石棚山稜
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植生
尾根はブナ、ミズナラ、ホウノキ、ハウチワカエデなどの広葉樹林に覆われている。石棚山とテシロノ頭の間にはカツラの巨木があり、石棚山稜のシンボルツリーとなっている[5]。尾根上部にはトウゴクミツバツツジやシロヤシオツツジが自生しており、5月末~6月上旬のツツジ開花シーズンには多くの登山者が訪れる。檜洞丸山頂付近では林床がオオバイケイソウやマルバダケブキなどに覆われており、植生保護用の木道が所々整備されている。
このように自然豊かな山稜であるが、近年、石棚山稜ではブナハバチやブナアオシャチホコによるブナの食害が大きな問題となっている。連年食害を受けたブナ個体が衰弱、枯死している例が多数報告されており[6]、丹沢山地全体で問題となっている森林衰退の要因の一つとなっている。詳しくは檜洞丸#ブナ林の衰退問題を参照。
石棚山稜の山
登山道
石棚山稜は檜洞丸の主要登山道のひとつとして知られており、西丹沢の登山基地である西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)の南側に位置する箒沢公園橋(ほうきざわこうえんばし)より登山道が開かれている[3]。箒沢公園橋の登山口から石棚山までは非常に急な登りで、板小屋沢ノ頭やヤブ沢ノ頭などの小ピークが続くため、体力を要する登山路となっている。石棚山より先は所々急な箇所はあるが、全体的に緩やかな道となり、同角山稜の登山道、そしてツツジ新道と合流したのち、檜洞丸の山頂へ至る。このように登りが急な登山道であるため、下り用の道として利用されることが多い。
尾根の途中にある石棚山へは、丹沢湖畔の玄倉バス停を起点とし、玄倉林道、仲ノ沢林道、西丹沢県民の森を経由して登るルートもあるが、踏み跡が一部不明瞭となっており、2010年以降の昭文社の地図では難路扱いとなっている[3]。
- その他、登山口へのアクセスなどについては檜洞丸#登山を参照。

