病理解剖
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病理解剖学
英語は autopsy で、ギリシア語の autopsia(自分の目で見ること)を由来とする[1]。
歴史
イタリアでペストが流行した1286年にクレモナ出身の医師が病因解明のため胸部の部分解剖を行ったのが、病理解剖の初の記録とされている[1]。
近代的な病理解剖を創始したのは、18世紀のイタリア人解剖学者ジョヴァンニ・バッティスタ・モルガーニであり、病理解剖学の父と称される[2][3][4]。
19世紀には、ウイーン大学病理解剖学の教授となるカール・フォン・ロキタンスキー、ベルリン大学の病理学教授ルドルフ・ルートヴィヒ・カール・フィルヒョウらによって系統的な病理解剖が確立された[1]。
臨床病理検討会、CPC
病理解剖で得られた検査所見は、病理医により「剖検診断書」または「病理解剖学的診断書」にまとめられ、臨床医にその結果が報告される。臨床医、病理医、その他の医療者が一堂に会して臨床経過、検査データ、剖検結果などを検討する会議を臨床病理検討会(英語:clinico-pathological conference、略称CPC)と呼ぶ。CPCでの議論や反省を通じて疾患の理解を深め、適切な診断法や治療法の参考にすることが病理解剖の結果を活かす究極の目的である。
