長沙駅
中国の鉄道駅
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所属路線
歴史


駅の前身は小呉門駅といった[2]。小呉門から瀏城橋の間に位置した旧長沙駅は1911年1月に開業したが、開業時はわずか3線の線路しかなく、待合室の面積もわずか160平方メートルで、100人余りしか収容できない小さな駅であった[3]。需要の逼迫から、1950年より年々改修と拡張の工事が実施され、1965年には旅客営業用施設が5366平方メートル、手荷物・小荷物の取り扱い施設は866平方メートルにも達した[3]。
1958年8月26日、京広線の複線化工事に合わせて、中国共産党湖南省委員会は長沙駅を東に移転する計画を出した[4]。1967年に長沙新駅が建設され、当初は貨物列車の給水施設として機能したほか、長沙から武昌、南昌方面へ向かう直通旅客列車の始発駅ともなった。1975年1月1日からは、長沙から懐化や広州へ向かう列車も同駅の発着に変更された。この駅には本線、着発線、留置線が1線ずつ設けられた[4]。
1960年代末期になると、依然として増加を続ける輸送需要を満たすことができなくなったため、正式な新駅の建設が決まる。新駅に関する検討は1975年4月に正式に開始され、同年12月に3つの候補案がまとめられた[3]。同年9月1日に工事は着工し、長沙市革命委員会の市民への呼びかけにより、駅の建設工事には延べ40万人もの市民が動員された[5][4]。
1977年6月30日に新駅は完成および供用が開始され、当駅は当時の中国大陸で2番目に大きな旅客駅であった[3]。駅舎に掲げられた駅名看板の文字は、毛沢東の筆跡から集字したものが採用された。1998年10月16日には石長線が開通した。
2005年に駅の小規模な拡張工事が行われ、構内の規模は当初の3面6線から4面8線へ拡張された[6]。2007年4月9日には4番ホームでホーム嵩上げ工事が完工[7]。2009年7月には中華人民共和国の建国60周年に合わせて、駅時計塔の頂部のたいまつを模したオブジェが改修された[8][9]。
2010年2月には、当駅へ乗り入れる初の地下鉄路線長沙地下鉄2号線が着工[10]、2014年4月29日に開業した。2013年4月から5月には、故障が頻発していた時計塔の設備更新工事が行われた[11][12][13]。2015年4月15日には長株潭都市間鉄道発着用の駅として東駅舎が着工し[14]、主体構造工事は2016年1月5日に完成した[15]。同年12月26日に長株潭都市間鉄道の当駅以南の区間が開通し、東駅舎の供用は開始された[16][17]。
東西の駅前広場は2020年9月より改修工事が始まり[18][19]、2021年1月に大部分が完成[20]。2025年3月13日には西駅舎の待合室、入場コンコース、および運営司令センターの改修工事が開始され、同年9月30日までに完了した[21]。
駅構造
中国国家鉄路集団
西駅舎
西駅舎の建物は1977年に供用が開始された。設計は湖南省建築設計院によって行われ[3]、建築面積は18711平方メートルである。時計塔715平方メートル、乗車券発売所4345平方メートル、手荷物および小荷物の取り扱い所4837平方メートルをはじめとした施設で構成され、同時に6000人もの旅客を収容可能な規模となっている[4]。メインの建物には高さ63.1メートルの時計塔があり、その頂部には赤いガラスで制作されたたいまつのオブジェが掲げられている[5][23]。
西駅舎の入場コンコースは明るい草緑色を基調とした内装で、天井高は17-18メートル、中央には曽暁滸が1983年に制作した山水画「醴蘭沅芷・岳色湘声」が飾られている[24]。1階には第3、第4待合室が設けられている。各待合室は長さ42メートルの規模である。このうち第4待合室の内部には優等座席の旅客、優先旅客、および軍人用の優先待合室が別途に設けられており、第3待合室内には東駅舎へ通じる地下通路の入口が設けられている。2階には第1および第2の待合室が設けられている。南端の第1待合室は淡い灰緑色、北端の第2待合室は淡いベージュ色を採用しており、面積はいずれも1008平方メートルである。駅の貴賓室にあたる花庁は2階の中央部に位置しており、内部には毛沢東の詩「沁園春・長沙」の書や、長沙古城のレリーフが施されている[6]。2025年9月30日の西駅舎待合室の改修完了後、4つの待合室はそれぞれ「偉人故里」「雷鋒家郷」「歴史名城」「時尚之都」をテーマとしたデザインにリニューアルされ、同時に換気システムの追加導入、トイレの改修や授乳室、およびバリアフリー施設の増設が行われた[21]。
- 中央コンコース(2024年5月)
- 乗車券発売所(2026年5月)
- 駅入場口に設置された改札ゲート(2018年11月)
- 第1待合室(2026年5月)
- 第3待合室(2026年5月)
- 優先待合室(2026年5月)
東駅舎
東駅舎は都市間鉄道路線である長株潭都市間鉄道の開通に伴って建設された。西駅舎側の既存線路の東側に6線の線路と2本の地下通路が建設された。北側の地下通路は西駅舎側の入場用地下通路と接続しており、長株潭都市間鉄道と西駅舎から発着する在来線列車との乗り換えを可能としている[25]。東駅舎の建築面積は1万平方メートルで、長さは157.5メートル、幅42メートルであり、建物の正面は西駅舎と似た外観となっている[26]。東駅舎の待合室は第6待合室と呼ばれており[27]、都市間鉄道列車用のAとBの2つの改札へ繋がっている。繁忙期の1時間あたりに捌ける旅客数は5714人に達する[28]。
- 東駅舎(2026年5月)
- 東駅舎の待合室(2017年10月)
- 東駅舎の乗車券発売所(2026年5月)
ホーム
西駅舎側に位置する在来線ホームにはプラットホームが4面8線の規模がある。1番ホームは相対式ホームで幅30メートル。3-6番ホームは島式ホームで幅12メートルである。7-8番ホームは2005年以降に新設された。各ホームには長さ450メートルの上屋が設けられている。在来線ホームから都市間鉄道列車が発着する東駅舎へは5本の地下通路によって結ばれており、そのほか2本の入場通路、1本の出場通路、1本の手荷物・小荷物輸送用の通路、および1本の郵便輸送用通路が設けられている[4]。
東駅舎側の都市間鉄道用ホームは3面6線の規模であり、ホームから東駅舎へは2本の地下通路によって結ばれている[29]。都市間鉄道ホームと東駅舎の間には京広線の本線が通っており、その下り線側に貨物駅である長沙东駅が設けられている[4]。在来線ホームの南側には旅客列車の操車場である長沙客技站があり、構内に15線の線路を有し旅客列車の留置および点検業務に使用されている[4]。
- 在来線の3、4番線(2019年6月)
- 都市間鉄道ホーム(2017年12月)
長沙地下鉄
- プラットホーム
利用状況
当駅は在来線列車が中心に発着する駅で、近年まで動車組列車は東駅舎側から発着する長株潭都市間鉄道の列車が殆どである。2007年4月から2014年12月にかけては、滬昆線列車の始発駅としても機能していたが、2014年12月14日に高速鉄道路線である杭長旅客専用線が全通したことで終了した。
2022年の常益長高速鉄道が開通すると、G列車の運行が開始され、同年12月26日の全通によって、張家界への高速鉄道列車が発着するようになった[30]。2025年6月28日には、渝黔都市間鉄道の開業に合わせて重慶東駅への高速動車組列車の運行が開始され、7月1日のダイヤ改正では他方面への高速列車も増発されるとともに[31]、石長線を走る動車組列車の運行も再開された[32]。
- 毛沢東号機関車の牽引によるZ2次列車(2018年11月)
- 石長線のZ8315次列車(2025年6月)
- CRH6F型電車による長株潭都市間鉄道の列車(2017年12月)
駅周辺
- 紫金龍大酒店
- 三九楚雲商務楼
- 三九楚雲大酒店
- 新興大酒店
- 清真飯店
- 泰成大酒店
- 長沙市郵政局
- 凱旋大酒店
- 華端大厦商務楼
- 長株潭バスターミナル
- 湖南民航大酒店
