い統治権力を持っている。マレーシアでは9つの州に君主が存在し、国王を互選で選出するが、各州において君主はマレーシア憲法160条により、「当該州の憲法に従い統治者の機能を持つ」と認められている[6]。またヌグリ・スンビラン州にはウンダン(英語版)と呼ばれる伝統的首長がおり、州の王(英語版)を互選で選出する制度を持っている。これは現在のマレーシア国王選出制度と同じものである。ウンダンもマレーシア憲法160条により、統治者と認められている[6]。

デンマーク領のフェロー諸島とグリーンランドは自治領であるが、本国であるデンマークと対等の存在であり、独自の外交権を持つなど特殊な地位を占めている。これらの地域は同君連合という形でデンマーク王を君主としている。またイギリスにおいてスコットランド・ウェールズ・北アイルランドは個別の議会を持ち、それぞれイギリスの君主である「連合王国国王」を君主とする。

フランスの海外公共団体であるウォリス・フツナはウヴェア王国(フランス語版)、アロ王国(フランス語版)、シガヴェ王国(フランス語版)の三王国で構成されており、ウォリス・フツナの憲法により王が法的存在として認められている(ウォリス・フツナの伝統王(フランス語版))。ただしアロ国王は2023年より空位となっている。

独自の君主を持つ国家構成領邦

さらに見る 国, 構成領邦名 ...
国 構成領邦名 肖像 君主 称号 年齢 即位年月日
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 シャールジャ スルターン・ビン・ムハンマド・アル=カースィミー(英語版) ハーキム 87歳 1972年1月25日
フジャイラ ハマド・ビン・ムハンマド・アッ=シャルキー(英語版) ハーキム 77歳 1974年9月18日
アジュマーン フマイド・ビン・ラーシド・アル=ヌアイミー3世(英語版) ハーキム 94–95歳 1981年9月6日
ドバイ ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム アミール 77歳 2006年1月4日
ウンム・アル=カイワイン サウード・ビン・ラーシド・アル=ムアッラー(英語版) ハーキム 73歳 2009年1月2日
ラアス・アル=ハイマ サウード・ビン・サクル・アル=カースィミー(英語版) ハーキム 70歳 2010年10月27日
アブダビ ムハンマド・ビン・ザイード アミール 65歳 2022年5月13日
マレーシアの旗 マレーシア トレンガヌ州の旗トレンガヌ州 ミザン・ザイナル・アビディン スルターン(英語版) 64歳 1998年5月15日
プルリス州の旗プルリス州 サイドシラジュディン・サイドプトラ・ジャマルライル ラージャ[注釈 14] 83歳 2000年4月17日
セランゴール州の旗セランゴール州 シャラフディン(英語版) スルターン(英語版) 80歳 2001年11月22日
ヌグリ・スンビラン州の旗 ヌグリ・スンビラン州 ムフリズ(英語版) ヤン・ディ=ペルトゥアン・ベサール(Yang di-Pertuan Besar)(英語版) 78歳 2008年12月29日
ジョホール州の旗ジョホール州 イブラヒム・イスカンダル スルターン(英語版) 67歳 2010年1月23日
クランタン州の旗 クランタン州 ムハンマド5世 スルターン(英語版) 56歳 2010年9月13日
ペラ州の旗ペラ州 ナズリン・シャー(英語版) スルターン(英語版) 69歳 2014年5月29日
ケダ州の旗 ケダ州 サールフッディーン(英語版) スルターン(英語版) 84歳 2017年9月11日
パハン州の旗パハン州 アブドゥラ スルターン(英語版) 67歳 2019年1月15日
インドネシアの旗 インドネシア ジョグジャカルタ特別州 ハメンクブウォノ10世 知事[注釈 15] 80歳 1989年3月7日
フランスの旗 ウォリス・フツナ ウヴェア王国(フランス語版) パタリオーネ・カニモア(フランス語版) 王(フランス語版) 2016年4月17日
シガヴェ王国(フランス語版) エウフェニオ・タカラ 王(フランス語版) 2016年3月5日[7]
閉じる

特殊な地位の地域における君主

基本的には君主国が持つ海外領土・自治領においては、本国と同じ形で君主を持つ。

チャンネル諸島やマン島は、独立した国家とはみなされていないが、イギリス国家の構成部分ではなく、自治権を持ったイギリスの王室属領である。これらの国の君主はイギリスの君主であるが「イギリス国王」としての統治ではない。公式な称号としては、マン島においては「マン島領主たる王/女王(King, Lord of Man、Queen, Lord of Man)」[8]と呼ばれている。チャンネル諸島においては「ノルマンディー公たる王/女王(Duck of Normandy,Our King、Duck of Normandy,Our Queen)」となる[9]。

ニウエおよびクック諸島は、複数の国家が国家承認を行っている国であるが国際連合に非加盟である。両国はニュージーランドと自由連合関係にあるニュージーランド王国を形成しており、君主はニュージーランド国王としてのイギリスの君主が兼ねている。

ターリバーンによって2021年8月15日に成立が宣言された「アフガニスタン・イスラム首長国」は、アフガニスタンのほぼ全域を実効支配している政権であり、ターリバーンのアミール・アル=ムウミニーン(信徒の長)であるハイバトゥラー・アクンザダは最高指導者として事実上の君主的な地位にある。ただし、この政権は国際的に承認されておらず、国際連合ではアフガニスタン・イスラム共和国政府が代表権を保持している[10]。

国家内の集団の君主

カノ首長(Emir of Kano)は、ナイジェリア北部のイスラム教徒の間で、ソコト皇帝に次ぐ権威を有している
有力なナイジェリア伝統的君主の一人、イフェ王(Ooni of Ife)
セネガル国内のアニミズムの王国ウスイ(フランス語版)では、精霊との交信者とされる王だけが赤い服を着る[11]。

ウガンダには、トロ王国、ブニョロ王国、ブガンダ王国、ブソガ王国の伝統的な地方王国が存在している。これらはウガンダの法的な行政区分ではないが、1967年に一度廃止されたものが1990年代に復活したものであり、諸王は「文化的指導者」と位置づけられ、政治的な力を持たない儀礼的な存在となっている。2008年には、廃止以前には存在していなかったルウェンズルル王国(英語版)が共和国政府の承認を受けて新設された。

ガーナには、絶大な影響力を有するアシャンティ王などがいる。

カメルーンには、「フォン(英語版)」という称号の酋長(王)が数多くいる。

ナイジェリアには、ソコト皇帝やンネウィ王(英語版)、ベニン王(英語版)やラゴス王(英語版)、ボニー王(英語版)やワリ王(英語版)など、数多くの伝統的君主が存在する。

マラウイには、トゥンブカ族の大首長家であるチクラマイェンベ朝(英語版)などの伝統的君主がいる。

南アフリカ共和国においては、ズールー王室(英語版)や雨の女王(英語版)などの伝統的君主が政治的存在として公認されている。

南米・ボリビアには、アフリカ系ボリビア人(英語版)の間で尊敬を集めているアフロ・ボリビア王室(英語版)が存在し、2007年に共和国政府から部族王として公認を受けている[12]。この王家は、奴隷として連行されてきたアフリカの王族が、アフリカ出身奴隷たちの間で丁重に扱われたのが始まりだとされる[12]。

オーストリアの旧帝室であるハプスブルク家は今でも各国政府から各国君主と同等の待遇を受けている。

エチオピアでは法律上は帝位は存在しないが、帝室当主のゼラ・ヤコブ氏が称号上、形式的に皇帝を名乗っている。詳細はエチオピア帝室評議会やゼラ・ヤコブを参照されたい。

また国家から公認された地位ではないが、特定の民族・部族の間で「王」としての権威を有する者も存在する。ニュージーランドのマオリ族におけるマオリ王などがその例である。2008年まで存続したムスタン王国の首都ローマンタンの人々は、今なお旧王家に対し尊崇の念を抱き続けている[13]。ローマンタンの文化によると、王とは祭りを開催する許可を与える存在であり、人々は今日でも旧王家の裁可を得ることなしに祭りを行わない[13]。

モンテネグロでは、2011年7月12日にペトロヴィチ=ニェゴシュ王朝の子孫の地位に関する法律(英語版)が制定され、旧王家が政府代表として儀礼的役割を果たすことが認められたが、これは国家によってモンテネグロ、もしくはその中の領邦等の君主として承認を受けたものではない。

称号としての君主

ヨーロッパでは、複数の君主号を兼ねる伝統があり、スペイン国王が兼ねるアラゴン王、カスティーリャ王のように、統治域内の領土の君主号を別に持つことがある。また同様にスペイン国王が持つエルサレム王のように主権を持たないものも存在する。また旧王家の末裔がこうした君主号を儀礼的に称する事も行われている。またジャコバイトの王のように、本人の意志とは関係なく支持者によって君主とされることもある。

ミクロネーションの君主

これらの君主とは別に、いわゆる「自称国家・政権(ミクロネーション)」にも君主を名乗る者が存在する。

脚注

関連項目

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks