硝酸コバルト(II)

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硝酸コバルト(II)
Cobalt (II) Nitrate Hexahydrate Sample
Cobalt (II) Nitrate Hexahydrate Sample
物質名
識別情報
ECHA InfoCard 100.030.353 ウィキデータを編集
性質
Co(NO3)2 (無水物)
Co(NO3)2・ 6H2O (六水和物)
モル質量 182.94 g/mol (無水物)
291.035 g/mol (六水和物)
外観 赤色の結晶性固体
密度 1.87 g/cm3
融点 55°C (328 K)
沸点 75°C (348 K)
134 g/100 ml
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)水生環境への有害性
Danger
H317, H334, H341, H350, H360, H410
P201, P202, P261, P272, P273, P280, P281, P285, P302+P352, P304+P341, P308+P313, P321, P333+P313, P342+P311, P363, P391, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
致死量または濃度 (LD, LC)
434 mg/kg; ラット, 経口 (無水物)
691 mg/kg; ラット, 経口 (六水和物)
安全データシート (SDS) Cobalt (II) Nitrate MSDS
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

硝酸コバルト(II)(Cobalt(II) nitrate)は、示性式が Co(NO3)2の無機化合物である。無水物、三水和物と六水和物が存在する。無水物はコバルト(II)イオンおよび硝酸イオンよりなるイオン結晶であり、六水和物はアクアコバルト(II)イオン([Co(H2O)6]2+)を含み、共に水に易溶で潮解性をもつ。

水溶液からは55℃以下で六水和物、55℃以上では三水和物が析出する。

コバルトまたはコバルトの酸化物水酸化物炭酸塩硝酸に反応し硝酸コバルト(II)を生成する。

無水物は薄い赤色の固体で、分解点は 100-105 ℃。六水和物は赤色の固体で 74 ℃ まで加熱すると緑色の酸化物に分解するため、無水物は水和物の脱水により合成することは不可能である。市販品として入手できる硝酸コバルトはほとんどがこの形である。

無水物は六水和物に五酸化二窒素を反応させるか、液体アンモニア中で硝酸銀と微粉末状のコバルトを反応させることにより合成される。

顔料であるコバルトブルー(CoAl2O4)の製造原料として用いられる。

外部リンク

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