精索

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精索(せいさく、英:Spermatic cord)は男性器精管とその周囲組織から成る索状構造。深鼠径輪から精巣へと走行する。

動脈 精巣動脈英語版
静脈 蔓状静脈叢英語版
ラテン語 funiculus spermaticus
概要 精索, 概要 ...
精索
鼠径管内の精索(右下に精索のラベル)
概要
動脈 精巣動脈英語版
静脈 蔓状静脈叢英語版
表記・識別
ラテン語 funiculus spermaticus
MeSH D013085
グレイ解剖学 p.1239
TA A09.3.04.001
FMA 19937
解剖学用語
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漿膜被覆である精巣鞘膜英語版腹膜の延長で、横筋筋膜英語版を通過する。各精巣は胸部下位から腰部上位の領域で発生し、陰嚢へ下降する過程で精管、血管神経などを伴う。精索は左右に1本ずつ存在する。

構造

精索は次の3層の組織に包まれる。

精索の正常径は約16 mm(範囲 11–22 mm)である[2]。位置は精巣鞘膜の後方にある[3]

構成

血管

神経

腸骨鼠径神経英語版は精索内には含まれず、鼠径管内を精索の外側で走行する。

その他の構成要素

精巣鞘膜は精索の外側でその前方に位置する[3]

臨床的意義

精索は捻転に脆弱であり、精巣が回旋して自らの血流を遮断する精巣捻転を生じ得る。精巣捻転は数時間以内に不可逆的損傷を招くことがある。精索内に漿液が貯留した状態は「精索水瘤」と呼ばれる。

腹腔内容が鼠径管へ脱出すると、外鼠径ヘルニアを生じる。

精索の静脈瘤精索静脈瘤と呼ばれ、多くは無症候であるが、患者の約4分の1で生殖機能に悪影響がみられる[4]

画像

脚注

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