丹沢湖
From Wikipedia, the free encyclopedia
| 丹沢湖 | |
|---|---|
|
![]() | |
| 所在地 | 神奈川県足柄上郡山北町 |
| 位置 | 北緯35度24分46秒 東経139度2分52秒 / 北緯35.41278度 東経139.04778度座標: 北緯35度24分46秒 東経139度2分52秒 / 北緯35.41278度 東経139.04778度 |
| 面積 | 2.18[1] km2 |
| 周囲長 | 21.5[1] km |
| 最大水深 | 81.5[2] m |
| 平均水深 | 29.8[2] m |
| 貯水量 | 0.0649[1] km3 |
| 水面の標高 | 321.5[1] m |
| 成因 | ダム湖 (三保ダム) |
| 淡水・汽水 | 淡水 |
丹沢湖(たんざわこ)は、1978年(昭和53年)に酒匂川水系の河内川に造られた三保ダムによって誕生した人造湖である[3]。神奈川県足柄上郡山北町にあり、西丹沢の玄倉川(くろくらがわ)、世附川(よづくがわ)、中川川(なかがわがわ)の3つの支流からの水が流れ込む湖である。
湖の成立により、旧三保村地区の223世帯が移転し、縄文時代の尾崎遺跡も水没した。また、民俗文化である世附の百万遍念仏も移転・継承された。水没前の地域社会の記憶は、丹沢湖記念館などを通じて現在に伝えられている。
丹沢湖周辺は丹沢大山国定公園に含まれ、湖畔から富士山を望む景勝地として知られ、「かながわの景勝50選」、「関東の富士見百景」、「ダム湖百選」に選ばれている[3]。また、湖面や湖畔はレクリエーションにも利用されており、丹沢湖マラソン大会やカヌー・SUPマラソンIN丹沢湖などのイベントが開催される[3]。
水没地域
文化財・歴史資料
丹沢湖の成立により旧集落の景観そのものは失われたが、展示施設、移築民家、考古資料、民俗文化財によって、水没前の地域社会やそれ以前の歴史をたどることができる[8][9][10][11]。
丹沢湖記念館
丹沢湖記念館は、丹沢湖畔の神尾田にある歴史展示施設である[8][12]。館内には丹沢湖の歴史、丹沢湖周辺に生息する動物類の剥製、尾崎遺跡から発掘された縄文時代中期の土器・石器、昔の農具や生活用品、自然やイベントの写真などが展示され、丹沢湖誕生のビデオ上映も行われている[8][12]。
同館は、丹沢湖の成立によって失われた旧三保地域の歴史や生活文化を紹介する拠点施設であり、尾崎遺跡に由来する考古資料や地域の生活資料などを総合的に展示している[8]。また、無料休憩所として利用できるほか、土産品の販売や、丹沢湖でのカヌー利用申込みの受付も行っている[12][13]。
三保の家
三保の家(旧渡辺家住宅)は、丹沢湖記念館に隣接して保存されている移築民家である[8][12]。三保ダム建設の際に水没する世附地区の集落にあった江戸時代末期の民家一棟を現在地に移転復元したもので、水没前の三保地域の住居を伝える遺構である[8]。内部には、移転前に実際に用いられていた生活用品や農具などが展示されており、水没前の世附の暮らしや住居の構造を具体的に知ることができる[8]。また、2018年から2019年にかけては、かやぶき屋根のふき替えが行われた[8]。
尾崎遺跡

尾崎遺跡(おさきいせき)は、神尾田の尾崎地区で発見された縄文時代中期の集落遺跡である[9][14][15][16]。三保ダムの建設に伴い水没することから、1973年(昭和48年)の試掘後、1976年(昭和51年)4月から2か月かけて、約2,200平方メートルにわたる遺跡全体を対象として、神奈川県教育委員会による本格的な発掘調査が実施された[14]。遺跡は、河内川と世附川の合流地点対岸の左岸段丘上の緩傾斜地に立地する[15](今は三保ダムから見える小島の西側に水没)。
遺構として竪穴建物跡30棟、敷石建物跡5棟、配石遺構3基などが確認された[15]。一部の遺構は中央の土壙墓群を囲むように配置されていることから、環状集落を形成していたことが推測される[15]。竪穴建物跡は縄文中期前半から終末まで続き、終末近くになって平面形が柄鏡に似た柄鏡形敷石建物(えかがみがたしきいしたてもの)が出現する要素が見られる[15]。
出土遺物には土器の他に多くの石器が出土した。打製石斧(だせいせきふ)、乳棒状磨製石斧(にゅうぼうじょうませいせきふ)、ハンマーストーン(敲石、たたきいし)、砥石、石核、多量の剥片などが含まれ、使用痕のある石器だけで2,700点近くあり、破片を含めると8,000点以上出土している[14]。特に乳棒状磨製石斧[17]は未成品の出土が多く、尾崎遺跡が磨製石斧の生産を担い、周辺地域へ供給していた可能性が指摘されている[15]。
尾崎遺跡から出土した石斧製作に関連する石器類は、神奈川県指定重要文化財(考古資料)に指定されている[11]。山北町の指定文化財として掲載されており、丹沢湖周辺が近世の山村だけでなく、先史時代以来の人間活動の場であったことを示す資料である[11]。出土品の一部は丹沢湖記念館に展示されている。
世附の百万遍念仏
世附の百万遍念仏(よづくのひゃくまんべんねんぶつ)は、世附地区にあった能安寺に伝わる念仏行事である。1978年(昭和53年)6月23日に神奈川県指定無形民俗文化財に指定された。現在では、三保ダム建設に伴い山北町向原に移転した能安寺で毎年2月中旬に行われている[10][18][19]。
約600年前から伝承されてきた念仏信仰で、一般的な百万遍念仏が本堂で大数珠を繰りながら念仏を唱えるのに対し、世附の百万遍念仏では巨大な滑車に大数珠を掛けて回転させる点に特色があり、全国的にも珍しい行法とされる[10]。
大数珠は地元で「水桃木(すいとうぼく)」と呼ばれるサルナシやフジで作られ、長さ約9メートル、珠数は302個に及ぶ。滑車は梯子状の枠に掛けられ、その脇に大太鼓が据えられる。小机には算木が置かれ、数取り役の古老が数珠の回転数を数え、その周囲で念仏衆が唱和する[10][18]。
念仏声は平音(ひらね)・中音(ちゅうね)・高音(たかね)の三音階があり、指揮者の合図によって切り替えられる。念仏の後には獅子舞と遊び神楽が続き、最終日には「カガリ」と呼ばれる融通念仏が行われる[10]。
道場の天井には赤・白・青・黄・黒の五色の小幣を吊したしめ飾りが張られ、融通念仏の終了後には持ち帰って家の戸口に掛けると厄病除けになると伝わる。戦前には念仏の翌日に獅子舞が幣束を持って世附の各戸を祓って回り、最後に永歳橋から流す悪魔祓いが行われたが、現在は念仏の翌週に世附地域出身者の家々を回り、幣束は酒匂川の大口橋から流される[10]。
落合館
落合館は、現在は神尾田に所在する旅館である[20][21]。三保ダム完成前には、中川と世附からの道が合流する落合地区で営業していたが、水没のため現在地に移転した[22]。旧落合館は休憩や飲食の場でもあり、その西隣には1920年(大正9年)8月3日の豪雨による大又沢の被害を記録した災害記念碑が建っていた[23]。
利水・発電


丹沢湖は、総貯水容量6,490万立方メートルを有する「かながわの水がめ」であり、県内で使う水道水の約3割を担う水源となっている[24]。 酒匂川総合開発事業では、下流の小田原市飯泉に取水堰を設けて水道用水を取水し、各水道事業者に供給している[5]。この事業により新たに水道用水180万9,500立方メートル/日(20.95立方メートル/秒)が開発された[6]。
2026年(令和8年)の渇水時には、相模川水系と酒匂川水系との連携機能を活用し、相模川水系からの取水を減らして、比較的余裕のある酒匂川水系からの取水を増やす「水源振替」が実施された[25][26]。 この事例は、丹沢湖、ひいては丹沢湖に流れる水をたくわえた西丹沢の森が、県内の水の供給を支える重要な水源であることを示している[27][28]。
三保ダムに関連する水力発電所は、田ノ入発電所および嵐発電所である[4]。田ノ入発電所は、三保ダムから毎秒12.00立方メートルを取水し、約70メートルの落差を利用して最大7,400キロワットを発電する[29]。嵐発電所は、田ノ入発電所の下流から取水して最大出力5,700キロワットで発電する[30]。三保ダムは相模川水系のダム群や発電所と連携しながら、電力と水道用原水の安定供給を支えている[31]。
落合発電所は、丹沢湖畔にある水力発電所である。大又沢ダムで取り入れた水を、丹沢湖まで導水して発電を行っている[32]。旧落合発電所は三保ダム建設に伴って水没したため、現在地に移転した[33]。
- 田ノ入発電所
- 落合発電所
自然と環境保全
鳥類
丹沢湖では、神奈川県指定の丹沢湖鳥獣保護区特別保護地区が設定されている[34]。同保護地区は、丹沢湖のうち世附と神尾田の境界付近から世附大橋周辺にかけての水面約25ヘクタールを対象とし、指定区分は「集団渡来地の保護区」である[34]。また、かながわの探鳥地50選にも選ばれている。
神奈川県の指定計画書によれば、丹沢湖は急峻な山地に囲まれた人造湖であり、マガモ、オシドリなどガンカモ類の冬季における集団飛来地として、生息に適した環境が形成されている[34]。特別保護地区付近は、越冬する水鳥の休息場および採餌場として重要な場所とされる[34]。
魚類
丹沢湖における湖沼適正魚類調査では、丹沢湖の魚類相は、湛水前の在来種として、ヤマメ、ウグイ、カジカの3魚種であったが、湛水後は14種の生息が認められ、湖内で再生産が確認されている魚種は、ウグイ、オイカワ、コイ、フナ、ヤマメ、アマゴ、オオクチバスの7魚種であった[35]。
神奈川県の水産試験研究ではペヘレイを主対象とした魚類資源調査や、ワカサギを含む湖沼適正魚類調査が行われてきた[36][35]。
水質
丹沢湖は、神奈川県による公共用水域水質測定の対象湖沼である[37]。令和3年度の資料によれば、湖沼におけるCODについて、丹沢湖は相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖とともに環境基準を達成しており、水生生物保全項目である全亜鉛、ノニルフェノール、LASについても環境基準を達成している[37]。
一方、神奈川県の調査報告では、丹沢湖のCODは長期的には徐々に増加傾向を示しており、その要因は主として藻類の活動によって引き起こされていると考えられている[38]。このため、夏季のクロロフィルaなどの推移を継続的に監視する必要があるとされる[38]。
堆砂対策
丹沢湖では、上流域から流入する土砂の堆積による堆砂が進行している[39]。三保ダムの堆砂は運用開始当初の想定と比較して2倍以上の速度で進行しており、堆砂容量を超えて堆砂が進行すると、治水や利水の機能が計画通りに果たせなくなることがある[39]。
このため神奈川県は、夏季に貯水位を低下させて貯水池上流部の土砂をしゅんせつするとともに、上流部に設けた貯砂ダムを活用して堆砂対策を進めている[39]。しゅんせつは河内川、玄倉川、世附川の上流三地点で行われており、掘削した土砂は骨材や道路用材などとして有効活用されている[39]。
景観
丹沢湖は、自然環境と調和した美しい景観で知られ、かながわの景勝50選およびダム湖百選に選ばれている[40]。丹沢湖は湖畔から富士山を望むことができる景勝地として知られ、春のミツマタ・桜・新緑、秋の紅葉など、四季折々の湖畔景観を楽しむことができる[3][41]。とくに湖畔の千代の沢園地展望台からの眺望が有名である[42]。

千代の沢園地展望台
千代の沢園地展望台は、丹沢湖畔を代表する展望地である[43]。展望台からの景色は関東の富士見百景に選ばれており、富士山・丹沢湖・永歳橋をあわせて望むことができる[42][44]。秋には展望台から見下ろす丹沢湖畔の紅葉が赤く染まる景観が見所である[43][44]。

永歳橋
永歳橋(えいさいばし)は、丹沢湖に架けられた鋼斜張橋であり、丹沢湖のシンボル的存在である[45]。丹沢湖の建設に伴う県道付替えにより建設された橋で、水没した旧永歳橋から名称を引き継いだ[45]。新しい永歳橋は単塔2面吊りの2径間連続鋼斜張橋で、橋長は235メートルである[45]。永歳橋はかながわの橋100選に選ばれており、湖上景観を構成する主要な構造物の一つである[46]。
三保ダム・三保ダム広場
三保ダムは丹沢湖の堤体をなすロックフィルダムであり、丹沢湖の景観を構成する重要な土木施設である[4]。神奈川県は三保ダム・丹沢湖の写真や撮影スポットを公開しており、ダム本体と丹沢湖を一体の景観資源として扱っている[44]。
三保ダム広場は三保ダムの堤体直下に整備された広場で、展望台や三保ダムと丹沢湖を50分の1で再現した「ミニダム」が設けられている[47]。広場にはサクラ、ウメ、ミツマタ、モミジなどが植えられ、四季折々の景観が楽しめるほか、ダム堤体を背景に撮影できるフォトフレームも設置されている[47][48]。
三保の里みちとミツマタ
丹沢湖記念館の裏手を通る丹沢湖岸の遊歩道が三保の里みちと呼ばれている。道沿いには桜が植えられており、湖畔の散策路・花見スポットの1つとなっている[49]。
また、三保地区では3月中旬から4月上旬にかけて黄色い花を咲かせるミツマタの群生地を観光資源として活用する取り組みが進められてきた。2013年には、地元の「みつまたによる地域づくり実行委員会」を中心に、群生地やハイキングコースの整備が進められた[50]。
レクリエーション
ボート・カヌー・SUP
丹沢湖では、焼津ボート乗り場を拠点としてボート利用が行われている[51]。焼津ボート乗り場は丹沢湖唯一のボート乗り場であり、一般の観光客、釣り利用者、カヌー利用者のための施設である[51]。また、レンタルボートは公益財団法人山北町環境整備公社が神奈川県企業庁の許可を受けて営業しており、夏季から初秋にかけての湖面水位低下時には、乗り場を永歳橋下へ移動することがある[51]。
山北町では、丹沢湖を拠点とした「カヌーのまちづくり」を推進している[13]。丹沢湖でカヌーやSUPを利用するには、丹沢湖記念館で利用申込みを行う必要があり、乗降場所は焼津ボート乗り場である[13]。SUPの利用可能期間は4月から11月までである[13]。また、湖面利用は自艇持参を前提としており、ライフジャケット着用や利用水域内での運航などの遵守事項が定められている[13]。
また、民間事業者によるSUP体験も行われている[52][53]。
湖畔
丹沢湖畔では、レンタサイクルやキャンプ場の利用ができる。丹沢湖記念館レンタサイクルでは、小学校4年生以上を対象に自転車の貸し出しを行っており、千代の沢展望台や焼津ボート乗り場をめぐる「モミジコース」、世附方面やダム天端へ向かう「ダムサイトコース」などが案内されている[54]。
また、湖畔には丹沢湖キャンプサイトや丹沢湖ロッヂなどのキャンプ施設があり、BBQ場、日帰りBBQ、オートキャンプなどの利用が可能である[55][56]。
主なイベント
丹沢湖マラソン大会
丹沢湖マラソン大会は、毎年秋に丹沢湖周辺を会場として開催されるマラソン大会である。1979年(昭和54年)に丹沢湖の完成を記念して始められ、町内外との交流、スポーツ振興と地域振興の推進を図ることを目的として継続されてきた[57][58]。開催時期は紅葉の見頃にあたり、丹沢湖を見下ろしながら湖畔の舗装路を走るコースが特徴である[59]。
第22回大会から日本陸上競技連盟の公認ハーフマラソンコースになり、第37回(2015年)から第41回(2019年)までは「丹沢湖ハーフマラソン」という名称であった[60][61]。 その後、第42回(2020年)大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったが、2021年には「第43回丹沢湖マラソン大会」の名称で20 km、10 kmのコースで再開された[62][63][64]。 第47回(2025年)大会では特設20 km、10 km、3.3 kmの各コースが設定された[65]。
カヌー・SUPマラソンIN丹沢湖
毎年夏に丹沢湖で開催される湖面スポーツ大会である。1998年(平成10年)に山北町で開催されたかながわ・ゆめ国体夏季大会カヌー競技会を契機として始まり、カヌーのまちづくりの推進や地域振興、生涯スポーツの普及を目的として開催されている[66][67]。
かながわ駅伝
かながわ駅伝は、毎年2月上旬に行われる神奈川県の市町村対抗駅伝大会である[68]。新型コロナ禍明けの第77回大会(2023年)からコースが丹沢湖周回コースに変更となった。しかし、第77・80回大会が雪のため中止となっている[69][70][71]。
丹沢湖花火大会
丹沢湖周辺地域の観光振興を目的として開催されてきた花火大会である。2024年(令和6年)8月10日に開催された第40回をもって終了し、長い歴史に幕を下ろした[72]。
アクセス
道路・橋梁
丹沢湖の成立に伴い、旧来の谷沿いの交通路は大きく改められ、湖岸と山腹を通る周回道路網が整備された。『丹沢湖』 (1978)によると、川沿いから山腹へ付け替えられた県道の延長約9.7 kmの2割以上が橋とトンネルであり、林道を含めた湖を周回する道路約18.5 kmに架かる橋の数は57、トンネル・洞門は11か所とされる[74]。
- 県道76号(山北藤野)(神縄 - 神尾田 - 中川)
- 県道710号(神縄神山)(神縄 - 玄倉)
- 県道729号(山北山中湖)(神尾田 - 世附)
- 県営林道 玄倉・中川線
- 県営林道 世附線
丹沢湖畔には以下の駐車場がある。
- 丹沢湖無料駐車場(尾崎駐車場)
- ダム広場駐車場
- 千代の沢園地駐車場
- 上の山駐車場
そのほか中川橋付近、玄倉バス停付近に駐車スペースがある。
丹沢湖に架かる主な橋梁としては以下のものがある。
- 永歳橋(県道76号)
- 大仏大橋(玄倉・中川林道)
- 中川橋(玄倉・中川林道)
- 玄倉大橋(県道710号)
- 玄倉川橋(玄倉・中川林道)
- 世附大橋(世附林道)
- 世附川橋(世附林道)
このうち永歳橋と世附大橋は、かながわの橋100選に選ばれている[45][76]。
- 神尾田トンネル(県道76号)
- 神縄トンネル(県道710号)
- 神神隧道(県道710号)
- 焼大隧道(県道76号)
- 落合隧道(県道729号)
- 本村隧道(県道729号)
- 荒井沢洞門(県道729号)
- 焼大洞門(県道76号)
- 中川洞門(県道76号)
周辺の名所
頼政神社のトチノキ
頼政神社のトチノキは、山北町神縄にある源頼政を祀る頼政神社境内にある大木で、神奈川県指定天然記念物である[78]。幹廻り約4.7メートル、樹高約25メートル、推定樹齢約350年とされ、丹沢湖周辺に残る信仰と自然景観の一つである[78]。
中川温泉
中川温泉は、山北町中川にある温泉地である[79]。丹沢湖にほど近い山あいの温泉場で、約400年前に武田信玄が北条氏康との合戦で負傷した将兵を入浴療養させたという伝承から、「信玄の隠し湯」とも呼ばれる[79]。
ユーシン渓谷
ユーシン渓谷は、丹沢湖北西の玄倉川上流にある渓谷である。丹沢湖西端の玄倉地区から玄倉林道を歩いた先にあり、深い峡谷地形と、新緑や紅葉に代表される豊かな自然景観で知られる。玄倉ダムの貯水が青く見える景観は「ユーシンブルー」と呼ばれ、2010年代にはSNSなどを通じて広く知られるようになった。玄倉林道は森林管理用の作業道であり、観光道路ではない。落石や工事などにより通行止めとなることが多く、訪問にあたっては最新の通行情報の確認が必要である[80]。
