閑職

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閑職(かんしょく)とは、組織の中で職責や職務が無いか非常に少ないため、あまり重要と思われていないポストのこと。

イギリスでは中世以来国王陪臣として歴史的には意味があったが、時間が経つにつれ官僚システムの発達などにより実質的意味を失っているポストであっても、そのまま存置されることが多い。

これらの官職は実質的意味を失っているため、職務がなかったが、賃金規定されており、18世紀には政界での貢献に対する褒賞や、議会での支持票を確保するための手段として広く用いられた。その後、18から19世紀にかけて徐々に廃止されていった[1]

21世紀内閣大臣ポストでは王璽尚書ランカスター公領大臣がこれに当たり、無任所大臣のようなポストとして扱われている。

このほか、イギリスの庶民院議員は辞任が許可されていないため、その代替として議員資格を失う官職への任命が使用される。この目的にはチルターン・ハンドレッズ執事英語版ノースステッド荘園執事英語版(いずれも無給の閑職。たとえば、ノースステッド荘園は2012年時点で湖の底に沈んでいる)が交替で使われている[2]

中世中国

南北朝時代中国4世紀6世紀)では貴族政治影響で、世間で重んじられるが実務にわずらわされない官職こそが「清官」と呼ばれて人気があり、上級貴族はもっぱら清官ばかりをたどって昇進するのが常であった。これに対して世間で尊重されず仕事ばかり多いものを「濁官」と呼び、主に身分の低い者の就くポストとされた(宮崎市定九品官人法の研究」中公文庫)。つまり後世でいう「閑職」のほうが人気があったことになる。

日本

脚注

関連項目

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