負圧計
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自動車やオートバイなどの内燃機関を搭載する車両や、バキューム車などの負圧を特に利用する機器に装備され、操作者が現在の吸気圧力を把握するのに用いられる。ここでは、自動車、オートバイの負圧計に関して記述する。
内燃機関にとっては吸気圧力は、内燃機関の作動状態を知る為の要素の1つである。 自然吸気式のエンジンにおいては、負圧状態から正圧までの測定を行うことができ、同じ回転数でも正圧に近くなるほど、エンジンに多大な負荷が掛かっていることを示している。過給器付きエンジンにおいては、ブースト計が負圧計の機能を兼ねている。
計器としての単位はkgf/cm2であるが、純正装着の負圧計の文字盤には0.5kgf/cm2刻み程度の大まかな表記しか行われていない場合が多い。日本国内では他にkPaやcm/Hgが用いられることが多く、北米ではpsiやINS/Hg、barを用いることもある。
背景
負圧計は内燃機関の登場以前から既に存在していたが、自動車の内燃機関においては近年まで純正採用されることは少なかった。 これは自然吸気エンジンの負圧計が、過給器付きエンジンにおけるブースト計と比較して、吸気システムの正常な動作状態を把握するという意味で、インテークマニホールドの負圧を常時正確に測定し続ける必然性が低かったことが一因である。旧来よりエコランに専念したい一部のドライバーの間では、エンジンの負荷状態を正確に知る意味で負圧計を取り付ける者が存在したが、自然吸気エンジンの保守に際して必ずしも必要な装備では無かった。
しかし、2010年代以降の現在では近年の原油価格の高騰化に伴って経済走行を心がけるドライバーが増えてきたため、自動車メーカーの間で負圧計の新たな利用法が模索され始めた。本来、吸気圧力を表示する文字盤に燃費数値を記載することで、ドライバーが視覚的に現在の燃費を知ることが出来るよう、燃費測定計という形で、負圧計が積極的に用いられることがある。
一方で、トランスミッションにCVTが標準装備された一部の軽乗用車、および普通乗用車などの車両の中には負圧計というかたちではなく、「ECO」(エコラン)モードインジケーター(負圧表示灯)というかたちで装備されているものも存在する。この場合には操縦者は計器からは「経済走行域で走っているか否か」しかわからない。
