粕屋町

福岡県糟屋郡の町 From Wikipedia, the free encyclopedia

粕屋町(かすやまち)は、福岡県北西部にある糟屋郡に属し、九州地方の町村としては最も人口が多い(2020年国勢調査)。

日本の旗 日本
都道府県 福岡県
概要 かすやまち 粕屋町, 国 ...
かすやまち ウィキデータを編集
粕屋町
粕屋町旗 粕屋町章
粕屋町旗 粕屋町章
1983年12月7日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 福岡県
糟屋郡
市町村コード 40349-1
法人番号 4000020403491 ウィキデータを編集
面積 14.13km2
総人口 48,503[編集]
推計人口、2026年7月1日)
人口密度 3,433人/km2
隣接自治体 福岡市糟屋郡篠栗町志免町久山町須恵町
町の木 クロガネモチサクラ
町の花 バラコスモス
-
粕屋町役場
町長 箱田彰
所在地 811-2392
福岡県糟屋郡粕屋町駕与丁一丁目1番1号
北緯33度36分39秒 東経130度28分50秒
役場庁舎位置

町役場
町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

粕屋町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
閉じる
町内にあるイオンモール福岡

国立社会保障・人口問題研究所が2020年国勢調査に基づき発表した最新の将来推計人口で、2050年の当町の人口指数は福岡県内の自治体で最も高い109.3となっている。

福岡空港福岡インターチェンジに近接し、福岡高速4号線により福岡市の都市高速道路ネットワークに組み込まれ、町内にJR九州の駅が6つあるなど博多駅へのアクセスにも優れているため、利便性の高さを背景に福岡市のベッドタウンとして発展し続けると予測されており、2023年に市制対策室を発足し、市制移行に関する研究に着手した。

地理

福岡県北西部に位置し、西側は福岡市東区と博多区に接している。町の北部を多々良川が東西に流れ、南部~西部を須恵川が北西方向に流れている。町は福岡平野に含まれ地形は概ね平坦だが、北端・東端にやや小高い山があるほか、南東端の須恵町志免町との境界付近に海軍新原採炭所~日本国有鉄道志免鉱業所石炭採掘によって形成された硬(ボタ)山がある。

町内に駕与丁池(かよいちょういけ)、敷縄池、古大間池、新大間池、毛田池などの大小のため池がある。

隣接する自治体・行政区

地名

  • 阿惠(旧仲原村)
  • 酒殿(旧仲原村)
  • 仲原(旧仲原村)
  • 原町(旧仲原村)
  • 柚須(旧仲原村)
  • 内橋(旧大川村)
  • 江辻(旧大川村)
  • 大隈(旧大川村)
  • 長者原(旧大川村)
  • 戸原(旧大川村)
  • 上大隈(旧大川村。1950年、大隈より分立)
  • 駕与丁1丁目~3丁目(2005年、仲原より発足)
  • 花ヶ浦1丁目~4丁目(2006年、仲原より発足)
  • 若宮1丁目~2丁目(2007年、仲原・原町より発足)
  • 原町1丁目~5丁目(2008年、原町より発足)
  • 仲原1丁目~3丁目(2011年、仲原より発足)
  • 甲仲原1丁目~4丁目(2012年、仲原・酒殿より発足)
  • 長者原西1丁目~4丁目(2013年、長者原・内橋などより発足)
  • 長者原東1丁目~7丁目(2015年、長者原・仲原などより発足)
  • 戸原東1丁目~3丁目(2015年、戸原・長者原などより発足)
  • 戸原西1丁目~4丁目(2017年、戸原・内橋・長者原より発足)
  • 酒殿1丁目~5丁目(2019年、酒殿・仲原より発足)
  • 内橋東1丁目~3丁目(2021年、内橋・戸原・阿恵より発足)
  • 内橋西1丁目~4丁目(2022年、内橋より発足)
  • 戸原北1丁目~4丁目(2023年、戸原・江辻より発足)

歴史

市町村合併

2007年1月29日新宮町を除く糟屋郡内6町による「合併研究会事務局」を開設。同年4月以降に任意合併協議会を発足し、同年12月をめどに法定合併協議会へ移行する予定であったが、町議会が否決した。

歴代町長

さらに見る 代, 氏名 ...
氏名就任年月日退任年月日備考
田代一1957年3月31日1期
 安河内作美1961年4月24日1982年6期
 長憲一1982年1996年
 小池弘輔1996年
 篠﨑久義2007年11月6日2011年11月5日1期
 因清範2011年11月6日2015年11月5日1期
 因辰美2015年11月6日2018年8月10日1期・辞職
 箱田彰2018年9月9日現職
閉じる
粕屋町役場

行政

町長

  • 箱田彰(2期目)
  • 任期:2026年9月8日

町議会

  • 定数:16人
  • 任期:2029年4月28日

公共施設

  • 粕屋町総合体育館(かすやドーム)
  • 粕屋町立図書館(粕屋フォーラム)
  • サンレイクかすや
  • 福祉センター

消防

警察

地域

人口

昭和30年代ごろまでは炭鉱と農業の町であり、昭和50年代に入ってからは福岡市のベッドタウンとして開発が進み人口が急増。一時人口の増加が鈍化していたものの、2010年の国勢調査では人口増加率が県内最多の11.46%と、再び人口増加に転じた[1]。2013年に厚生労働省の人口問題研究所が発表した地域別将来推計の2040年の全国市町村別人口推計で、全国トップの人口増加率とされた。現在48,000人を超え九州の町村では1位の人口となっているが、近年は人口減少が進みつつある。

粕屋町と全国の年齢別人口分布(2005年) 粕屋町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 粕屋町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
粕屋町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 18,691人
1975年(昭和50年) 22,776人
1980年(昭和55年) 26,810人
1985年(昭和60年) 29,027人
1990年(平成2年) 29,697人
1995年(平成7年) 31,504人
2000年(平成12年) 34,811人
2005年(平成17年) 37,685人
2010年(平成22年) 41,997人
2015年(平成27年) 45,360人
2020年(令和2年) 48,190人
総務省統計局 国勢調査より

教育

大学

  • 九州大学農学部附属農場跡地(町の再開発計画によってJR新駅や住宅などが整備される予定)

高等学校

中学校

町立

小学校

町立
  • 大川小学校
  • 仲原小学校
  • 粕屋西小学校
  • 粕屋中央小学校

保育園

  • ヴィラのぞみ愛児園
  • 大川保育園
  • 青葉はるまち保育園
  • わかば保育園
  • 中央保育所
  • 西保育園
  • 仲原保育所
  • 小規模保育園ゆめのたね

幼稚園

町立
  • 社会福祉法人相和会大川幼稚園
  • 仲原幼稚園
  • 西幼稚園
  • 中央幼稚園
私立
  • はこぶね認定こども園

産業

粕屋町は、かつて糟屋郡南部一帯に広がっていた糟屋炭田の一角を占めており、石炭産業で栄えた歴史を持つ。近隣の須恵町で創業した海軍炭鉱の敷地が町域に一部跨がっていたほか、旧仲原村区域の町内には「仲原坑」「酒殿坑(斜坑)」「酒殿竪坑」の計3箇所の坑口が開坑していたが、これらはすべて排気専用の坑口であった。

1964年(昭和39年)に日本国有鉄道(国鉄)志免鉱業所が閉山した際、その設備と敷地は、石炭鉱山の設備・技術研究への活用を目的に、通商産業省(当時)所管の特殊法人であった石炭鉱山合理化事業団(のちの新エネルギー総合開発機構)へと無償譲渡された。これにより、粕屋町内の酒殿坑および酒殿竪坑の敷地には「石炭鉱山研修センター」が開設されたが、主要な志免立坑櫓がある敷地などはその後放置されることとなった。

町内に存在したボタ山(硬山)の多くは練炭業者へ販売された。さらに、1964年東海道新幹線(東京〜新大阪間)開業の際には、盛土高架の硬化基剤(路盤材)として利用するため、大量のボタが貨物列車によって現地へと搬出された。その後、地域の炭鉱は完全に衰退してすべて閉山となり、炭鉱跡地は主に工業団地へと転用されている[2]

跡地利用と現在の商業

炭鉱閉山後の敷地利用として、粕屋町は須恵町と合同で下水処理施設「酒水園(しゅすいえん)」を開設した。この名称は、地名の「酒殿」と、ボタ山の名称にもなっていた「水洗(すいせん)」から一文字ずつ採って命名されたものである。

現在の粕屋町は、大型商業施設が集積する利便性の高い街へと変貌を遂げている。町の南端部にあたる志免町との町境付近には、地域最大級の商業施設「イオンモール福岡」が立地する。また、志免町内にある「イオン福岡東ショッピングセンター」も粕屋町との町境近くに位置しており、粕屋町西部からのアクセスが極めて良い。さらに、町内を走る県道607号線沿いには、多種多様なロードサイド店舗が多数出店し、賑わいを見せている。

粕屋町に本社を置く主な企業

交通

空港

空港は福岡空港が最寄り。町内には空港国内線ターミナルまで最短2km未満の地域もあり福岡空港に近い町である。町内のイオンモール福岡からは空港行きの路線バスが運行している。

鉄道路線

長者原駅

九州旅客鉄道(JR九州)

福北ゆたか線が東西に、香椎線が南北に通る。両線は町の中心部で交差しているにもかかわらずかつては交差部に駅が存在しなかったが、国鉄分割民営化後の1988年3月13日に交差部に長者原駅が開設された。長者原駅は町の中心部にあり町役場にも近い。また伊賀駅と原町駅も中心部近くに立地している。酒殿駅や国鉄分割民営化後に新設された柚須駅、門松駅の周辺では住宅開発が進んでいる。

バス路線

さらに見る 運行会社, 路線・系統 ...
運行会社 路線・系統 運行区間 停車地のある市町村
西日本鉄道 特急 天神高速BT中洲・蔵本 - 粕屋警察署前 - 篠栗北 - 穂波 - 飯塚BT - 新飯塚駅 - 近畿大学福岡キャンパス 福岡市・粕屋町・篠栗町飯塚市
30 大濠公園 - 天神 - 中洲 - 呉服町 - 博多BT - 亀山 - イオンモール福岡 福岡市・志免町・粕屋町
31 天神 - 中洲 - 呉服町 - 妙見 - 扇橋 - 長者原 - 門松 - 篠栗 - 日の浦口 - 二瀬川 福岡市・粕屋町・篠栗町
310 天神 - 中洲 - 蔵本 - (都市高速) - 長者原 - 門松 - 篠栗 - 日の浦口
36 天神 - 中洲 - 呉服町 - 妙見 - 扇橋 - 仲原 - イオンモール福岡 - 須恵 - 宇美町役場入口 - 宇美営業所 福岡市・粕屋町・須恵町宇美町
無番 福岡空港国内線 - 博多の森競技場 - 片峰 - イオンモール福岡 福岡市・志免町・粕屋町
JR九州バス 直方線 博多BT - 多々良 - 江辻 - 深井 - 久山 - 山の神 - 脇田温泉 - 福丸 - 宮田 - 直方駅 福岡市・粕屋町・久山町宮若市直方市
閉じる

このほか町内全域を営業区域とするオンデマンド交通「のるーと」が運行されている。

道路

高速道路・有料道路

一般国道

県道

主要地方道
一般県道
  • 福岡県道545号伊賀仲原線
  • 福岡県道607号福岡篠栗線:旧国道201号。主要県道の扱いを受けていないが、町の中心部を通る重要路線である。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

遺跡

祭事

  • YOSAKOIかすや祭り(10月):よさこい踊りを取り入れ、2001年より発足した祭り。

観光スポット

粕屋町ゆかりの有名人

男性

女性

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI