色度 (光学)

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CIE 1931 色空間によるxy色度空間

色度しきど: chromaticityの特性を客観的に数値で表現した指標である[1]。この指標は明度もしくは輝度によらないもので、 色相 (h) と 彩度 (s)の2つの独立変数によって表現される[2][3][4]

色度は色刺激の属性の一種で、色度座標、あるいは波長と純度で定義づけられるものである[5]

色彩科学では、白色点は色度を特徴づける上での基準となるもので、極座標を用いてすべての色度を表現することができる。この場合、色相は角度成分、彩度は距離成分で表される。

相対輝度と2つの色度成分で表される色空間もある。例えば、sRGBのディスプレイにおける白色点は色度が(x, y) = (0.3127, 0.3290)と表され、このxy座標はxyY色空間中で使用される。

xyY色空間はCIE XYZ色空間と色度座標x、y、zを組み合わせたもので、色度次元x、yと明度Yだけで表現されている[6]

色度座標

色度座標しきどざひょう: chromaticity coordinates三刺激値の和に対する各値の比で表された座標である[7][8]

のような三刺激値の座標があったとき、次のような和で各成分を割った座標、

 

が考えられる。これが色度座標である[8]

色度座標は定義により総和が常に1であり、3つの座標に対して自由度は2である。そのため色度座標のうち2つがあれば色度を一意に表現できる[9]。色度座標は各成分と総和の比であるため無次元量である(単位が無い)[10]。色度座標は光量(放射量・測光量)から独立している(⇒ #光量からの独立)。

国際照明委員会が定めるCIE標準表色系では色度座標として が定められている[11]

光量からの独立

色度座標(色度)は放射量・測光量に依存しないという特徴をもつ[8]

RGBのような原色の加法混色を考える。光量 の光源があるとする。その光量を にすると各成分も倍になるため となる。つまり三刺激値は光量に依存している。次に、同じ光源について色度座標を考える。光量 では三刺激値の和が であるため色度座標は となる。光量 では和が であるため となる。両者の値は一致しており、色度座標が光量から独立していることがわかる(光源の「フィルターの色」的な属性を表現している)[12]

XYZのような等色関数ベースでも同じ結論が得られる。等色関数による分光測色では、スペクトルと等色関数の積の積分によって三刺激値が算出される(詳細はカラリメトリー#等色関数の積分)。光量が 倍になるとスペクトルも全域にわたって 倍になるため、三刺激値はどの成分も 倍になる。すると色度座標の1成分は となり、 に依らない値を取る。つまり色度座標は光量から独立している。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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